会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

あずさ監査法人が会計士45人処分へ 法定研修で不正か(朝日より)

あずさ監査法人が会計士45人処分へ 法定研修で不正か

あずさ監査法人の会計士45人がCPE研修をオンラインで不正に受講していた疑いがあるという記事。あずさがそのように発表したそうです。

「3月に内部告発があり、過去数年にわたってパソコンのログなどを調べたところ、20代~40代の45人が1台の端末を使って二つのオンライン講義を同時に受講した可能性があることがわかった。あずさは最終的な調査を現在進めているが、対象となる会計士の中に「パートナー」と呼ばれる幹部社員も含まれている

システムに二重ログインができるようになった2014年から、不正受講を繰り返していた会計士もいるという。あずさは今年5月にシステムを改修し、現在は同時にアクセスできない仕組みに変えた。」

優秀な会計士だから、同時に2つの研修を受けても頭に入るのでしょう。

あずさが加盟しているKPMGの米国事務所は、社内研修の試験(CPE研修やSECの命令による研修に関連するもの)でカンニングが行われていたとして、SECから昨年処分を受けています。

当サイトの関連記事(事務所への処分について)
その2(カンニングを行っていた元パートナーへの業務停止などの処分について)

あずさ監査法人、会計士研修で不適切受講(日経)

日経や会計士協会プレスリリースでは、単なる研修の「不適切」受講にすぎないのに対し、朝日では、ただの社内研修ではなく「法定」研修の「不正」受講です。日経と朝日の違いは、あずさが支払っている広告費のちがいでしょうか。

eラーニングの不適切な受講について(あずさ監査法人)

「このたび当法人において、公認会計士法で履修義務が定められる「継続的専門研修」(CPE)の単位認定対象となる法人内のeラーニングに関し、一部の社員および職員が不適切な受講を行い、結果として必要な単位を充足していなかった事実が判明しました。」

報道のとおりパートナーも不正をやっていたようです。
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