ミズカ

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太宰治の言葉

2020-12-09 23:26:00 | 文学

・それは世間が、ゆるさない。世間じゃない。あなたが、ゆるさないのでしょう?
そんな事をすると、世間からひどい目にあうぞ。世間じゃない。あなたでしょう?
いまに世間から葬られる。世間じゃない。葬るのはあなたでしょう?

人間失格より


善をなす場合には、いつも詫びながらしなければいけない。善ほど他人を傷つけるものはないのだから。

美男子と煙草より


・夫と妻は、その生涯において、幾度も結婚をし直さなければならぬ。お互いが、相手の真価を発見して行くためにも、次々の危機に打ち勝って、別離せずに結婚をし直し、進まなければならぬ。

ろまんの灯籠より


・青空は牢屋の窓から見た時に最も美しい、とか。感謝である。この薔薇の生きて在る限り、私は心の王者だと、一瞬思った。

善蔵を思うより


マイナスを全部あつめるとプラスに変わるという事は、この世の道徳には起こり得ない事でしょうか。

ヴィヨンの妻より


・信じるところに現実はあるのであって、現実は決して人を信じさせる事が出来ない。

津軽より


・人間の時々刻々が、献身でなければならぬ。

パンドラの匣より


・女は、恋をすれば、それっきりです。ただ、見ているより他はありません

女の決闘より



・一寸の幸せには一瞬の魔物が必ずくっついてまいります。人間365日、何の心配もない日が、一日、いや半日あったら、それは幸せな人間です。

ヴィヨンの妻より


論理は、所詮、論理への愛である。生きている人間への愛ではない。

斜陽より


私は、信頼に報いなければならぬ。いまはただその一事だ

走れメロスより


人間は嘘をつく時には、必ず、まじめな顔をしているものである。

斜陽より