医龍 Team Medical Dragon
KARTE:04 「教授が患者を殺す」
小池徹平クンでございます。
伊集院、偶然子供を助けたのだが・・・
伊集院「なんで朝田先生は、バチスタチームに僕を選んだんですか?僕なんか何の技術もないし・・手術だって足震えちゃうし・・」
里原「そうだよねぇ、おまけに融通効かないし、根暗だし、童顔だし・・(笑)」
.
伊集院「ボクは真剣に悩んでるんです」
里原「あっそ、」
「じゃあ真剣に答える。心臓外科医にとっていちばん必要なものはなーんだ」
伊集院「なんですか、?技術、経験、判断力・・??」
里原「臆病さよ。」
伊集院「臆病さっ。」
里原「一流の心臓外科医はね、手術する前も、手術後も不安で不安でしょうがない。いつ患者の容体が急変しないか、いつとんでもない事態が起こらないか、絶えずビクビクしてるの。怖いから手術も慎重になる。怖いから、技術も磨こうとする。その気持ちが患者さんを救うの。」
伊集院「確かに、僕は臆病だけど・・」
里原「もちろん!それだけじゃない。大切なのは、自分の臆病さに目をそむけない
強さよ」
伊集院「ボクにそれが・・」
里原「さあ・・」
◆ ◆ ◆
藤吉「…俺ももうすぐ移動になる。医局の教授に逆らったからなぁ、鹿児島の系列病院らしい・・、3カ月後に、さっき言われた。その前になんとかバチスタ手術成功さしたいな」
伊集院「先生はぁ、強いです。僕にはとても真似出来ません。僕、さっきまで、朝田先生の事、心の中で避難してました。なんで野口教授に逆らわないのか、逆らって、患者のために戦わないのかって・・でも、考えたら僕のほうがもっとひどい。自分じゃ何もできないくせに、人にやらせようとして・・。」
「先生はぁ、強いですよ。」
藤吉「強くないさ、誰だって強くない。でもぉ、誰かのためなら強くなれる」
伊集院「え」
藤吉「誰だって強くないけど、誰かのためなら強くなれる。」
「自分を必要としてる人はこの世界にいる。そう思えれば怖いものはない!。伊集院くん、君もひとりじゃない。君を必要としている人は、いるんだよ。かならず。」
●蔵之介さん、素晴らしいお言葉有難うございます。
◇ ◇ ◇
伊集院は、屋上で朝田のエロティックな姿、じゃなかったイメージトレーニングを目撃する。。
里原「一流と呼ばれる外科医は、脳内にきわめてリアルな人体イメージがあって、それを切ることで訓練する。よほどの集中力と人体に対する理解がないと、できないワザよ」
「彼は今、バチスタを切ってる・・」
朝田「3人だ、***今のイメージじゃ、10人中3人は落とすかもしれない。だけど、お前がチームにいれば、2人に減る。」
「伊集院、このチームにはお前が必要だ。」
藤吉の言われた言葉を思い出す、伊集院
回想、藤吉
「自分を必要としてる人はこの世界にいる。そう思えれば怖いものはない!。君もひとりじゃない。君を必要としている人は、いるんだよ。かならず」
回想、患者
「ありがとう・・」
回想、朝田
「いいか研修医、死なせていい患者なんて、いねぇんだよ。」
「助かる命を助けようともしないのは、それだけで罪だ」
「お前なら、できる。」
ついに、朝田に頭を下げる伊集院
「よろしく、お願いします!」
原作 乃木坂太郎
原案 永井 明
脚本 林 宏司
●怪しげな!?ERのオバハン(失礼)を夏木マリさんでございます。う~ん
フジテレビ 2006-5-04放送
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます