Subiran の祈り

私、Subiran(スビラン)の日常に想うこと

再度ナナです (お見舞いの日々...2)

2017-12-20 14:51:49 | 日記

この小説は、未来の宇宙が舞台の短編(中編?)のお話がオムニバス形式で書かれています。

スターウオーズのような、冒険アクションものでもなければ、エイリアンのような恐怖スリラーでもありません。

でも、どのストーリーも何となく、悲劇的なラストなのです。

病人であるイヴォンヌが、読んで元気が出るような小説とは思えません。

むしろ、彼女が潜在的に持っている《死への憧れ》を助長してしまう危険をも感じてしまいます。

 

本を渡して読んでもらった彼も

「あまり、良い傾向とは思えないねえ..」

と、言っています。

身体の問題よりも、精神的な問題の方が気になります。

幸いなことに、検査結果も特に問題が無いそうで、年末までに退院出来るそうなので、年末・年始の期間は、私の家に居させて一緒に生活しながら、様子をみようと決めています。

もちろん、イヴォンヌの家に私が行っても良いし...。

ともかく、暫くの間は、同棲状態で居ようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


再度ナナです (お見舞いの日々)

2017-12-08 01:53:36 | 日記

私と彼とで、交代しながらイヴォンヌの居る病院に通っています。

付き添いが必要な状態ではないのですが、イヴォンヌの精神状態が心配で、彼と相談してそうしています。

いつも明るく、お喋り好きな彼女が、無口になって窓の外ばかり眺めている姿には、心が痛みます。

 

数日前に、

「読みたい本があるから、買ってきて欲しい」

と言われ、本屋巡りをしました。 結局、Amazonで購入したのですが、その読みたい本というのが、何故かSF小説なのです。

ハヤカワ文庫で出ている『たったひとつの冴えたやりかた』という小説です。

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアという米国の女性が書いた有名なSF小説らしいのですが、私はもちろん、博識な彼も知らなかった作家・作品でした。

Amazonで見つけたのですが、タイトルが気になって、私も読んでみようと思い、2冊購入して、イヴォンヌに1冊を渡し、さっそく私も家で読んでみました。

映画なら、SFものを何本か観たことはありますが、SF小説を読むのは、私には初めての体験です。

 

頭が混乱しました。

いや、ストーリーが難しいわけではないのです。

何故? イヴォンヌが...今のイヴォンヌが、これを読みたかったのだろう???

漠然とした不安が広がります。

読み終えて、すぐに彼の意見を聞きたくなり、あの人にも読んでみてもらうことにしました。

 

           ----- 続く -----

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


再度ナナです

2017-12-04 00:27:37 | 日記

こんばんは。 

再度、ここに書かせていただくナナです。

イヴォンヌは、再び入院してしまって、ブログの更新が出来ていません。

前回のは、検査のための入院で、その結果も悪くなかったとのことで、本人も私達も安心していたのですが、先月の中頃、強烈な目眩がして倒れたらしく、都内の病院に入院させました。

ですから、前回の検査を受けた病院とは、別の病院です。

彼女も、私と同じく、肉親が既に他界して天涯孤独の身なので、私と彼とが保証人となって入院させました。

保証人とは言っても、肉親ではないため、病状の詳細を病院側から訊かせてもらうことは出来ないため、イヴォンヌ本人の口から伝えてもらうしかありません。

私達はもちろん、ブログを読んで下さる方々が心配なさるといけないので、ここに再び報告として書かせていただきます。

 

今回は、前回のようなイヴォンヌの「検閲」? を受けたものではなく、やり方だけ習って、私が独断で書かせていただいています。

 

 

イヴォンヌは、今は、一応元気です。 意識もちゃんとしていますし、食欲もあるようです。

ただ、いろいろな検査を受け続けていることと、健康優良児のようなスポーツ・ウーマンだったのに...という本人の無念さが、落ち込みを強くしてしまっているようで、口数も少なく、イヴォンヌらしさを失っていることが心配です。