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投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

ラスト・ターゲット(ピクニック) - 映画に出てくる食事の場面(25)


ラスト・ターゲット (字幕版)




2010年公開のアメリカ映画。マーティン・ブースのミステリー小説「暗闇の蝶」が原作。監督はアントン・コービン。主演はジョージ・クルーニー、ヴィオランテ・プラシド。映画の原題は「アメリカン」。


ジョージ・クルーニーはプロの暗殺者。スウェーデンで恋人と過ごしていた時に何者かに命を狙われる。返り討ちにしてイタリアに移り、そこで組織の元締めからしばらく身を隠すことを勧められるところから映画は始まる。


私は気に入っている映画で何度も観ています。飽きない映画です。最初観終わったときに思ったのは、こういう映画にジョージ・クルーニーは出るんだということ。意外でした。


この映画で選んだ食事の場面は河畔でのピクニックの場面。ただ食事はしない。請け負ったカスタム銃の試射を依頼人と行うためにピクニックを装っただけ。銃の試射を行う場面は「ジャッカルの日」を思い出させます。




ジョージ・クルーニーが銃を改造する場面が多く出てくる。ヤスリ、ネジを切るダイス、ボール盤を使っての手作業。ここだけでも楽しめるのですが、ジョージ・クルーニーが終始感じている自分の死、猜疑心、孤独を良く表している場面でもあります。この作業をしている間だけは何も考えずに没頭できる。




ジョージ・クルーニーが身を隠したイタリアのラクイラ県にあるカステル・デル・モンテという町がとても美しい。彼はこの地で一人の娼婦と知り合い、その女性との新たな生活を思い描きますが、それは儚い夢に終わってしまいます。




(2018年7月)

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