管理人の独り言

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オシムジャパン誕生の前に…。

2006-06-28 10:56:49 | 管理人の独り言
どんなスポーツでも最終的な責任は監督がとるものである。
今回のW杯では過剰な期待を背負ったジーコジャパン。
今日付けのスポーツ新聞各紙には「オシム」の名前が踊っている。
先日の川淵氏の発言を受けて、新しい監督に対する期待が高まっている(個人的には意図的に口にしたと思っているのだが、ここで言及はしない)。
しかし、どう考えても日本はあのドルトムントの悲劇を早くなかったものにしようとしているようにしか見えない。
先日のTV番組でセルジオ越後氏が「(何が悪かったのか)原因を見つけて、それを修正するためには何が必要なのか、それを知ることがまず最初だ」というニュアンスのことを話していた。
つまり監督を代えればどうなるというのではなく、日本に足りなかった部分、必要な部分を解明することが先決。監督を選ぶのはその後で良いと言うことだ。
また中西氏も「選手選考の基準が曖昧過ぎる。責めるわけではないが先発起用されていたFWの2選手は(リーグ戦で)一番出場時間が短かった二人だった」と言う。
またセルジオ越後氏の「あの試合が終わった後、中田英がピッチに倒れこんでしまった時に、(チームメイトが)誰も彼のもとに行かなかったのが今の日本代表を象徴している」という言葉が印象的だった(正確には宮本選手は声をかけに行っている)
ここで選手個人個人に対しての批判をするつもりない。
しかし日本代表が世界で勝ち進んでいくには下からの底上げが絶対条件だ。
今回のアジア勢の不発とオーストラリアの加盟により、南アフリカ大会へ向けてのアジア予選は厳しいものとなるだろう。
最悪日本代表は本戦に出場できない可能性もある。
日本サッカー界の繁栄を願って、僕達サポーターは声を枯らして応援していくしかないのだ。

アズーリの勝利

2006-06-27 10:01:06 | 管理人の独り言
6月26日。決勝リーグの大戦相手はオーストラリア。
ヒディング監督は4年前のW杯で準決勝、韓国戦で涙を飲んだ相手だ。
試合はトッティをベンチに据えデルピエロを先発。
前半戦はよくイタリアが好機を演出していた。
トーニ、ジラルディーノの2トップが飛び出しや、前線で何度も得点を思わせるプレーをした。
しかし、いずれもゴールを割れないまま後半戦へ。
後半戦は逆にオーストラリアのペースに変わる。
アズーリはジラルディーノに代えてイアクインタを投入。
試合が動いたのは後半5分、ペナルティーエリア手前で相手を止めたマテラッツィがレッドカードで一発退場。
その後は一転してオーストラリアの攻勢。
GKのブッフォンは何度も危ない場面を退けた。
ピルロは徹底的なマークにあい自由にさせてもらえなかった。
流れを断ち切るべくついに後30分、デルピエロに代えてトッティを投入する。
イタリアはトッティを中心に少しずつ流れを引き寄せる。
そして後半ロスタイム、ついにその瞬間が訪れる。
左サイドから仕掛けていったグロッソがペナルティーエリアでオーストラリアDFに倒されPKを獲得。
これをトッティが左上に蹴り込み試合終了。
息の詰まる死闘はイタリアの劇的勝利で幕を降ろした。
退場者が出ても集中力を切らす事無く戦い続けたイタリア、最後まで勝負にいくメンタリティ。
その部分での力の差が出てしまった。
しかしオーストラリアも非常に素晴らしい試合運びをした。
厳しい一戦を乗り越えアズーリはさらなる進化を遂げる。
次の相手はシェフチェンコ擁するウクライナとの試合。
厳しい試合になるだろうが勝利を掴んでほしい。

