モノクロ写真の面白さは、白と黒の階調に依ってのみ対象が表現されることにより、物事の本質が見えてくることであろう。などと芸術学部の講義のようなフレーズを吐いたが、確かにそうだろう。カラー写真では、色彩の美しさに視点が注がれ、作者の意図が“それだけ”に終わる事もままあろう。初夏に咲く睡蓮の花は、蕾から開花した花びらまでとても美しい。この美しさを支えているものが、モノクロ写真になると一段と見えてくる。命を支える組織が。
命は大切にしよう！
NIKON D800E AF-S VR NIKKOR ED 28-300mm
我が師の写真展を久しぶりに拝見しに都へ上った。若者たちが集う街の奥で静かに開催されていた。流石に師匠の感性だなと感慨深く眺めていたが、並んだなとの囁きも心の奥で呟いていた。細い道から細い道に抜けただけなのに、道は若者たちの往来で賑わっていた。その昔は田んぼや畑では無かったにしろ、都の田舎であったのに。「貴女たちより私の方が綺麗！」とでも言っているような危険な声が聞こえて来そうだ。
相変わらず、こんな婦人科写真を撮るのが大好きだ！
RICOH GR GR LENS 18.3mm
売られた喧嘩は買うしかない。自らに何の落ち度もなく、自らが他者に加害し、被害を与えた訳でもないのに殴られれば殴り返すしかない。とある観光地で、壮大な柱状節理の崖から雄大に流れ落ちる滝を見物するため、多くのボートが近づく。混み合いお互いがぶつかり合う。「ごめんなさい」「大丈夫ですよ」と言葉で交わし合う。それが人と人の付き合い。今は亡きある歌手が、「人は愛することからスタートしないと、発する言葉は呪文になる」と言ったそうだ。
“ I LOVE YOU ! ”
NIKON D850 AF-S VR NIKKOR ED 28-300mm
昔、昔の、その昔、「三ばか大将」という米国のテレビドラマが放映されていた。何の主義主張もなく、只々三人のおバカが、真面目腐っておバカな行動をして、只々視聴者のバカ笑いを誘っていた。その三ばか大将が、現世に揃って現れた。世にもおどろおどろしい鉄拳を振りかざして、世界を蹂躙しようと暴れ始めた。馬鹿が馬鹿のまま、「彼らは本当に馬鹿だったね」と、笑い話になることを望むばかりである。「バーカッ」てね！
馬鹿は死んでも直らない！ かな！！！
NIKON D850 AF-S VR NIKKOR ED 28-300mm
ハールヨコイ、ハーヤクコイ、アールキハジメタ、ジーチャンガー、なんて歌が聞こえてきそうな、ほんわかした日差しが射してはいるが、心の中まで届き、暖かい血が体中を駆け巡っている、そんな気持ちにはなれていない。植物は、可愛い花を精一杯咲かせ、人々を楽しませてくれているのに、なのになのに。心の中に、大輪の花や、可愛らしい花が咲き誇る、そんな季節が早く来て欲しい。
春よ、来い！！！
NIKON D850 AF-S VR NIKKOR ED 28-300mm
