閲覧者を増やせれば手段をいとわない人達 youtubeは罰則強化すべき
最近、youtubeなどの動画投稿では以前から懸念している問題が表面化してきました。それはより過激な動画を投稿することで多くの視聴者を集めようとするという問題です。これらの動画は例えば売り物の商品にいたずらをする、立ち入り禁止区域に行ってみたなどのタイトルを始め、もっと悪質なものでは動物に対するむごい仕打ちをすることで見る人を集めようとするケースもあるのです。
その典型的な例としてネットで批判が飛び交っているのが、ハムハムTⅤという動画サイトです。
■youtubeの規制が追い付かない、動物虐待動画
このハムハムTⅤの動画作成者はハムスターを染料で青く染めたり、歯を切ったり、時には辛いお菓子を食べさせたりするなどの動画を投稿しています。いわゆる、~をやってみたというような動画です。
この動画サイトは動物虐待であるという批判が相次ぎ、一度、サイトが閉鎖となりましたが、すぐにまた、規制の網をくぐり抜けるようにして動画が閲覧可能になってしまいました。この投稿者に関しては厳罰を求める声が多数上がっていて、署名1万6000筆も集まっているそうです。
しかし、こういった批判にも等の投稿者はどこ吹く風といった様子で、動物愛護に関わるか、もしくはそういった気持ちを持つ人を「馬鹿な偽善者」「過去にいじめや虐待を受けて心のよりどころが動物にしかない人達」といった、動物を愛護する行動や気持とは全くの関係のない、非常にネガティブでナンセンスなメッセージを掲載しています。
■獣医の虐待に関する見解
このハムハムTⅤの投稿者は、ハムスターの飼育に自信をもっているようですが、実際の獣医さんの見解では、明言は避けている様子であるものの、ハムスターを青く染料で染めたり、歯を誤って切ったり(神経を傷つけた場合など)辛いお菓子を食べさせることで健康上の問題が出る可能性も十分あるとしています。投稿者はどんな動物にも適度なストレスが必要でそれはないと逆によくないとしていますが、もし、自分が染料で誰かに青く染められたり、普段食べることのない、辛いお菓子を無理に口に突っ込まれたらストレスはないのでしょうか。そういう行動がもし、必要なストレスであるというならば、ぜひ自分自身で日常的にそれを行い立証していただきたいと思います。
■悪質で過激な動画であればあるほど、視聴者が集まるというしくみ
このような動画サイトを掲載した人は行動や投稿した内容が明らかに違反に近いものであっても全く打撃を受けないどころか、むしろ、それでお金の収入を増やしていることすらあるのです。
それはこのような動画サイトの問題を見定めようと多くの視聴者が閲覧し、それによって広告収入などが得られることがあるからです。このことがいたずら動画や過激な動画、動物虐待動画などを増やしている要因の一つであると考えられます。
youtube側はこのような動画投稿者が同じような内容を繰り返すようであれば、無期限停止にするなど何らかの処置をすべきです。
■問題のある行動や人がむしろ得をする社会
少し前、自身のサッカーの観戦においてとても政治家とは思えないような文章の投稿をした女性議員がいましたが、彼女は逆に炎上商法による話題作りが一つの狙いであったのではと言われています。過激な動画投稿者も同じであり、彼らにとって周囲が騒ぎ、動画の閲覧回数が上がることはむしろ得なのです。
このようなシステムに対し、新しい規制や対処法を考えなければ、社会的に問題があるとみなされることがむしろ得をするということになり、今の世の中のモラルや道徳が根本的に崩れていってしまう一方でしょう。
これはyoutubeなどの大きな社会的影響力を持つシステムがもっと真剣に考えていかなくてはいけないのはもちろん、動画を閲覧する私達も一つのクリックや閲覧がどのような意味や影響を与えるのか、どう対処するのが最善なのか考える必要があるということだと思います。
参考サイト↓
※このサイトには不快と思われる画像や動画がある可能性がありますので、閲覧の際は注意してください。
http://togetter.com/li/1356104
--