ドイツからの出発

2006-06-27 09:39:19 | 管理人の独り言
2006年6月22日。ジーコジャパンの約4年に渡る航海が終わりを告げた。
結果は最下位で一次リーグ敗退。
今から4年前。ベスト16という結果を残し僕らが次の4年間を託したのは「神様」ジーコ。
神様が青い戦士達に言い続けたこと。
それは「イメージを共有しなさい」と言うことだった。
神様によって最初にタクトが振られた試合。
黄金の中盤といわれた夢の組み合わせ。
彼らが奏でる美しいハーモニーに僕らは酔い痴れた。
しかし航海が進むにつれて様々な問題が浮き彫りになってきた。
FWの得点力不足、国内組・海外組の合流、フォーメーションシステム…。
問題を抱えながらもジーコジャパンは進み続けた。
成長を喜び、失敗を繰り返し、それでも前に進み続けた。
アジアカップの制覇、新たなるFWの出現、アジア最終予選突破。
タイで行われた無観客試合を制したあの時、僕らは本大会で活躍する青い戦士達を期待せずにはいられなかった。
しかし本大会出場を決めた後も課題が残った。
そして神様によって選ばれた23人のサムライブルーはドイツへと進路を向ける。
テストマッチではホスト国ドイツをあわや喰うかというところまで追い詰めた。
しかし僕らが「過去最強」と信じた日本代表は2敗1分という結果を残しドイツを後にする。
「手遅れになる前にどうにかしないと」、「コミュニケーション不足」、「勝たなきゃ意味が無い」、「走らないとサッカーにならない」、「気持ちの問題だと思う」
誰よりも声を張り上げ警鐘を鳴らし続けた男、中田英寿。
誰よりも強い心を持ち折れない魂で臨んだ自身3度目のW杯。
しかし突き付けられた現実を前にして彼はピッチから立ち上がることができなかった。
ここまで徹底的に打ちのめされた僕らは立ち上がるのに時間がかかるだろう。
時間がかかるかもしれないが、いつかは立ち上がりまた歩きだしていける。
僕らは4年前に神様にすべてを委ねた。そして神様は常に「最後まで諦めるな」と言った。
4年間で得た事がそれだけだったとしても決してマイナスではないと思う。
ドイツからの出発。それは神様が与えてくれた最後のプレゼント。

アズーリ予選突破!

2006-06-23 02:47:22 | 管理人の独り言
我が麗しのアズーリ(イタリア代表)がチェコとの一戦を制し見事予選を一位で通過した。
第一戦のガーナ戦。攻守にわたり素晴らしい活躍を見せた。
何より大きかったのはトッティの復活。
まだトップコンディションでは無かったが良いパフォーマンスを見せた。
第二戦のアメリカ戦。相手は第一戦でチェコに破れ厳しい状況だった。
その厳しい状況を表すかのように試合は大きく荒れた。
ジラルディーノのゴールで先制したものの、その直後にウォンゴールという形ですぐ追い付かれてしまった。
加えてデ・ロッシの退場により流れは悪い方向に向く。
しかしアメリカも一人退場者を出し前半を終える。
後半にもアメリカは一人退場者を出し優位な状況で試合を進める事になる。
だが、結局終わってみれば1-1のドロー。
メディアは一斉にアズーリの予選突破に疑問符を投げ掛けた。
そして運命の第三戦。相手はチェコ。
チェコにとってはイタリアに勝利しなければ予選突破ができないという厳しい状況。
早くもアズーリに危険信号が灯る。
前半に守備の要であるネスタが故障により計算外の交替を強いられる。
しかし交替して入ったマテラッツィがコーナーキックから頭で合わせて先制。
前半終了間際にチェコは退場者を一人出す。
後半に入っても激しい試合が繰り広げられる。
チェコはネドベドを中心に少ないチャンスを活かしイタリアゴールに襲い掛かる。
試合が動いたのは後半終了間際。
途中交替で入ったインザーキがスルーパスに反応しラインを抜け出し自身W杯初ゴールを決める。
そして試合終了。アズーリは見事予選を一位で通過した。
この最終戦にはいくつものドラマがあった。
インザーキは長い間怪我に泣かされ続けていた。
度重なるリハビリにより全盛期の輝き失われ、周りからは「終わった選手だ」とまで言われた。
しかし周囲の雑音を跳ね返すかのように昨年のセリエAで見事復活を遂げる。
そしてアズーリ23人の一人に選出されたのだった。
そんな彼が彼らしいゴールでイタリアを予選突破に導いた。
もう一つ取り上げたいのはネドベドの存在である。
彼はセリエAでは有名なトッププレーヤーだ。
昨年、今年とユベントスのスクデット(リーグ優勝)に大きく貢献している。
しかし国際舞台での目立った活躍はあまりない。
第二の故郷でもあるイタリアとの対戦は感慨深いものだったろう。
アズーリのスタメンの大半はユベントスに所属しているチームメイトだ。
試合後の彼らを見ていたら涙が止まらなかった。
お互いを認め合い讃え合い尊重し合う。
そこには言葉を越えた何かが伝わってきた。
一度は代表を引退したチェコの英雄は祖国をW杯出場に導くため、再び代表に復帰をし見事な活躍を見せた。
そんな彼の胸に去来するものはいったい何なのだろうか。
毎回数々のドラマを生むW杯。
今回も多くの筋書きの無いドラマが生まれている。
この多くのドラマのゴールは7月9日のベルリン。
まだ誰も見ぬエンディングを目指してドラマは続く。

