アウェイ磐田戦はスコアレスドロー。
アウェイで勝ち点1と捉えれば、それほど悪くはないと感じるかもしれないが、相手は降格圏に位置する磐田である。この試合まで6戦勝ちなしだ。その磐田の前半のシュート数は11本。これに対してFC東京は2本。権田のファインセーヴもあったが、それよりも磐田の決定機におけるシュートミスによって失点を免れたきらいが少なくない。この前半で決められていたら、勝ち点1は危ういものとなっていただろう。
前後半でのシュート数は磐田が13本、FC東京は9本だから、後半はFC東京が押していたということにもなるが、決定的なチャンスは後半15分の東のバーに当てたFKくらいか。無失点という言葉は感じがいいが、これで2戦連続無得点。
8月は勝負の月だというのに、最下位の大分(とはいえ、序盤で先制されている)に勝利して以降は、3戦して1敗2分け。勝ち点を上積みしたい時期・相手に対して停滞(手痛い)してしまっている。上位に食らいつけず、下位に取りこぼす。これでは上位進出などおぼつかないのも致し方ないところだ。
スタイルや精度、相性などさまざまな要因はあるだろう。だが、今のFC東京に足りないのは、勝利への貪欲さ、がむしゃらな気持ちなのではないだろうか。格好悪くても、少々絵にならなくても、這いつくばってむしり取るくらいの気概がないと、これから優勝やACL圏内を狙う上位勢、降格を免れようと必死にもがく下位勢に対して、易々と勝ち点を奪えないと思う。
次節は中3日で鳥栖戦、そして中2日でアウェイ広島戦、浦和、名古屋、大宮、鹿島と厳しい相手が続く。それゆえ、次節のホーム(国立)での鳥栖戦は是が非でも勝たなければならない。残り12試合、もう「内容は良かった」「支配する時間は多かった」という試合はいらない。勝利という劇薬こそが、停滞したチームを活性化させる時期に来ている。
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≪J1 第22節≫
【日時】2013/08/24 19:04
【会場】ヤマハスタジアム
【観衆】12,809人
【天候】曇り、無風
【気温】28.2度
【湿度】62%
【審判】(主審)家本政明(副審)八木あかね、平野伸一
【結果】
磐田 0(0-0、0-0)0 FC東京
【得点】
(磐):
(東):
【FC東京メンバー】
GK 20 権田修一
DF 02 徳永悠平
DF 03 森重真人
DF 30 チャン・ヒョンス → DF 05 加賀健一(59分)
DF 06 太田宏介
MF 07 米本拓司
MF 08 長谷川アーリアジャスール
MF 18 石川直宏 → MF 04 高橋秀人(76分)
MF 38 東慶悟 → MF 32 ネマニャ・ヴチチェヴィッチ(71分)
MF 49 ルーカス
FW 09 渡邉千真
GK 01 塩田仁史
MF 36 三田啓貴
FW 13 平山相太
FW 23 林容平
監督 ランコ・ポポヴィッチ
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03/02(土) ○FC東京 2-1 大分(A)
03/09(土) ○FC東京 3-0 柏 (H)
03/16(土) ●FC東京 0-1 C大阪(A)
03/30(土) ●FC東京 2-3 横浜FM(A)
04/06(土) ●FC東京 0-1 大宮(H)
04/13(土) ●FC東京 1-2 仙台(A)
04/20(土) ○FC東京 3-1 名古屋(H)
04/27(土) ○FC東京 2-0 川崎(H)
05/03(金) ○FC東京 3-2 鳥栖(A)
05/06(月) △FC東京 2-2 磐田(H)
05/11(土) ●FC東京 2-3 湘南(A)
05/18(土) ○FC東京 2-0 清水(H)
05/25(土) ●FC東京 2-3 鹿島(A)
07/06(土) ●FC東京 0-1 広島(H)
07/10(水) △FC東京 2-2 浦和(A)
07/13(土) ○FC東京 3-0 新潟(A)
07/17(水) ○FC東京 4-1 甲府(H)
07/31(水) △FC東京 0-0 清水(A)
08/03(土) ○FC東京 2-0 大分(H)
08/10(土) △FC東京 2-2 川崎(A)
08/17(土) ●FC東京 0-2 横浜FM(H)
08/24(土) △FC東京 0-0 磐田(A)
08/28(水) FC東京 × 鳥栖(H)
08/31(土) FC東京 × 広島(A)
09/14(土) FC東京 × 浦和(H)
09/21(土) FC東京 × 名古屋(A)
09/28(土) FC東京 × 大宮(A)
10/05(土) FC東京 × 鹿島(H)
10/19(土) FC東京 × 新潟(H)
10/27(日) FC東京 × 甲府(A)
11/10(日) FC東京 × C大阪(H)
11/23(土) FC東京 × 湘南(H)
11/30(土) FC東京 × 柏(A)
12/07(土) FC東京 × 仙台(H)
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