本日の映画は、日本時代劇の異色作品である「室町無頼」です。
『室町無頼』(むろまちぶらい)は垣根涼介による歴史小説を原作とする日本映画です。入江悠が監督・脚本を手がけ、日本の歴史において初めて武士階級として一揆を起こした室町時代の人物・蓮田兵衛の知られざる戦いをドラマチックに描く作品です。
1461年、応仁の乱前夜の京が舞台です。大飢饉と疫病によって路上には無数の死体が積み重なり、人身売買や奴隷労働も横行していました。しかし時の権力者は無能で、享楽の日々を過ごすばかりで、そんな中、己の腕と才覚だけで混沌の世を生きる自由人・蓮田兵衛はひそかに倒幕と世直しを画策し、立ち上がる時を狙っていました。一方、並外れた武術の才能を秘めながらも天涯孤独で夢も希望もない日々を過ごしていた青年・才蔵は、兵衛に見出されて鍛えられ、彼の手下となります。やがて兵衛のもとに集った無頼たちは、巨大な権力に向けて暴動を仕掛けます。そんな彼らの前に、兵衛のかつての悪友・骨皮道賢率いる幕府軍が立ちはだかります。
多く出演者で再現する京の通りでの戦い、迫力ある映像でした。