気ちがい河馬さんの日記

精神病院に通院しつつ、障害年金ではとても食えないので、深夜に「ギャオ^スー」と雄叫びを発し河馬に変身し大和川の草食らう

五番街のマリーは現在、躁病激しく閉鎖病棟の中の隔離病棟保護室に入院してる。

2014-07-26 19:41:56 | 風景
マリーは正真正銘の躁病である。
鬱は無い。比較的落ち着きのある時でも、気ちがい河馬の目から見れば、躁状態にある万年躁である。
躁(そう)状態が常態と言っても過言ではない。

しかし躁がひどい時、入院が必要な時には河馬には直ぐ解る。その指標は河馬への電話、ストーカーに近い、電話の回数とその一回あたりの時間で解る。河馬携帯番号をいくら話しても電話代がかからない只電話に、勝手に指定しているので、電話代など気にしないで、30
~40分でも電話を切らない。

 もう10年も前に聞いた話を何度でも繰り返す。自分が言った事を忘れているのだ。


気ちがい河馬はかって浅香山患者会の会長をやっていて、「浅香山患者会便り」を月一回発行し、発行責任者として名前も本名と携帯電話番号をその機関紙に掲載していたから、名前と携帯電話番号は公開だった。

公開した電話番号を患者会の会員や、不特定の匿名の患者からの電話相談のの窓口にしていた。

電話番号の公開は大きなリスクがともなった。が、患者会会長が全体を代表することと、全責任を負う意味合いでも必要で、あった。
又当時、「フーテン河馬日記」というブログを立ち上げ。患者会の公式サイトにしていた。「フーテン河馬日記」には幹部役員数名に限り、本人の了解のもとに、顔写真入りの、紹介記事を載せて、幹部役員としての自覚と責任をってもらうことにしていた。
何しろ残された記録に寄れば、役員だけで総勢十数名いたからである。

患者会が患者会員のプライバシーを守ることは瞳のように大切にしていたが、浅香山患者会が無責任な鵺(ぬえ)のよう な秘密組織に思われたくなかった。

マリーは一時患者会の婦人部長をしてもらった。

そのころマリーには髪を金髪に染めニコニコ笑っていた。 会長河馬はカミングアウトすることを何度も確かめ、本人の了承を取り付け、写真を撮った。

公式ブログに登場してもらった。

さすがににブログは仮名にしたが。機関紙「患者会便り」には本名で載せた。
マリーは10年ほど前、山田という、男と同棲していた。

山田は精神病、でアル中で、糖尿病で、DVを繰り返す男だった。

十数年前病院の近くをトボトボ歩いているマリーと出くわした。 マリーの顔はたんこぶ、目のしたは青タン、赤タンでとても見ていられない様になっていた。

「どうしたん だ?」と尋ねたら、「山田さんがどついた」と答えた。

河馬は近くのファミリーレストランに連れて行き、話し合いした。

アルコール中毒、糖尿病の人間がどういう末路を辿るか、河馬の身の周りの実例を挙げ、「色々、男女間の問題には他人が立ち入れない、こともあるだろうが山田と言う男はアルコール中毒の適切な治療を受けなければ、今後も何度でも問題は起こるよ。」と別れられるなら、別れたほうが良いよ。と忠告した。

ケースワーカーに相談したのか?と尋ねたら、まだ若い女のケースワーカーで話にならなかった。 と、彼女は言って首をふった。

マリーもただ殴られていたわけではなかった。話を聞いているうちに、マリーもフライパンを持って男の頭をどつき、反撃したそうだ。
 さすが万年躁のマリーだただの女ではない。

 が、狂った男の暴力にはかなわなかった。
結局、顔をボコボコにされた。もし夫婦でなかったら立派な傷害事件である。

別れる事を勧めましたが、夫婦喧嘩は犬も食わぬ、の例え道理その後、8~9年二人の関係は続いた。

最近になってやっとマリーから電話があって、山田とは別れる。縁切ったけど、つきまとわれている。ストーカーに山田がなってしまった。
警察署もにも行ったがラチあかん。警察署は逃げなさい。と言うばかり。で何もしてくれない、と愚痴をこぼした。

河馬は仕方ないないから、主治医に相談して病院へ入院して、しばらくほとぼりを冷ますのだな。
と、助言した。

それで3ヶ月ほど入院して、無事退院した。マリーが入院した病棟は比較的急性期の患者が入る病棟で緩い病棟だった。
マリーはその病棟で女王様気どりで、同じ病棟のおっさんたちを侍らしていた。

3ヶ月と言う切りが、来たのでマリーの主治医は退院させたようだ。


マリーの退院後河馬に対する激しい電話ストーカーが始まり、河馬は辟易とした。

退院後1ヶ月位立って、夜の10時ごろ、電話がかかって来て「河馬のところ泊まりに行って良いか」と聞いたので、
別にかまわないけどと言ったら、今病院に来て入院希望出したのだけど、断られた。と言う。

そらそうだろう。夜間に、急迫、緊急状態で主治医が当直医でもなければ、入院できる訳はない。

10時ごろ電話をかけて来たマリーは、タクシーで片道の料金しかもたず、病院にかけ込んだみたいだ。

電話で金なんぼもってる?と訪ねたら、300円くらいと答えた。それだけあったら十分な河馬の最寄り駅までこれるから。駅前着いたら電話して、と言って電話切った。


しばらくするとまた電話かかってて来て、駅迄来たけれど、河馬の言った駅ない。切符変われへん。と言う。
いったいどこの駅にいるのかと聞くと。浅香山駅にいる。

河馬の最寄りの駅の切符が、買えないのは当然だ。

鉄道会社が違う。
河馬は正確にマリーのマンションの最寄りの駅から乗れる鉄道会社だと何度も念押した。
浅香山駅で無く浅香駅から乗れと何度も念押したがダメだった。
まるで反対の方角へ歩いている。完全に混乱している。


河馬は説明する気力を失って、電話を切った。混乱した状態で受け入れても迷惑被るのはこちらだ。
そのあとどうなったか河馬の知るところではない。

河馬に責任はないが彼女はタクシーの無賃乗車をして自分のマンションに帰ったらしい。当然トラブルになって警察行ったのかも知れない。

冷静、正常であれば、自宅まで、少し歩かねばならないが、300円で十分帰ることができた。

しかし、躁でぶっ飛んでいるときは、そんなものだ。

気ちがい河馬も病院へ通うのに毎日タクシーを使ったことがあった。電車とバスで行けば350円ぐらいで行けるところを1500円以上、使った。


マリーは後日主治医の診察を受けて、めでたく御入院となった。

ところが本人の希望に反して、閉鎖病棟の隔離病棟の保護室への入院となった。

保護室から河馬のところへ、電気かけてくる。
テレホンカードの度数の残っている限り、保護室へ入っていても通信の自由はある。

河馬のところへ電話かけて来て、散々悪態をつく。

しまいにはテレホンカード差し入れして、等と要求しだす始末だ。
喉が渇くから水差し入れてと言ってきた。しかし面会は家族しか、できない。マリーは内縁の夫になってくれ、という。
やさしい河馬は、内縁の夫で一度は面会したが、二度目は彼女の状態が悪いから、面会出来ません。と病棟看護師に断られた。水だけ差し入れて、これ幸いと帰った。

2~3日後、また電話がかかって来て、お金が入ったら面会に来いと言う。

河馬は腹たてて、3ヶ月保護室に入っとれ、痩せて美容に良いわ。と電話切った。

以上躁病マリー騒動記。