顧客企業が監査法人交代へと動き始めている
新日本監査法人からの監査クライアント流出状況を取り上げた記事。交代企業と後任監査人のリストも示されています。記事によれば、東芝関係以外では、いまのところ7社にとどまっています。
「監査する上場企業は約930社存在する。その本決算の時期の内訳は、12月期が約90社、2月期が30社強、3月期が700社弱だ。
2015年12月以降、新日本監査法人から交代を決めた上場企業は、14社にとどまった。
最も多いのは、東芝グループ7社で、東芝本体は2015年12月に、「新日本監査法人から来年度の監査契約を締結しないと申し出があった」と発表。上場する子会社や関連会社も含めて、東芝グループ全体でPwCあらたへの交代を決めた。」
交代を決めた会社のうちイトーキを比較的詳しく取り上げています。繰延税金資産のミスを見逃したことが背景にあるようです。
そのほか、富士フイルムやJACリクルートメントについても簡単にふれています。
他方、12月決算企業では、キヤノン、ライオン、ヤマハ発動機、日本マクドナルドHDなどが継続とのことです。
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