最後の食事

2006-06-16 10:56:15 | 管理人の独り言
160円のカップ焼そば。
それが人生で最後の食事。
そんな悲しい事が現実にこの世界に起きている。
まして先進国といわれているこの日本で起きていると聞いてあなたは信じられるだろうか。
これは今朝のNewsで取り上げられていた内容だ。
秋田の児童殺害遺棄事件の畠山鈴香容疑者の亡くなった娘、彩香ちゃん(9)の最後の食事になったかもしれないのは160円のカップ焼そばだったそうだ。
番組の編成自体は善悪がハッキリした内容だった。
内容や、マスコミの意図を皮肉る前に、この話に胸が痛んだ。
ちょうどその時僕は母に用意してもらった朝ご飯を食べていた。
ご飯、味噌汁、ベーコン、梅干し…。
毎日当たり前に出される目の前の朝ご飯。
そんなNewsを見て僕にはまるでご馳走のように思えた。
ここ数年食育についての関心が高まってきている。
生活の基本である「食」の根底が揺らいでいる時代だ。
あなたに考えてほしいのは自分が親になった時の事だ。
スーパーに行けば何でもとり揃っているだろう。
その中から季節の旬の食べ物を自分の子どもに食べさせてあげる事ができるだろうか。
季節ごとの行事を行うことができるだろうか。
高いお金を払ってやれお受験だ、やれ習い事だと子どもを「ブランド品」化する前に基本的な事を教えてあげて欲しい。
きちんとした食事を与えない親。虐待と何ら変わらない行為だ。
だから普段から食事には気を遣ってほしい。
毎回豪勢に何かを作れと言っているわけではない。
出来る範囲で自分なりにこだわって料理をしてほしい。
毎日の積み重ねが大事なのだから。
自分で美味しい料理を作れるようになれば誰かに披露することだってできる。
自分の作ったものを誰かに食べてもらい、その人が笑顔で喜んでくれる。
そんな事を想像してみたら楽しくなってくるだろう。
食事には気を遣ってほしい。

ブルーの戦慄&青い星

2006-06-11 08:36:58 | 管理人の独り言
皆さん、いま我らがフ●ミマの袋が青くなっているのはご存じですか?
W杯のキャンペーンの一環なのです。
一見華々しいこの袋。しかしこの袋の裏にはフ●ミマの決死の覚悟があるのです。
9日の毎日新聞だったと思うのですが、記事が出ていました。
大雑把に説明するとフ●ミマで販売されてている日本代表応援グッズの売り上げにある程度のノルマが課せられているのです。
本部から直々のお達しだったようで…。
だからというわけではありませんが、皆さんお買物はフ●ミマでしてください。
グッズもメモ帳やペンなど安いものも取り揃えています。
もしご入り用の場合は是非フ●ミマをご利用ください。

もう一つ。必要なければ極力、レジ袋をもらわないようにしてください。
僕らが身近で始められる簡単な環境保全です。
ゴミもきちんと分別して捨ててください。
大事な僕らの地球を守りましょう。

子ども

2006-06-04 17:58:03 | 管理人の独り言
今日は一人の男の子の話。

気が付くと彼は独りぼっちになっていました。
自分の周りにいてくれた人たちは誰もいません。
悲しくて悲しくて彼はしばらく動く事ができませんでした。
動く事ができず、その場で眠ってしまいました。
「眠り続ければいなくなった皆に会えるかな」と彼は考えました。
そんな期待も虚しく彼は目を覚まします。
彼は生きているのです。時間が経つにつれてお腹が空いてきました。
彼は生きているのです。生きていくためには食べなければ行けません。
男の子は独りで生きていくために旅に出ました。

(つづく)