Quelque chose?

医療と向き合いながら、毎日少しずつ何かを。

「ブルックリンの少女」

2019-08-05 | 本・映画・テレビ
「ブルックリンの少女」 ギヨーム・ミュッソ著 集英社文庫

なんとなく眺めていた書店で、オビに「フランスで50万部超の衝撃作!!」
とあったのを見て、なんとなく読んでみようと思ったのである。

最初、

なんだかなあ・・なんか日本語訳がちょっとなあ・・・

と思わないでもなかったけれど、少し読み進めると予想のつかないスピーディーな展開に、わりと一気読みすることになった。

主人公は小説家で、バツイチ子持ち。シングルで、アパルトマンの隣人にサポートされながら息子を育てているが、優秀で美しい小児科研修医と恋に落ちる。もうすぐ結婚、というところで、恋人である研修医の「過去」を知っておきたいと思ったことから口論となり、そこで彼女は予想もしないものを小説家に見せたのち失踪する・・・

という話である。

その後、小説家はアパルトマンの隣人であり友人でもある元警部とともに、この「事件」を追っていくことになる。このバディ感もなかなか良い。

これは一体どこまで広がるのか?・・と思わせる展開だが、急速に展開していきながら最後にはさまざまな糸が回収されて収束していくところが、さすがでありなるほどと思わせる(最後の方に出てくるエピソードは切なくもあったが)。個人的には、パリの地名や通りの名前に、あああのあたりかと思い当たる部分もあって、そういう意味でも楽しめた。

ただ、登場人物が多くて、ちょっと登場しただけの人物の名前が後でまた出てきて「あれ、これは誰だったっけ?」となるところもあり、やはり「日本語訳がちょっとなあ」感はどうしても否めなかったが。

許しがたい犯罪や社会的な階層の問題など、さまざまな問題も盛り込まれている。どんでん返しが好きな向きには、なかなかオススメである。

 

また明日歩く

2019-08-04 | 日記
今日もいろいろあったけど、とりあえず今は無事にこうしている。

お疲れ様。

情けなかったり弱かったり何かが足りなかったり、押しつぶされそうになってたりする自分。

明日になったらアップデートされてバージョンアップされて大層スバラシクなってる、ということは
なさそうだけれど、

とりあえずこうしている自分を、今は少し甘やかしてひと休みさせてあげてください。

明日、真夏の太陽の下、また歩いていくために。

チェーザレ12巻

2019-08-03 | 本・映画・テレビ
 
11巻からかなりの時間を経て、ようやく発刊された12巻。
1ページ、いや1コマ描くのも相当のエネルギーが必要であろうこの作品、待望の1冊である。
この巻では、当時のコンクラーベの様子が(資料がない部分も想像で補っているのだろう)細かく描写されている。それだけでも興味深い。その他の部分も相変わらず緻密な考証で、ナポリ、フィレンツェ、ミラノの「三国同盟」の崩壊やローマの混乱を描いている。チェーザレの活躍はもう少し先になりそうだ。

・・というのは良いとして、

オビを見て驚いた。
何その「ミュージカル化決定」って!!
そして「チェーザレ役 中川晃教」って!!!!

2020年4月、明治座だそうです。
これは・・観にいくかなあ・・・・やはり。


タイスイーツ

2019-08-03 | グルメ
御茶ノ水ソラシティのタイレストラン「サイアム セラドン」にて一休み。

店内に入ると、「サワディカ!」と迎えてくれる。

ダイエットを台無しにする(笑)バナナの揚げ春巻き・ココナツアイス添え!
甘すぎず美味しい。
セラドン焼きのお皿が素敵。

冷えたジャスミン茶も一緒に。



ごちそうさま。