シャンチー(中国象棋)の「実力日本一」を決定する第35期日本リーグは1月14日・15日、東京・目黒区民センターで行われ、所司和晴選手(日本将棋連盟プロ棋士七段)が、自宅全焼という悲劇を乗り越え、2011年以来6期ぶり5度目の優勝を果たしました。
第5R以降の結果は次のとおり。(第4Rまではこちら)
◆第5R(左が紅先)
曹運生0-2楊帆
所司和晴2-0服部亜光
佐藤颯2-0田中篤
黄雅輝0-2井上奈智
◆第6R
楊帆2-0井上奈智
田中篤0-2黄雅輝
服部亜光2-0佐藤颯
曹運生0-2所司和晴
◆第7R(括弧内はポイント)
所司和晴(11)2-0楊帆(6)
佐藤颯(7)2-0曹運生(4)
黄雅輝(6)1-1服部亜光(8)
井上奈智(9)1-1田中篤(5)
◆決勝戦
所司和晴2-0井上奈智
◆3位決定戦
服部亜光2-0佐藤颯
日本リーグと同時に行われていた「シャンチーチームジャパン・ウィンターリーグ2017」は、岡田蒸vs松野陽一郎の決勝戦となりました。ウィンターリーグは2部リーグの位置付けですが、岡田選手は元日本チャンピオンです。
◆ウィンターリーグ2017決勝戦
岡田蒸2-0松野陽一郎
所司選手は、序盤の3ラウンドを1勝1敗1和と出遅れましたが、第4ラウンドで田中篤選手を下すと最終第7ラウンドまで4連勝、暫定1位で決勝戦に進出しました。
暫定2位の井上奈智選手との決勝戦は、和が確定の局面となり、「和の場合は暫定1位を勝者とする」という決勝戦規定により、所司選手の優勝が決まりました。
所司選手は、1月4日に自宅が全焼という悲劇に見舞われ、一時は日本リーグへの出場も危ぶまれましたが、どんな困難な中にあってもシャンチーへの情熱を失わない姿勢を示しました。
女子サッカーの澤穂希選手はかつて「苦しいときは私の背中を見なさい」と後輩選手に語ったそうですが、今回、所司選手の背中は、無言のうちに日本リーグ、ウィンターリーグの出場者にそのことを教えてくれました。
今期リーグは、1・2位を“純国産”プレーヤーが占めましたが、これは日本のシャンチーの歴史の中で、全日本選手権、全国選抜トーナメント、日本リーグを通じて初めての出来事です。また昨年のアジア選手権ジュニア代表の佐藤颯(はやと)選手(青森県立弘前高校2年)が3位決定戦に進出しました。
昨年のアジア団体選手権で、全員がノンチャイニーズ・ノンベトナミーズの日本チームが、4大会ぶりに最下位脱出を果たしたことと合わせて、新しい時代の到来を予感させるものでした。
準優勝の井上奈智選手は、日本シャンチー協会が実施する「シャンチー・トップアスリート育成プログラム」の5期生です。シャンチーを習い覚えて3年で、所司選手と優勝を争う選手に成長したことは、この事業の成果を示すものです。
シャンチーの国際組織である世界シャンチー連合会(WXF)では、シャンチー、チェス、囲碁の「三棋」を、2022年北京冬季オリンピックの正式種目にするするための方策を議題に上げています。あなたも「シャンチー・トップアスリート育成プログラム」に参加して、日本代表選手を目指しませんか?
