Aruのよもやまつれづれ日記

X1.6のフレアが地球方向に発生しました

さて、どうなりますかね2011年並みの状態です。

sunspotnumberflare0911

flare2

flare1

アメリカ地磁気データ

Kiruna magnetogram

日本の全電子数

http://seg-web.nict.go.jp/GPS/QR_GEONET/AMAP/2014/254/04_40_0911_2014_Amap.jpg.

いやはや強烈です

denshisu

2014/ 9/11 10:39 更新
X1.6の大規模フレアが発生しました。CMEも地球方向に発生しています。
担当 篠原
深夜の11日2時半(世界時10日17時半)に、
太陽の中央部の2158黒点群で、
X1.6の大規模フレアが発生しました。
Xクラスに達するフレアの発生は、
6月11日のX1.0以来で、3ヶ月ぶりです。
フレアの様子を、
SDO衛星のAIA193と131の動画で紹介します。
AIA197は太陽全体を捉えていますが、
フレアとともに、ガスが周囲に吹き飛ばされる様子を
見ることができます。
また、AIA131は2158群付近を拡大していますが、
フレアが発生する瞬間の、
急に明るく輝き始める部分をよく見ることができます。
とても興味深い動画です。
このフレアを起こした2158黒点群の拡大写真を掲載します。
中央に大きい黒点があり、
周囲をリング状に小さい黒点が囲んでいます。
フレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
太陽の中心部で発生したので、
ガスは地球の方向に飛び出しています。
そのため、写真では太陽を囲むようにガスは丸く広がっています。
見事なハロー型のCMEです。
CMEの様子から、太陽風の乱れは地球にやって来るでしょう。
到来まで2日前後と考えると、
12日の午後から13日にかけてでしょうか。
速度や磁場の急な上昇が発生し、
太陽風の乱れ方によっては、
激しい磁気圏の活動をもたらす可能性があります。
2158群のフレア活動には、引き続き注目して下さい。
Xフレアの発生に関係して、
太陽放射線も増加を始めています。
そろそろ警戒レベルの10の線を超えるところです。

3-day GOES Electron Flux plot

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