東京証券取引所の「市場区分の見直しに関するフォローアップ会議」(2023年12月18日)(グロース市場の上場維持基準引き上げ検討が提案されたのと同じ回→当サイトの関連記事)で、英文開示義務化について議論があったそうです。
「東京証券取引所は12月18日、第13回「市場区分の見直しに関するフォローアップ会議」を開催した。25年3月を目途にプライム市場で英文開示を義務化する見通しだ。」
詳しくは、週刊経営財務をご覧ください。
東証会議資料
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プライム市場における英文開示の拡充について(PDFファイル)
(「市場区分の見直しに関するフォローアップ」のページより)
たしかに、「プライム市場全上場会社」が対象会社となっています。努力目標とはいえ「日本語と同時開示」というのもなかなか厳しい。
(補足)
専門誌だけでなく、一般向けメディアでも報じられています。
グロース維持基準引き上げへ 英文開示、25年3月から―東証(時事)
「グローバル企業向け「プライム市場」の上場企業には、2025年3月をめどに決算や適時開示情報を日本語と英語で同時に公表するよう要求する。
市場改革を議論する有識者会議に東証が方針を提示した。」
フォローアップ会議より前の記事ですが...
海外投資を阻む不十分な英文開示 「ディスカウントして評価」が4割超(日経BP)
「英文開示が不十分なことが、海外からの投資を阻む要因となっている。状況を打開しようと、東証は2025年3月から英文開示の義務付けを検討する。」