近畿旅客鉄道 佐倉線

明日の鉄道員を夢見る男の物語

グリーン車と普通車指定席~格差の縮小?

2012年03月19日 | 5番線「気になる○○○…」

さて皆さんも存知の通り私は3月16日に運転された「のぞみ609号」に乗車しました。
この日は300系新幹線の最終運転日という事もあり思い切ってグリーン車を利用しました。

ちなみに私は新幹線などのグリーン車に乗車した経験は一切無かったのでかなり期待していました。
 (東海道線の普通列車グリーン車は冬の旅行記で乗車した経験があります。)
異常な期待をして車内に入った時の感想ですが「あれ…。」と思いました。
何故かグリーン車に乗車しているにもかかわらずあまり贅沢感を感じられませんでした。

暫く考えてみたところ、普段からこの様な座席に慣れている事が原因なのではと思いました。
山陽新幹線では「さくら」や「こだま」を中心に普通車指定席でも2列+2列配置が常識となっています。
また100系新幹線ではグリーン車の座席を普通車に流用している為、快適性はグリーン車とほぼ同等だと言えます。


これは300系新幹線のグリーン車とN700系新幹線(7000番台)の普通車指定席を比較した写真です。
  
両者の相違点を比較すればオーディオ設備やカーペット・読書灯などの有無程度です。
強いて言えばヘッドレストの張り出しが大きい事や照明が少々暗めの物が採用されている位です。


では今やグリーン車は普通車と殆ど大差が無いのではと言われると全くそうではありません。
グリーン車の最大の強みは「グリーン車の利用客のみで車内空間を貸し切る事が出来る」事です。
基本的にグリーン券を所持していない利用者はグリーン車の車内に出入る事は不可と運送約款などで定められています。
(普通列車グリーン車でデッキに立っている場合でもグリーン券を必要とするのはこれが理由です。)

例えば帰省ラッシュの様な爆発的な混雑でも自由席に入り切らない利用者がグリーン車のデッキに立つ事は絶対にありません。
それ故に「車内の静寂性」という観点ではグリーン車は普通車よりも優位である事が分かります。

グリーン車と普通車…最近では普通車の設備や座席の水準も随分向上しました。
しかし現代になってもグリーン車はやはり普通車とは違う「何か」を備えているのでしょう。



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