会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

【速報】川崎市の社会福祉法人前理事長が20年以上前から法人資金を私的流用か 流用額は数十億円 法人は刑事告訴する方針(TBSより)

【速報】川崎市の社会福祉法人前理事長が20年以上前から法人資金を私的流用か 流用額は数十億円 法人は刑事告訴する方針

母子育成会」という川崎市の社会福祉法人の前理事長が、20年以上前から法人の金を私的に流用していたという記事。法人が発表したそうです。

「流用していた期間は少なくとも20年以上、額は数十億円にのぼり、法人の聞き取りに対し、前理事長はおよそ8億5000万円の流用は認めたということです。

法人によりますと流用した金は競走馬の購入や飲食、女性との交際費、自宅のリフォーム代などにあてられていたということです。」

前理事長が数十億円私的流用か 神奈川・川崎市の社会福祉法人(FNN)

川崎市の社会福祉法人 前理事長を告訴 8億円余を私的流用か(NHK)

「川崎市によりますと、市内で特別養護老人ホームや保育園などを運営する「母子育成会」では前の理事長による架空請求や法人の資金の私的流用などが疑われる不正な行為が監査で確認され、ことし3月、法人に対して文書で改善指導を行いました。

監査は法人の内部調査をきっかけに行われたということです。

この問題で30日会見を開いた法人は前の理事長が建設業者からキックバックを受けたり、私的な旅行代金を請求したりするなどの不正行為を長期間にわたって繰り返し、私的流用額は少なくともおよそ8億4700万円にのぼると説明しました。」

前理事長の私的流用「深瀬王国で牙城崩れなかった」 川崎区の「母子育成会」会見(東京)

前理事長は川崎市の幹部だった父親からの世襲だったようです。社会保険料の未納や給料遅配もありました。

「同法人によると、深瀬前理事長は2005年6月に理事長に就任。それ以前は父で元川崎市助役の故深瀬幹男氏が理事長を務め、その下で副理事長の職にあったが、この頃から既に私的流用をしていたとみられる。千葉理事長は「法人は赤字経営が続いていた。2億円を超える職員の厚生年金の未納や、給与の遅配もあった」と明らかにした。

市健康福祉局も同日、会見した。市側も同法人の経営状況の悪さを把握し、18年度からコロナ禍の20、21年度を除き毎年度、同法人への一般監査を実施してきたが、書類などがそろわず、運営状況や会計処理が十分に確認ができない状況が続いていたという。同局の担当者は「深瀬前理事長に『次はやる、信じてください』と言われ、自主的な改善に期待するしかなかった。市に捜査権限はなく、監査に限界があった」と述べた。」

監査に非協力的というのは、リスク大なのでしょう。

こんなことでは、いくら補助金を出しても、保育士や介護職員の給料は上がらないでしょう。

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