Quelque chose?

医療と向き合いながら、毎日少しずつ何かを。

赤しそふりかけ「ゆかり」に新商品「白いゆかり」50周年記念で発売へ

2020-01-31 | ニュース

gooニュースより
https://news.goo.ne.jp/article/minkei/trend/minkei-hiroshima3203?fm=g

「赤しそふりかけ「ゆかり」が発売50周年を迎える2020年限定」だそうだ。

従来品と何が違うのかと言うと、

「購入客から要望があったという30%減塩、100%国産原料を実現した商品で、白を基調としたパッケージが特徴」

とのこと。

ちなみに、「ゆかり」を販売している三島食品は、広島の食品メーカー。
…と聞いて思い出したのが、数年前に広島で開催された減塩サミット。



もしかして、この時から企画や開発が始まったのかなあと思ったが、「購入客から要望」とあるので違うか。

血圧が高くても「ゆかり」を食べたい!という思いから生まれた商品なのかな。
とすれば、今年限定とせずに、血圧高めの日本人(私もだ)のために定番として欲しい。

ANA機体工場見学

2020-01-30 | 日記
産業医研修として開催された、ANA機体工場見学に参加してきた。
以前から憧れの機体工場見学。
今回は研修ということで、おじさんおばさん(全員医師)の団体での見学となった。

羽田の機体工場着。
入館手続きをして入館証を首から下げると、まず、ホールでパワーポイントとビデオを使った説明を受ける(もちろん、一般のお客様も一緒なので医学的な内容ではなく、普通の説明)。
途中でクイズも。
一機の飛行機が離陸するまでに、早朝から、というより前日から、見えないところでどれだけのスタッフがオペレーションを行なっているかの流れがつかめた(もちろん、映画『ハッピーフライト』を思い出すわけである)。
乗客にもいろいろな人がいるだろうし、天候や空港の状況も変わる中、飛行機を飛ばすということは大きなプロジェクトのようであるが、日々それが数え切れないほどの数、さばかれているのが空港なのだ。

そしていよいよ、ヘルメットをつけて格納庫へ。

廊下を抜けて、広い格納庫に入ると、やはり「おおっ!」と声が上がる。
個人的には、入社式はここでやるんだなあと思ったが、確かそうでしたよね。



3階から、2階、1階と降りながら、格納庫や機体、羽田空港についての説明を受けた。
この日は晴天であり、作業する人もいなかったので、格納庫内外、またすぐそばを離陸していく機体が陽の光を浴びてきらめいていた。



もちろんその途中では、整備士の皆さんが日々使っている工具の入った箱がずらりと並ぶスペースや、外されたエンジンなども見ることができた。

今回はこれでおしまいであったが、
産業医としてはここから学んでいかなければならない。

機体整備は24時間で行なっており、また四季を通じて格納庫は外気温での作業である(こんな広いところをエアコンで調整することはできないし)。
ということは、深夜作業やシフト勤務によるストレス、気温や湿度、また高い位置での作業があることから落下(人やモノ)の可能性もある作業場ということになる。また、格納庫内は広大なので各種自動車等も走っており、一つ間違えば交通事故も起こりうる。
さらに、ここでの工程ミス一つが大勢の人命に直結することから、作業あるいは管理する方々の健康管理は、一つの社内を超えて、社会的影響を及ぼしうる重要な課題なのだ。

ちなみに航空会社全体では、グランドスタッフもいれば上空で過ごすスタッフもおり、このように工具で作業する方々もおられればパソコンでデータ解析する方もおられるわけで、このように勤務条件の異なるすべての方々の健康を守ることで、フライトの安全が保たれるということになるのだな。社内各グループに、それぞれ産業医や産業看護師の方々が大勢おられるのであろうが、ぜひ先進的な取り組みをして頑張っていただきたいです。

・・などとつらつら考えつつ見学を終えて出てくると、
そこには売店が。

・・・ANAグッズなどを、ついつい買ってしまうわけである。いや買わなくてもいいんですけども、ついつい。
こんな感じの↓
 
 
なお、見学を終えたら、ちょっとした記念品がいただけました。
案内して下さったANAの皆様、ありがとうございました。

※上の写真はANAに掲載許可をいただいたものです。

リウマチ診療とAI

2020-01-29 | 医学・医療・健康
今日参加した講演会にて、
リウマチ診療に、AIによるディープラーニングを活用しようとする試みについての話を聞いた。
具体的には、多数の患者さんからのレントゲン画像をデータ化し、AIに評価させようとする取り組みということであった。

レントゲンなどの画像評価はばらつきも出やすく、AIが作業をサポートしてくれれば診療に活かせそうで興味深かったが、

後で、一緒に参加していたN先生と、
このシステムができる頃には、リウマチの外来診療のあり方自体が変わっているかもしれないですね、という話をした。


ただ、診療体制が変わったとしても

痛む脚をゆっくり動かしながら、杖をついて外来にいらっしゃる高齢のリウマチ患者さんに、体調はどうですか?と話しかけるのは、
やっぱりまだまだAIではなくて私でありたい。

志向が同じ

2020-01-28 | 日記
”勉強をしたい、大学は学問をするところだ、といったような志向“がある人は、

同じような価値観を持つ人が集まる大学に行った方がいい

というのは、受験業界でよく聞くフレーズだ。
その通りだと思う。

そして、それは受験生や学生だけでなく教員にも、おそらくは一部の職員にも当てはまるだろう。

大学は学問をするところだ、と思う教員は、

では、さてどこに行けばいいのかと思う昨今。




Long-term outcome of ustekinumab therapy for Behcet's disease

2020-01-27 | 医学・医療・健康
Mirouse A et al.
Long-term outcome of ustekinumab therapy for Behcet's disease
Arthritis Rheumatol 2019: 71 (10), 1727

ベーチェット病の口腔アフタに対してustekinumab(抗IL-12/IL-23)を皮下投与。
12週および24週の段階でそれぞれ60%, 88.9%に効果あり。

主な副作用は頭痛。
ただしプラセボとの比較がないオープンラベル試験。

ベーチェットは症状が多彩なので評価き難しい面はあると思うが、治療の選択肢が徐々に増えていると言っていいのだろうか。
今後の検討が待たれます。