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近況注意報 0922 音楽篇

ホイットニー・ヒューストンのライヴ・アルバム発売決定。



 歌姫ホイットニー・ヒューストンの本格的なライヴ・ベスト・アルバムがリリースされるそうです。そのメーカー・インフォメーションがこちら。

◇◇◇

2012年2月11日の突然の事故死から2年。ホイットニー・ヒューストンのホントの凄さが遂にヴェールを脱ぎます。その唯一無二の歌声は<THE VOICE>と讃えられますが、その真価を発揮するのがライヴ。全盛期のライヴでの歌声は、ゴスペルをベースにした力強さと、都会的でエレガントな女性らしさをあわせ持ち神々しいほど。

この作品は彼女にとって初めての本格的なライヴ・アルバムとなり、デビュー前の1983年の初テレビ出演時のパフォーマンスから、2009年プロモーションのために出演したテレビ番組「オプラ・ウィンフリー・ショー」でのパフォーマンスまで年代順に収録。

オーディションでホイットニーを見出し、最後までサポートを続けた米音楽業界きっての大物プロデューサー、クライヴ・デイヴィスが全面的に監修し、「オールウェイズ・ラヴ・ユー」「グレイテスト・ラヴ・オブ・オール」「すてきなSomebody」などヒット曲を網羅したベスト・ヒット・ライヴに仕上がっています。クライヴ・デイヴィスのプロデュースだけあって、普通のアーティストのライヴ作品ではまずお目にかかれない、グラミー賞など各アワードでの貴重なパフォーマンスや人気TV番組での珍しいパフォーマンスなどが数多く収録されている点も注目すべきポイント。

本作の発売にあたり、プロデューサーであるクライヴ・デイヴィスは、「ホイットニーのこのライヴ・アルバムは、すべての人の気を失わせるほどだろう。 この作品は間違いなく彼女が個性的で、常に第一線級のシンガーであったことを示している。 誰ひとり彼女のようにはなれなかったことを再確認し、私は今もとても興奮している。 また、若くして彼女を失ったことは、痛ましい悲劇でもありました。 これらの映像を観ることは魅惑的な体験で、長い年月を経て改めて証明された彼女の驚くべきヴォーカルと歌には、何度も何度もうっとりさせられた」と彼女のパフォーマンスを称え、ホイットニー・ヒューストン・エステート(財団)の代表であるパトリシア・ヒューストンは、「ホイットニーの声は、ただ皆さんを心地よくするだけでなく、生きていると実感させてくれる唯一無二の歌声だった」と語っています。
(メーカー・インフォメーションより)


◇◇◇

 映画『ボディーガード』に出演し、その主題歌「オールウェイズ・ラヴ・ユー」が大ヒットした頃までは良かったですが、ボビー・ブラウンと結婚したあたりから下降の兆しを見せはじめ、大麻やコカインに溺れ、ボビー・ブラウンのDVなど、スキャンダルな面ばかりが取り上げられたホイットニー。2009年のアルバム『アイ・ルック・トゥ・ユー』で一時は復活し、2010年2月の東京公演を含むワールドツアーも開催。しかし、そのツアーでも息が切れて歌えなかったり、呼吸器障害を起こして入院しキャンセル。オーストラリア公演では“歌えない”パフォーマンスに観客からブーイングを食らうなど、トラブルが続出。結局、翌年からアルコール・薬物依存克服プログラムを再開、さらには破産寸前とも噂されました。そして、2012年2月11日に、入浴中にコカインの影響による心臓発作での溺死で帰らぬ人に。

 自分が人生で初めて購入したCDは、記憶が正しければ、彼女のアルバムでした。アナログ(LP)とCDどちらも購入した記憶があります。圧倒的なヴォーカルにテレビやラジオで触れて、いそいそとレコードショップに買いに出かけたことを覚えています。絶頂時からの凋落ぶりは歯がゆいばかりで(当時、多くのファンがボビーと結婚してなかったら、と思っていたでしょう…苦笑)、ドラッグやDV、金など、スーパースターの栄光と挫折のテンプレートのような人生でしたが、彼女の楽曲を聴くとそんな思いも吹き飛んでしまうほど圧巻なのもまた事実でした。

 その後、マライア・キャリーが出てきたり、アリシア・キーズが登場したりと心を揺さぶるシンガーは数多く出てきたのですが、やっぱりまだ自分の中ではホイットニーを超える存在はいないのかなとも感じています。

 そんなホイットニーのベスト・パフォーマンスのうち、印象に残っているのが、1991年のアメリカンフットボールの祭典“第25回スーパーボウル”でのアメリカ国歌斉唱です。





 身震いするくらいの歌唱とはまさにこのこと。この歌唱は、国歌斉唱というイヴェントでのものでありながら、シングルにもなったのも頷けるパフォーマンスでした。

 日本でもスポーツなどのイヴェントで国歌斉唱がありますが、ホイットニー級とまではいかなくても、そのくらいの力量がある人をセレクトしてもらいたいところです。







 小柳ゆきが米日どちらの国歌を歌えるのも凄いけど、松崎しげるの声量は本当に半端ないな。(笑)


 ホイットニー・ヒューストン『Whitney Houston Live: Her Greatest Performances』は国内盤が11月12日、輸入盤がその前日の11月11日にリリース予定とのことです。収録曲は次の通り。

01 Home (The Merv Griffin Show,1983)
02 You Give Good Love (The Tonight Show Starring Johnny Carson,1985)
03 How Will I Know (The BRIT Awards,1987)
04 One Moment In Time (The 31st Annual Grammy® Awards, 1989)
05 Greatest Love Of All (That’s What Friends Are For: Arista Records 15th Anniversary Concert,1990)
06 I Wanna Dance With Somebody (Who Loves Me) (That's What Friends Are For: Arista Records 15th Anniversary Concert,1990)
07 The Star Spangled Banner (Super Bowl XXV, 1991)
08 All The Man That I Need (Welcome Home Heroes,1991)
09 I'm Your Baby Tonight (Welcome Home Heroes, 1991)
10 A Song For You (Welcome Home Heroes, 1991)
11 Medley: I Loves You, Porgy/And I Am Telling You I'm Not Going/I Have Nothing (The 21st Annual American Music Awards, 1994)
12 I'm Every Woman (The Concert For A New South Africa, 1994)
13 I Will Always Love You (The Concert For A New South Africa, 1994)
14 My Love Is Your Love (Late Show With David Letterman, 1998)
15 I Believe In You And Me (The 16th Annual World Music Awards, 2004)
16 I Didn't Know My Own Strength (The Oprah Winfrey Show, 2009)


 2012年の東京公演は行くか行かないか迷って、パフォーマンスが低調という情報を耳にしていたこともあり、結局行かなかったのですが……いつもなら死んでしまう前に行っておけばよかったと思うのですが、低調な痛々しいホイットニーを見なくてもいいかなという思いもあって、行かなかったことに後悔はないです。むしろ、この作品が本当に素晴らしいライヴ・テイクを収録しているのなら、こちらで楽しみたいと思っています。はい。

 5曲目の「Greatest Love Of All」はこれかな。



 まさに“アメージング!”ですな。










以上です、キャップ。

 



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ホイットニー・ライヴ
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Live: Her Greatest Performances
Whitney Houston
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