久しぶりにDVDを見直しました。
引越し先に持ってきたのに、全然見る暇がなくて。
2年ぶりくらいになるのかな。
私の「蝉しぐれ」歴は、
テレビ放送(全部は見てない)→原作→映画→テレビドラマ版DVD
の順になります。
見始めて、まず、
内野聖陽氏の若さに驚愕しました。
若い…若いよ…たった6年前なのに…
っていうか、この頃はまだうっちーは美形ポジっていうか、少なくとも二枚目キャラだったよね。
宗方コーチ@「エースをねらえ!」とかまで演ってたんだもんな。
少女マンガの薄幸美形キャラだもんなあ…(遠い目)
私が内野ファンになったのは月9の「不機嫌なジーン」でして、
あの辺りからお笑い入ってきていたものの、でも、月9ヒロインの相手役だったわけで、
それはやっぱり二枚目キャラの仕事だったはずで。
(そしてその後で黄泉の帝王を演じてるわけだしー)
…やはり「風林火山」が転機なのか!?
勘助から、完全にオヤジキャラになってしまったのか!?
…ともあれ。
若い二枚目やってるうっちー(心なしか顔の骨格すら変わっている気が)を堪能いたしました。
いやあ、やっぱり萌えるわ、このドラマ。
ナレーションがくどいのがちょっと気になりますが、
冒頭とか合間合間に「20年後」の二人が入ることで、
再現ドラマっぽい作りになってるのがすごく気になったりしますが、
このドラマは、お福に感情移入して見るのが、多分正解。
「20年後」のお福の語りが挿入される度に、ぐーっと彼女の思いに引きずり込まれる。
第2回の「泣きながら…」とか、
第3回の「貴方でした。」とか、
第4回の「伝えたのです。」とか、
一気に彼女の切ない思いに寄り添って、泣ける。
彼女を翻弄した運命の残酷さを呪いながら、
それでも生き続けた彼女の心情を思って、泣ける。
お福が江戸に旅立ってしまってから、彼女と文四郎の接点はほとんどなくなってしまったけれども、
だからこそ、ほんの一瞬、文四郎の存在を感じたとき、彼の名前を聞いたとき、
お福の心がどんな風に動いたのか、どれだけ幸せに満たされたのか、
それを慮って、泣ける。
で、第6回で怒涛の萌えですよ。
回想形式にしちゃったことで、「つまり、二人は助かったんだな」ということが
先にわかってしまって、やや緊迫感が削がれてしまいますが、それでも十分ドキドキ。
舟の中で伏せたときの顔の近さに、鼓動が速くなる(笑)
そして「貴方の名前を呼びたかった…!」→「どうぞ、そのままで」
→(ナレ)「お福と抱き合ったところを見た者を、この世に生かしておくわけには」
…お福はこの時の幸せだけでその後の20年を生きることができたんだろうな、と
いうのがよくわかる(笑)超・萌えシーンでございます。
さらに視聴者にとっては、その後の里村邸のシーンがおいしい。
…いや、あのブラックな笑みがたまりません。
それまでの経緯を思えば、めっちゃ爽快だし。
最終回、奥さんのエピもまた切ない。
お福に感情移入して見ているもので、文四郎が幸せになってくれたのは嬉しい反面、
お福でない女性の存在が文四郎の中で大きくなっていくのが、切ない。
あの奥さんが魅力的でかわいい人なだけになー。(タニシ取りのシーンは特にかわいい)
…で、ラストの展開に悶え死ぬかと思いました(笑)
…いや、展開知ってるんだけどさー。
お福の「この指を覚えてますか」は、エロいな。さりげに。
直接的な描写は全くないのに、(キスシーンすらないもんねえ)
ダダ洩れの色気にノックアウトされました。
後は、朝チュン(朝じゃないけどさ)のシーンでもあれば満たされたのに。
そこを描かずに、別れる目線だけで留めるのが、ずるいよね。
幸せいっぱいでなくて、別れの寂しさが前面に出てくるんだから。
ナレーションと回想でしつこいほど、というか、その前の回を見てない人にも親切に
展開してきてたのに、最後の櫛だけは再説明無しでいくのがいいなあと思いました。
そう、説明しすぎは無粋だよ。
あれを置いていった(わざわざ懐紙に包んで)ということは、
お福はもう完全に「今生の未練」を断ち切ったってことなのですね。
それを見て微笑んだ文四郎も、お福のその思いを理解して、
だからこそあの表情になるわけで(絶品でした!)
