三井物産のシンガポール子会社がナフサ取引で約96億円の損失を出したという記事。「トレーダーが今年の春以降、実際には多額の損失が発生していたにも関わらず、虚偽の報告を繰り返して隠ぺいしていた」とのことです。
「トレーダーは35歳の日本人男性で、シンガポール子会社の契約社員」ということで、大和銀行ニューヨーク支店の巨額損失事件が思い出されます(金額はほぼ10分の1ですが)。
三井物産全体からみれば、このシンガポール子会社はおそらく売上上位3分の2には入らないでしょう。先日公表された内部統制実施基準案では、売上上位3分の2に含まれる事業所のみをみればよい(いくつか条件は付いていますが)ので、こうしたケースはカバーされないということになります。
当社子会社Mitsui Oil (Asia) Pte. Ltd. (MOAS社)のナフサ関連取引に係る損失発生のこと
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