助手席にいた私は、夫と、数分前に我が家のメンバーに加入したニャンの様子を伺った。
生き物は好きでも、飼うことに不安がある夫の肩にニャンが乗った。
たまらなく嬉しそうだ。
ニヤニヤが止まらない。
満面の笑み。
このニャンは人の扱いを心得ている。
誰にいけばプラスなのか、分かっている。
この「ニャンの忖度」は我が家にとって初めてではなかったからだ。(←追々、お話できたらと思っています)
そうこうしながら帰宅した。
1時間前に家族になったニャンは、帰宅した、迷わず夫の布団に向かい、寝た。
敷居をまたいだら遠慮はしない主義であることも分かった。
そして、翌日。動物病院を受診。
結果は、異常なし。
予防接種も終え、避妊手術の予約もした。
帰宅後のニャン、定位置になった夫の布団で爆睡。
4人家族2日目を終えた。
その後、1ヶ月のうちに片手で数えるぐらい脱走をした。
完全自宅飼いを決意した私たち。
ニャンの脱走の度、焦った。
幸い?これまで暮らした慣れた場所じゃなかったため、半径50m以内の脱走に終わる。が、飼い主として、対策に悩む日々が始まった。
続く。