全7回を3日かけて見ましたが、いやー、おいしくいただきました(笑)
うっちーの売りは「熱さ」だと思ってますが、だからこそ、
こういうストイックな役をやるとものすごい色気になりますね、ほんまに。
で、そのうっちー演じる文四郎を思い続けるお福を演じた水野真紀も、
いい仕事をしてくれたと思います。
十代のシーンでの清純さが凄い(爆)
ラブストーリーとして大好きな「蝉しぐれ」ですが、脇キャラも大好きです。
前に見たときは原作との相違が気になってしまったんですが、
原作をもうだいぶ忘れていたので(笑)純粋に楽しめました。
前は、「原作では美少年設定じゃなかったっけ…?」と違和感があったのに、
今回は普通にかっこ良く見えた布施鶴之助役とかね(笑)
石橋保演じる小和田逸平も好きです。
欅御殿に一緒に行くと申し出るシーンはじんときました。
勿論、与之助@クドカンもいい味だし。
この辺りのキャストは断然、ドラマ>映画 だと思う。
(そもそも映画版に鶴之助いなかったしな)
矢田淑江@鈴木杏樹のエピが端折られてたのが残念かな。
原作の彼女は、あの死に様で鮮烈な印象を残してくれたので、
「自害した」だけなのは物足りないです。
弟の鶴之助が何故、あそこまで文四郎に肩入れしてくれたのかの
原動力になってる女性なので。
横山@柄本明は、腹に一物ある感じが好き。
道場の先生@石橋蓮司は、原作の加持さまのポジションを合わせられてしまったために
「何でそんなこと知ってるの…?」とやや謎の人になってしまいましたが、
さすがの貫禄でした。
文四郎の両親がまた、息子を愛してるのが伝わってきて、泣かせてくれるし。
で、やっぱり悪役がいいしなあ。
里村@平幹二朗の憎たらしさ(笑)
また、美声ですからねえ。うっちーとの対決場面、惚れ惚れします。
でも冷静に考えると、里村って…。
やらなくてもいいことをやって自滅した感が否めない。
何もしなくても、世継ぎは、おふねさまの子どもだったのになあ。
でも平幹氏がやることで巨悪に見えるから楽しい。
それから、犬飼兵馬役も良かった。
見ようによっては彼も、里村に利用されただけの哀れな男になるのですが、
最後まで、文四郎の好敵手として散っていったのが良かった。
やっぱりすごく面白かったです。
またうっちー、時代劇してくれないかなあ。殺陣のあるやつ。
引越し先に持ってきたのに、全然見る暇がなくて。
2年ぶりくらいになるのかな。
私の「蝉しぐれ」歴は、
テレビ放送(全部は見てない)→原作→映画→テレビドラマ版DVD
の順になります。
見始めて、まず、
内野聖陽氏の若さに驚愕しました。
若い…若いよ…たった6年前なのに…
っていうか、この頃はまだうっちーは美形ポジっていうか、少なくとも二枚目キャラだったよね。
宗方コーチ@「エースをねらえ!」とかまで演ってたんだもんな。
少女マンガの薄幸美形キャラだもんなあ…(遠い目)
私が内野ファンになったのは月9の「不機嫌なジーン」でして、
あの辺りからお笑い入ってきていたものの、でも、月9ヒロインの相手役だったわけで、
それはやっぱり二枚目キャラの仕事だったはずで。
(そしてその後で黄泉の帝王を演じてるわけだしー)
…やはり「風林火山」が転機なのか!?
勘助から、完全にオヤジキャラになってしまったのか!?
