実親か。

昨日から、我家は空前のシーマンブームである。
世間より約8年遅れのブーム到来である。
私はかつて、そのブームの頃、人がプレイしているのをひととおり見たことがある。だから正直そぉんなに物珍しくはない。しかし、初体験のKTは、とにかくシーマンが気になっちゃって仕方がないらしい。

プレステは常にON。水槽のエアのブクブクブクブク…という音が部屋に響く。TV画面にはきれいな水槽内が映し出され、なかなか心地よい。えせアクアテラピーってやつだ。

で、シーマンの世話は1日15分程度でいいらしいのだが、KTの場合、暇さえあればちょっかいを出している。水槽を叩いたり、意味なく持ち上げたり、デコパッチンしまくったり、声かけたり…。

シーマン(まだベビー)はというと、案の定不機嫌になり「疲れてるんだよっ」「もう寝るったら寝るんだよっ」と、すっかりKTを相手にしなくなる。ナレーションの細川俊之氏までもが「シーマンは疲れているようです。もうそろそろ、育成はやめにしませんか？」とたしなめる始末。

やがてシーマンは、軽くいびきをたて睡眠に入った。そのままにして、とうとうKTも仕事に戻る。私も家事などを続ける。シーマンが寝ていると思うと、自然と2人とも、音をたてないよう気をつけてしまうのだった