入院中の母との電話で。
「こっちに、来れる?」
「う~ん。そうだね~。」
って感じで、返したら。
「今は、あなたの天下だから、来れるでしょ!!」
???
それは、どういう意味?
まさか。
「お母さん、それって」
と怒り声で言ったら。
「ごめん。変なこと言って。」
あ~、この人分かって言ったのか・・・。
認知症の母との会話。私の夫が昨年亡くなったことを理解しているのか分からないから、あまり触れないようにしてるけど。
日によって、分かってる日と分かってない日があるし。
けど、今回は分かった上で、私の天下だと。
認知症だから仕方ないのか!!母は、元々こんな人なのか!!と腹立たしかったけど。
でも、確かに私の天下と言えてしまう。今の我が家。
帰省する時。
一度も、快く行かせてくれなかった夫。子どもを言い訳にしたり、なんやかんや言ってきた。本当は、留守番が寂しかったんだと思うけど。
私も、それを感じながらも、無理矢理帰省してた。
夜ご飯の時間。
生活リズムを大切にする人だったから。決まった時間に夜ご飯ができてないと叱られた。
腹がたつこともあったけど。生活リズムは、大切だと思う。
今は私の天下。誰も私を叱ってくれない。
帰省するのに、夫に伺いをたてる必要もないし。夜ご飯の時間も、睡眠時間もめちゃくちゃ。
私の天下となり、生活リズムが乱れまくっている。
認知症の母に言われた、心ない言葉。酷い言葉だけど。悔しくて悲しい言葉だけど。
叱ってくれる夫がいないからこそ、私が整えなくては。
遺影の夫は、いつも笑顔だけど。何をしたら夫に叱られるかは、全部分かってる。
叱られるからするのではなくて。夫が残してくれた教えを守って、子ども達の生活を整えていこう。
本当は、今すぐにでも叱って欲しい。