日本リーグ決勝戦
優勝・所司選手
準優勝・井上選手
3位・服部選手
ウィンターリーグ優勝・岡田選手
左から、岡田、井上、所司、服部の各選手
日本リーグ成績表
ウィンターリーグ成績表
第5R以降の結果は次のとおり。(第4Rまではこちら)
◆第5R(左が紅先)
曹運生0-2楊帆
所司和晴2-0服部亜光
佐藤颯2-0田中篤
黄雅輝0-2井上奈智
◆第6R
楊帆2-0井上奈智
田中篤0-2黄雅輝
服部亜光2-0佐藤颯
曹運生0-2所司和晴
◆第7R(括弧内はポイント)
所司和晴(11)2-0楊帆(6)
佐藤颯(7)2-0曹運生(4)
黄雅輝(6)1-1服部亜光(8)
井上奈智(9)1-1田中篤(5)
◆決勝戦
所司和晴2-0井上奈智
◆3位決定戦
服部亜光2-0佐藤颯
日本リーグと同時に行われていた「シャンチーチームジャパン・ウィンターリーグ2017」は、岡田蒸vs松野陽一郎の決勝戦となりました。ウィンターリーグは2部リーグの位置付けですが、岡田選手は元日本チャンピオンです。
◆ウィンターリーグ2017決勝戦
岡田蒸2-0松野陽一郎
所司選手は、序盤の3ラウンドを1勝1敗1和と出遅れましたが、第4ラウンドで田中篤選手を下すと最終第7ラウンドまで4連勝、暫定1位で決勝戦に進出しました。
暫定2位の井上奈智選手との決勝戦は、和が確定の局面となり、「和の場合は暫定1位を勝者とする」という決勝戦規定により、所司選手の優勝が決まりました。
所司選手は、1月4日に自宅が全焼という悲劇に見舞われ、一時は日本リーグへの出場も危ぶまれましたが、どんな困難な中にあってもシャンチーへの情熱を失わない姿勢を示しました。
女子サッカーの澤穂希選手はかつて「苦しいときは私の背中を見なさい」と後輩選手に語ったそうですが、今回、所司選手の背中は、無言のうちに日本リーグ、ウィンターリーグの出場者にそのことを教えてくれました。
今期リーグは、1・2位を“純国産”プレーヤーが占めましたが、これは日本のシャンチーの歴史の中で、全日本選手権、全国選抜トーナメント、日本リーグを通じて初めての出来事です。また昨年のアジア選手権ジュニア代表の佐藤颯(はやと)選手(青森県立弘前高校2年)が3位決定戦に進出しました。
昨年のアジア団体選手権で、全員がノンチャイニーズ・ノンベトナミーズの日本チームが、4大会ぶりに最下位脱出を果たしたことと合わせて、新しい時代の到来を予感させるものでした。
準優勝の井上奈智選手は、日本シャンチー協会が実施する「シャンチー・トップアスリート育成プログラム」の5期生です。シャンチーを習い覚えて3年で、所司選手と優勝を争う選手に成長したことは、この事業の成果を示すものです。
シャンチーの国際組織である世界シャンチー連合会(WXF)では、シャンチー、チェス、囲碁の「三棋」を、2022年北京冬季オリンピックの正式種目にするするための方策を議題に上げています。あなたも「シャンチー・トップアスリート育成プログラム」に参加して、日本代表選手を目指しませんか?
日本リーグ決勝戦
優勝・所司選手
準優勝・井上選手
3位・服部選手
ウィンターリーグ優勝・岡田選手
左から、岡田、井上、所司、服部の各選手
日本リーグ成績表
ウィンターリーグ成績表
日本リーグの戦いは3戦目に井上さんに負けて、1勝1敗1引き分けと好スタートが切れず、優勝を目指すには厳しい戦いでした。
決勝戦も井上さんにうまく指され、苦しい戦いで運がありました。
将棋の公式戦も新年の初対局を勝つことができました。
厳しい状況のほうががんばれるのでしょうか。
まだまだ落ち着けないところもありますが、がんばってまいります。
これからはシャンチーの本も書いていこうと思っています。
今後も皆様よろしくお願いいたします。
所司先生の生活が、回復されることを祈念しております。
私は、準優勝でした。所司先生の不屈の闘志を見習い、もっと精進してまいります。
災害から間もない中での優勝という精神力と、勝負師の姿はとてもすごいとおもいます。
逆境に負けない闘志に感激しました!
おめでとうございます!