シャンチー(中国象棋)の日々~三千年の歴史、5億人の愛好者

シャンチー(象棋)に関するニュースを(一社)全日本シャンチー連合会がお届けします。

アジア団体戦速報(2)

2008-10-22 | アジアシャンチー選手権
シンガポールで開催されているシャンチーの第15回アジア団体選手権は10月22日、第2・3ラウンドの対局が行われました。現地から速報をお送りします。

日本チームの成績は次のとおりです。

◆第2ラウンド(フィリピン)
楊威軍×-荘宏明
山崎秀夫△-洪家川
所司和晴×-龔家祥

◆第3ラウンド(中国マカオ)
山田宏秀×-杜光偉
楊威軍×-李錦歓
山崎秀夫○-陳奕俊

これで日本は初戦から3連敗となりました。第3ラウンドは、2連敗で当たる相手としては厳しい中国マカオでした。楊威軍選手は、荘宏明、李錦歓と相手チームのダントツ№1(2人ともアジア特級大師)と連続して当たるアンラッキー。いや、そんな強い相手と対戦できたのだからむしろラッキーというべきでしょう。「いい勉強になりました」(楊選手の話)。なんとか中国チームと対戦したいと思っていましたが、スイス式では、抽選で初戦で当たるか、初戦に勝って第2ラウンドで当たるかの可能性しかありませんでした。

団体戦は3人のうち2人が勝てば勝ちになります。3人中2人が紅方(先手)になる場合(第1・3台)と、1人が紅(第2台)になる場合があるので、4人のうちどの3人を出場させるか、そのうちだれに紅を持たせるか、相手の出方やこちらの個人成績(アジア大師、アジア特級大師の資格取得の可能性)等も考慮に入れながら、次の対戦の名簿を提出します。これも団体戦ならではの作戦です。

3連敗となりましたが、これから実力が接近するチームとの対戦が続くので、まさに明日からの4ラウンドが日本チームにとって本当の勝負といえるでしょう。明日第4ラウンドの相手は同じく3連敗のカンボジア。アジア団体戦初出場とはいえ、オールチャイニーズで構成されたチームなので侮れません。


フィリピンの選手と対戦する所司選手


アジア団体戦の模様を伝える地元紙


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