「公開価格の設定プロセスのあり方等に関するワーキング・グループ」報告書の概要について(PDFファイル)
日本証券業協会は、「公開価格の設定プロセスのあり方等に関するワーキング・グループ」報告書を、2022年2月28日に公表しました。
「本 WG では、2021 年9月から 2022 年1月までの間、6回にわたり、公開価格の設定プロセスやプライシングについて実態把握を行うとともに、公開価格の設定プロセスのあり方に関し、制度の見直しの必要性及び見直しの内容について幅広く検討を行った。本報告書は、その検討結果を取りまとめたものである。」(「はじめに」より)
30ページほどの報告書です。
概要をまとめた20ページほどのパワポ資料もついています。
関連報道。
日証協がIPO公開価格決定手続き改善、価格や株数の変更柔軟化(ブルームバーグ)
「報告書によると、公開価格の決定前に信頼できる一部の機関投資家からの聞き取りを基に決定される仮条件の価格帯について従来より範囲を拡大し、また、投資家の需要が旺盛な場合は仮条件の範囲を超えた高値での公開価格設定ができるようにする。
上場承認から実際のIPOまでの期間は現状の約1カ月から21日程度に短縮し、手続き中の価格変動リスクを抑える。また、売り出し株数の変更も一定範囲内であれば手続きのやり直しをせずに認めることもルール化する。
これらの改善策は日証協の規則変更などで対応するが、初値高騰の一因とされる成り行き注文の禁止など取引所規則に関わる提言は東京証券取引所への要望という形で実現を目指す。」
「12月までをめどに実施する方針」とのことです。
新規株式の公開価格 上場時の相場状況に応じ柔軟に 日証協(NHK)
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