…ともあれ。
若い二枚目やってるうっちー(心なしか顔の骨格すら変わっている気が)を堪能いたしました。
いやあ、やっぱり萌えるわ、このドラマ。
ナレーションがくどいのがちょっと気になりますが、
冒頭とか合間合間に「20年後」の二人が入ることで、
再現ドラマっぽい作りになってるのがすごく気になったりしますが、
このドラマは、お福に感情移入して見るのが、多分正解。
「20年後」のお福の語りが挿入される度に、ぐーっと彼女の思いに引きずり込まれる。
第2回の「泣きながら…」とか、
第3回の「貴方でした。」とか、
第4回の「伝えたのです。」とか、
一気に彼女の切ない思いに寄り添って、泣ける。
彼女を翻弄した運命の残酷さを呪いながら、
それでも生き続けた彼女の心情を思って、泣ける。
お福が江戸に旅立ってしまってから、彼女と文四郎の接点はほとんどなくなってしまったけれども、
だからこそ、ほんの一瞬、文四郎の存在を感じたとき、彼の名前を聞いたとき、
お福の心がどんな風に動いたのか、どれだけ幸せに満たされたのか、
それを慮って、泣ける。
で、第6回で怒涛の萌えですよ。
回想形式にしちゃったことで、「つまり、二人は助かったんだな」ということが
先にわかってしまって、やや緊迫感が削がれてしまいますが、それでも十分ドキドキ。
舟の中で伏せたときの顔の近さに、鼓動が速くなる(笑)
そして「貴方の名前を呼びたかった…!」→「どうぞ、そのままで」
→(ナレ)「お福と抱き合ったところを見た者を、この世に生かしておくわけには」
…お福はこの時の幸せだけでその後の20年を生きることができたんだろうな、と
いうのがよくわかる(笑)超・萌えシーンでございます。
さらに視聴者にとっては、その後の里村邸のシーンがおいしい。
…いや、あのブラックな笑みがたまりません。
それまでの経緯を思えば、めっちゃ爽快だし。
最終回、奥さんのエピもまた切ない。
お福に感情移入して見ているもので、文四郎が幸せになってくれたのは嬉しい反面、
お福でない女性の存在が文四郎の中で大きくなっていくのが、切ない。
あの奥さんが魅力的でかわいい人なだけになー。(タニシ取りのシーンは特にかわいい)
…で、ラストの展開に悶え死ぬかと思いました(笑)
…いや、展開知ってるんだけどさー。
お福の「この指を覚えてますか」は、エロいな。さりげに。
直接的な描写は全くないのに、(キスシーンすらないもんねえ)
ダダ洩れの色気にノックアウトされました。
後は、朝チュン(朝じゃないけどさ)のシーンでもあれば満たされたのに。
そこを描かずに、別れる目線だけで留めるのが、ずるいよね。
幸せいっぱいでなくて、別れの寂しさが前面に出てくるんだから。
ナレーションと回想でしつこいほど、というか、その前の回を見てない人にも親切に
展開してきてたのに、最後の櫛だけは再説明無しでいくのがいいなあと思いました。
そう、説明しすぎは無粋だよ。
あれを置いていった(わざわざ懐紙に包んで)ということは、
お福はもう完全に「今生の未練」を断ち切ったってことなのですね。
それを見て微笑んだ文四郎も、お福のその思いを理解して、
だからこそあの表情になるわけで(絶品でした!)
全7回を3日かけて見ましたが、いやー、おいしくいただきました(笑)
うっちーの売りは「熱さ」だと思ってますが、だからこそ、
こういうストイックな役をやるとものすごい色気になりますね、ほんまに。
で、そのうっちー演じる文四郎を思い続けるお福を演じた水野真紀も、
いい仕事をしてくれたと思います。
十代のシーンでの清純さが凄い(爆)
ラブストーリーとして大好きな「蝉しぐれ」ですが、脇キャラも大好きです。
前に見たときは原作との相違が気になってしまったんですが、
原作をもうだいぶ忘れていたので(笑)純粋に楽しめました。
前は、「原作では美少年設定じゃなかったっけ…?」と違和感があったのに、
今回は普通にかっこ良く見えた布施鶴之助役とかね(笑)
石橋保演じる小和田逸平も好きです。
欅御殿に一緒に行くと申し出るシーンはじんときました。
勿論、与之助@クドカンもいい味だし。
この辺りのキャストは断然、ドラマ>映画 だと思う。
(そもそも映画版に鶴之助いなかったしな)
矢田淑江@鈴木杏樹のエピが端折られてたのが残念かな。
原作の彼女は、あの死に様で鮮烈な印象を残してくれたので、
「自害した」だけなのは物足りないです。
弟の鶴之助が何故、あそこまで文四郎に肩入れしてくれたのかの
原動力になってる女性なので。
横山@柄本明は、腹に一物ある感じが好き。
道場の先生@石橋蓮司は、原作の加持さまのポジションを合わせられてしまったために
「何でそんなこと知ってるの…?」とやや謎の人になってしまいましたが、
さすがの貫禄でした。
文四郎の両親がまた、息子を愛してるのが伝わってきて、泣かせてくれるし。
で、やっぱり悪役がいいしなあ。
里村@平幹二朗の憎たらしさ(笑)
また、美声ですからねえ。うっちーとの対決場面、惚れ惚れします。
でも冷静に考えると、里村って…。
やらなくてもいいことをやって自滅した感が否めない。
何もしなくても、世継ぎは、おふねさまの子どもだったのになあ。
でも平幹氏がやることで巨悪に見えるから楽しい。
それから、犬飼兵馬役も良かった。
見ようによっては彼も、里村に利用されただけの哀れな男になるのですが、
最後まで、文四郎の好敵手として散っていったのが良かった。
やっぱりすごく面白かったです。
またうっちー、時代劇してくれないかなあ。殺陣のあるやつ。
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