昨日、久しぶりにパソコンボランティアの活動に参加しました。
いつも教えている生徒さんから、「Excelで変なメッセージが出る」と言われたので、どんなメッセージなのかファイルを開いてもらったところ・・・
あらあら・・・
循環参照だ。
循環参照ってExcel使い慣れていないと、なんだかよくわからないですよね。
数式を設定するセルそのものを数式の参照対象にしてしまっていることが原因なのですが、解決方法がわからないということだったので、一緒に確認してみることにしました。
実際のファイルではなく、循環参照を起こした簡単な例で説明しますね。
循環参照を起こしているブックです。
いったいこの中の何が問題なのでしょう?
しかし!Excelはちゃんと教えてくれます。
メニューの「数式」タブをクリックします。
「エラーチェック」の右隣にある▼をクリックします。
「循環参照」がアクティブになっているのがわかります。
「循環参照」をクリックします。
循環参照を起こしているセル番地が表示されます。
((((;゚Д゚)))))))
セルD3が悪さしてたのか!
では、セルD3に設定されている数式を見てみましょう。
SUM(C3:D3)
「セルC3からD3に入っている数字を合計してね」とExcelにお願いしていますね。
正しく設定されていれば、SUM関数の結果はD3に返ってくるのですが、SUM関数が入っているD3自身を数式がを参照してしまっているので・・・
こんなもん結果出せるかい(╬▔皿▔)╯
とExcelが言っているのです(笑)
ちなみに、循環参照を起こしているセルは、ステータスバー左下にこっそり表示されてます。
循環参照を起こしている場所がわかったら、数式を直してあげれば循環参照のエラーは解消されます。
シートが複数あった場合も同じ方法で確認することができます。
この例だと、Sheet2のセルD3だよと教えてくれています。
チェックがついているところをクリックすると、循環参照を起こしているSheet2のセルD3にジャンプしてくれます。
生徒さんのファイルは、まさに複数シートがあったパターンでした。
無事、エラー箇所を特定できたので、数式を直して上書き保存し、一度ファイルを閉じた後、エラーメッセージが出ないことを確認しました。
解決できてほっとされていました。
よかった よかった(❁´◡`❁)