この小説は、未来の宇宙が舞台の短編(中編?)のお話がオムニバス形式で書かれています。
スターウオーズのような、冒険アクションものでもなければ、エイリアンのような恐怖スリラーでもありません。
でも、どのストーリーも何となく、悲劇的なラストなのです。
病人であるイヴォンヌが、読んで元気が出るような小説とは思えません。
むしろ、彼女が潜在的に持っている《死への憧れ》を助長してしまう危険をも感じてしまいます。
本を渡して読んでもらった彼も
「あまり、良い傾向とは思えないねえ..」
と、言っています。
身体の問題よりも、精神的な問題の方が気になります。
幸いなことに、検査結果も特に問題が無いそうで、年末までに退院出来るそうなので、年末・年始の期間は、私の家に居させて一緒に生活しながら、様子をみようと決めています。
もちろん、イヴォンヌの家に私が行っても良いし...。
ともかく、暫くの間は、同棲状態で居ようと思います。