運慶－中世密教と鎌倉幕府－
2011年1月21日～3月6日
神奈川県立金沢文庫
何か面白そうな展覧会はないかと調べていると、目についたのがこの展覧会。
なんでも「運慶展」と称する展覧会が開催されること自体が貴重なことらしい。
「運慶」の名はさすがに聞いたことはありますが、どの作品が運慶作かと問われても、思い浮かばないくらい疎い。
ただ、「貴重」という言葉に惹かれて、会期2日目の土曜日、はるばる京急金沢文庫駅へ向かいました。
金沢文庫へ行くのは初めて。
展示室は1階と2階に分かれますがコンパクト。2階が展覧会の会場。
運慶作仏像は全7点出品されますが、この日は6点。期間限定出品があるからで、
1/21～2/06：6点
2/08～2/27：7点
3/01～3/06：5点
となる予定。
仏像以外に、銘札や装飾金具、像内納入品等、運慶作仏像にまつわる展示を含めると全21点。
あとで調べると、運慶の真作とされる仏像は本当に数が限られているらしく、13件31点とも言われています。
そのうち7点が集まるということだから、確かに貴重な機会であるといえます。
といっても、疎い身からすると、出品数も少ないし、地味な展覧会だなあとの感想。
それでも、初期の作品 大日如来坐像（奈良・円成寺）は印象に残りました。
出品作7点は次のとおりです。
１ 国宝 大日如来坐像（奈良・円成寺）
２ 重文 不動明王立像（神奈川・浄楽寺）
３ 重文 毘沙門天立像（神奈川・浄楽寺）
４ 重文 大日如来坐像（東京・真如苑）
５ 重文 厨子入大日如来坐像（栃木・光徳寺）
６ 重文 帝釈天立像 （愛知・滝山寺）
７ 重文 大威徳明王像（神奈川・光明院）