高円寺Mission'sスタッフブログ

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まずは5周年記念を終えた事。本当にありがとうございました。

2012-07-15 22:21:41 | 店長 辰野仁
 まずはブログが開設したばかりという事で、少しさかのぼりはしますが、5月にミッションズ創業5周年のアニバーサリーイベントを無事終えられた事を本当にありがたく思います。まず、ここまで営業を続けてこれた事自体がお客様はじめ、出演者並びにスタッフたちのおかげであると、心から感謝しております。世界経済が危険だと言われ、日本経済が苦しいと言われ、音楽業界がどん底だと言われ、ライブハウス業界はジリ貧だと言われる中、今日もこうして毎日イベントを開催できている事を本当にありがたく思います。私自身、これまでもたくさんの取捨選択を迫られ、それでも音楽を愛すると言う軸は決してぶれることなくやってきたつもりです。それが一つ、ミッションズに5周年をもたらしたという点で結果を出せたような気がしています。
 実際、私自身は音楽に関わりながら生きていますし、毎日イベント制作をして、バンドをブッキングして女房子供を養っております。ですから、他からみればまぎれもなくブッキングのプロなのでしょうが、今までひたすらがむしゃらに、イベントを制作する事とライブハウスの採算を回す事に必死になって生きてきましたから、あまり自分がプロなのかどうなのかと言う事を実感するような機会に巡り合う事はありませんでした。新宿のアルタ前のステーションスクエアを貸し切って野外イベントをするなど、これまでも多少の話題になるような大それたイベントは企画してきましたし、多くのプロミュージシャンとも接してきましたが、いかんせん、なにか、所詮趣味の延長制線上でたまたまお金をいただけているような実感がずっとあったような気が、今にして思えばそれとなくあったような気がします。
 しかし今回、ニューロティカ、THE STAR CLUBをはじめ、多くの著名なアーティストが、私の愛するミッションズの出演者たちとともにイベントを彩り、私の企画、まさに企み、書いたその絵図の上で、以前であればお金を払って見に行ってていたような、CDを実際に買っていたようなアーティストたちが私の意図に沿って活躍してくれているその様を見て、じわりと、だがしっかりと、ああ、俺はブッキングのプロになったんだな。と、自覚する事が出来ました。このように感じられた事をまず、全ての皆様に感謝として申し伝えたくてこの場を借りました。本当にありがとうございました。
 しかし、そんななんかでもやはり、何もかもがうまく行ったというわけではなく、もちろん反対意見やご鞭撻をいただくこともあります。イベントの規模や出演者の数、話題が大きくなればなるほどやはりそのような意見は出やすくなります。今回も寡少ではあれ、不満の声が上がった事も事実です。そのようなケースについても今回感じ入った事があり、やはりそのような不満は、ほとんどの場合、私自身の慢心や油断が引き起こしていると感じました。これだけ多種多様な便化を複合させるとなると、れっきとした志向をわかりやすく示す必要があり、これを全ての関係者やお客様に伝えるが大変難しい。それを示す中で、気心の知れたメンバーが中に混ざっていると、つい、もう大丈夫だろう。きっと理解してくれるだろう。という思いがよぎる事があります。しかし、それによってわずかでも思いが伝わらない事があると大きな誤解を生んだり、時には店のイメージを大きく傷つけることになる。物事が大きくなり、称賛の声が増えれば増えるほど死角も増える。当たり前の事かも知れませんがその為にテーマや大義名分、その建前と本音、それをしっかり使い分けてこそのプロフェッショナルであるとあらためて自覚することができました。
 自分にとってもそのような大きな実りを生んだと言える5周年になったこと本当に感謝しています。同時に、諸先輩方に言わせれば当然まだまだ一人前には程遠いと言われてしまうかもしれませんし、多分解ってない事も多いと思います。それは謙虚に受け止めていきたいと思います。
 兎にも角にもこの5周年はミッションズ関係のみならず、私が関わってきた全ての環境に対して心から感謝したい5周年となったのです。本当にありがとうございました。今後とも高円寺ミッションズをよろしくお願いいたします。


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