(当サイトでも以前関連報道を紹介しましたが)飯田グループホールディングスの中核子会社の社長辞任の背景には損失飛ばしがあるという記事。
「1兆4500億円超もの売上を誇る建売住宅の最大手「飯田GHD(グループホールディングス)」。その中核企業「飯田産業」の千葉雄二郎社長が、昨年12月、突如辞任した。」
「辞任劇の背後にあるのは、千葉前社長が手を染めた「損失飛ばし」疑惑。その舞台は、一昨年7月に経営破綻した「ウィンコーポレーション」なる運送会社だ。」
この「ウィンコーポレーション」に、飯田グループホールディングス傘下のFLS(ファミリーライフサービス)という会社が融資していたそうです。
「FLSによる融資は実行されたものの、ウィンの経営は持ち直すどころか泥沼にハマっていく。FLSから経営不振の割烹を押し付けられ、駒氏(投資コンサルタント会社から紹介された人物)の会社が経営していたイタリアンの8店舗も背負い込まされた。そればかりか、ウィンの全株式を譲渡した自称“再生請負人”は、「反社チェック」に引っ掛かる人物だった。
FLSは、すぐさまウィンへの貸付金の回収に着手。だが、肝心の債権保全を怠っていたことで、融資全額が不良債権化する危機が生じた。
「すると、駒さんが助け舟を出し、“アビトラシステム”という投資関連会社への損失飛ばしを提案した。FLSの焦げ付きは帳消しになり、アビトラが一昨年7月、ウィンの破産を東京地裁に申し立て、その手続きが開始されました」
損失飛ばししたのがどのくらいの金額の融資なのか、記事ではふれていないので、重要性はわかりませんが、ただ、経営者が損失飛ばしに関係していたとすれば、金額に関係なく、大問題でしょう。
会社が1月に出したプレスリリースでは、「詳細については、現在事実関係の把握に努めております」と述べているので、今後何らかの発表があるのでしょう。
当社に関する一部報道について(飯田グループホールディングス)(PDFファイル)(再掲)
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