4C ダイアモンドvol2

ダイアモンドは地表下120～200キロで巨大なロックプレートの下で形成されますが人間同様その成長時の周囲の環境によりダイアモンドも影響を強く受けます。ダイアが成長している場所に他の結晶があればその結晶がダイモンド内に入り込む場合もあり、そうなるとインクルージョン（内包物）となり、そのダイアモンドの価値は下がることになるでしょう。

また不純物の１つの窒素はダイアを黄色くします。

このように様々な自然の影響を受けたダイアモンドの原石を最大限に美しくするには熟練したカッターの腕にかかっています。

そして次に話す４Cという基準がよりいい物程一般的に評価は上がります。

Carat(重量)

１キャラットは０．２ｇになります。

ほんのわずかな重さの違いでダイアは値段が変わるので重量は1/000キャラットまでまで測定して1/100キャラットで四捨五入されます。

ちなみに史上最大のダイアモンドの原石はカリナンで、原石で3,106.75キャラット。そこからカットされた最大のダイアは530.20キャラットです。

Color(カラー)

D　E　F　　　　G　H　I　J　　　　KLM　　　　　　N・・・・・Z
無色　　　　　ほとんど無色　　僅かな黄色　　薄い黄色　黄色

とランクされDの無色が一番価値が高くなります。

しかしダイアモンドは他の色もあり、ピンク、グリーン、ブルー、レッドなどは色合いが鮮やかなものは無色のより高い価値があります。黄色のダイアモもその黄色が鮮やかなら価値が高くなります。あくまで上記のランク分けは無色から鮮やかでないイエロー/ブラウンのダイアに適用される物であることを考慮しておいたほうがいいです。

Clarity(クラリティ)

クラリティはダイアモンドのブレミッシュ（表面の傷）、インクルージョン（内包物）の程度をあらわす物です。

FL(10倍の拡大で無キズ)
IF(10倍の拡大で微小な表面の欠点)
VVS1(10倍の拡大で発見困難な微小の欠点)
VVS2
VS1(10倍の拡大で発見が多少困難な欠点)
VS2
SI1(10倍の拡大で発見が容易、肉眼では困難)
SI2
I1(肉眼で容易に発見できる)
I2
I3

とランク付けしています。上のランク程価値が高くなります。

CUT(カット)

ダイアモンドの美しさに対し人間が関与する部分であり、上の３つのCに重大な影響を及ぼします。
プロポーション(形)とフィニッシュ(仕上げ)を基に総合的に決定されます。

EXCELLENT(エクセレント)
VERYGOOD(ベリーグッド)
GOOD(グッド)
FAIR(フェアー)
POOR(プアー)

の５段階の等級付けされます。

つづく


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