written by スペクトル(CW)
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最近、youtubeなどの動画投稿では以前から懸念している問題が表面化してきました。それはより過激な動画を投稿することで多くの視聴者を集めようとするという問題です。これらの動画は例えば売り物の商品にいたずらをする、立ち入り禁止区域に行ってみたなどのタイトルを始め、もっと悪質なものでは動物に対するむごい仕打ちをすることで見る人を集めようとするケースもあるのです。
その典型的な例としてネットで批判が飛び交っているのが、ハムハムTⅤという動画サイトです。
■youtubeの規制が追い付かない、動物虐待動画
このハムハムTⅤの動画作成者はハムスターを染料で青く染めたり、歯を切ったり、時には辛いお菓子を食べさせたりするなどの動画を投稿しています。いわゆる、~をやってみたというような動画です。
この動画サイトは動物虐待であるという批判が相次ぎ、一度、サイトが閉鎖となりましたが、すぐにまた、規制の網をくぐり抜けるようにして動画が閲覧可能になってしまいました。この投稿者に関しては厳罰を求める声が多数上がっていて、署名1万6000筆も集まっているそうです。
しかし、こういった批判にも等の投稿者はどこ吹く風といった様子で、動物愛護に関わるか、もしくはそういった気持ちを持つ人を「馬鹿な偽善者」「過去にいじめや虐待を受けて心のよりどころが動物にしかない人達」といった、動物を愛護する行動や気持とは全くの関係のない、非常にネガティブでナンセンスなメッセージを掲載しています。
■獣医の虐待に関する見解
このハムハムTⅤの投稿者は、ハムスターの飼育に自信をもっているようですが、実際の獣医さんの見解では、明言は避けている様子であるものの、ハムスターを青く染料で染めたり、歯を誤って切ったり(神経を傷つけた場合など)辛いお菓子を食べさせることで健康上の問題が出る可能性も十分あるとしています。投稿者はどんな動物にも適度なストレスが必要でそれはないと逆によくないとしていますが、もし、自分が染料で誰かに青く染められたり、普段食べることのない、辛いお菓子を無理に口に突っ込まれたらストレスはないのでしょうか。そういう行動がもし、必要なストレスであるというならば、ぜひ自分自身で日常的にそれを行い立証していただきたいと思います。
■悪質で過激な動画であればあるほど、視聴者が集まるというしくみ
このような動画サイトを掲載した人は行動や投稿した内容が明らかに違反に近いものであっても全く打撃を受けないどころか、むしろ、それでお金の収入を増やしていることすらあるのです。
それはこのような動画サイトの問題を見定めようと多くの視聴者が閲覧し、それによって広告収入などが得られることがあるからです。このことがいたずら動画や過激な動画、動物虐待動画などを増やしている要因の一つであると考えられます。
youtube側はこのような動画投稿者が同じような内容を繰り返すようであれば、無期限停止にするなど何らかの処置をすべきです。
■問題のある行動や人がむしろ得をする社会
少し前、自身のサッカーの観戦においてとても政治家とは思えないような文章の投稿をした女性議員がいましたが、彼女は逆に炎上商法による話題作りが一つの狙いであったのではと言われています。過激な動画投稿者も同じであり、彼らにとって周囲が騒ぎ、動画の閲覧回数が上がることはむしろ得なのです。
このようなシステムに対し、新しい規制や対処法を考えなければ、社会的に問題があるとみなされることがむしろ得をするということになり、今の世の中のモラルや道徳が根本的に崩れていってしまう一方でしょう。
これはyoutubeなどの大きな社会的影響力を持つシステムがもっと真剣に考えていかなくてはいけないのはもちろん、動画を閲覧する私達も一つのクリックや閲覧がどのような意味や影響を与えるのか、どう対処するのが最善なのか考える必要があるということだと思います。
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