電通グループが、家宅捜索を受けたり、従業員から逮捕者が出たりしている東京五輪汚職・談合事件を受け、社外取締役3人で構成する特別委員会を設置したという記事。第三者委員会も設けるそうです。
「電通グループは14日、東京五輪・パラリンピックを巡る汚職・談合事件を受け、社外取締役3人で構成する特別委員会を設置したと発表した。特別委が主導して外部有識者による第三者委員会を組織し、原因究明と再発防止策の策定を進める。」
特別委員会のメンバーは...
「特別委委員長は、同社の監査等委員を務める松井巖氏。同氏は元福岡高検検事長で、電通(現電通グループ)で新入社員の過労自殺問題が起きた際、労働環境改革を主導した。特別委が対象とする事案や初会合の日程などは未定。」
3人の中には、あずさ監査法人出身(有報によればあずさは2018年に退所)の公認会計士も1人含まれています。ちなみに、電通の会計監査人もあずさです。
独立社外取締役による特別委員会の設置について(電通グループ)
地方自治体や中央官庁から入札資格停止処分を受けているので、反省しているふりを見せて、ほとぼりを冷まそうということなのでしょう。