オランダ戦を直前に控えて

久々に寝かしていたブログを復活させてみようと思いました。

今頃ですが、サッカーのワールドカップが始まりましたね。

あの～、最近になってやっと９０分の試合を観戦するのが苦じゃなく
なってきました。
自分はサッカーをやっていたのですが、どうも９０分試合を観戦するのは
どこかで飽きてきて、本当に有名選手が出てないと最後まで
見れなかったんですよ。

ここ最近、今はやめてしまったけど子供サッカーチームの約４年間指導者を
やったり、審判の資格を取得するなどしてサッカーの面白みが今頃
わかったりしてきた。

サッカーはチームの構成要素の組み合わせの相性と相手のチームとの
相性で決まるって僕は思ってます。
１０番ばかり集まったっていい成績を収めるわけじゃないんです。
スタメンの１１人と控えの選手を含めたバランスが大事なんだって
ことです。
そういう見方をすると非常にどの試合も興味深いですよ。

さて、いよいよオランダ戦ですが、どう戦うか？
下馬評ではオランダの圧倒的有利ですが、これもいろんな見えない不確定
要素があるのでそれを考えて予想して、試合に臨むと非常に面白い。

オランダの立場からすると、実は非常にやりにくい展開になっていると
僕は推測しています。
なぜならば、やはりワールドカップやってみないとわからない面が多く出て
いますね。アメリカ対イングランド戦の展開。スペインはスイスに負けました。
さらには、フランスの苦戦。ドイツ対セルビア戦のあの展開。そしてカメルーンに
勝った日本。
なにか、番狂わせを期待しているかのような雰囲気の大会を通しての連鎖が
自分たちにも襲って来るんではないかという恐怖。
オランダは一戦目はデンマークに勝ちましたがオランダらしい点の取り方
自分たちのペースで試合をコントロールしていないよう思ってるんじゃ
ないかと思えます。

とすると、自分たちのペースで試合コントロールすることを当然狙ってくると
思います。ただ、ワールドカップですから日本はどう評価されようと試合の
流れのなかで点をとって勝ってきてるチームで勢いを持っているかもしれない。
そう考えるとガチンコで試合をコントロールするにはなるべく早く先取点追加点
を重ねて日本の出鼻を挫くしかないと考えてるのではと思います。

オランダの本来の力を考えれば、序盤引き気味で日本に攻めさせて
一気にカウンターアタックでタレントぞろいの攻撃陣でカタをつけて
楽にいきたいのですが、ワールドカップでは実はリスキー戦術ではないか
思えます。（もし、この戦術ならオランダは優勝するかもしれません。
そんなに懐は大きくないでしょう。）

とにかく、オランダは前半からガンガン人数かけて攻撃してくると思う。
これに、どれだけ日本が耐えられるかそしてゴールキーパーのキャッチングの
あとどれだけ時間をかけてリスタート出来るかだと思う。
今の日本のサッカーはオシムが言っていたけど外国の選手がいかに嫌がることを
やり続けられるかだと思う。

野球でいえば、初回からバントで点を絞りとっていくようなことかも
しれない。ダイナミックなサッカーではないけど、世界を相手に
結果を出すというのそういうことかも知れないね。　

で、時間が経過していくにつれてオランダのチーム側全体に上記に
書いた恐怖のイメージの連鎖が蔓延していくとミスを生み、その
チャンスを逃がさないで日本が決めることができれば、
日本は勝てるでしょう。（日本のチーム自体にも懐の深さは必要
だと思う。本当にこれができればベスト４も夢ではない。）

カメルーン戦でのフォーメーションは、行き当たりばったりの
結果がよかっただけだと僕は思ってるけど、
実は、これまでの親善試合の展開そしてバッシングもこのフォーメーションに
するための布石、計算だった。としたら
すべてこのワールドカップでベスト４をとるための想定だとしてたら
相当、怖い人間を監督にしたなと人選のすごさを感じる。
（まさかそんなことないと思うけど）

なにはともあれ、明日が楽しみだ。