ラジオ少年時代の思い出と・・・いま

現在50歳を越えるおじさんたちは、子供のころ拾ってきた廃品のテレビやラジオを直してあそんだ・・・・あぁ懐かしい

FT-400S

2012-09-13 | Rig

これまで、真空管の無線機でTS-511、TS-311を探していた(トリオ(TRIO)派です)が、今回

FT-400Sをオークションで手に入れた。

思ったより大きく、重い!! また、Sメーターが普通の無線機とは逆。VFOのダイヤルも逆回転である。 そんなわけで、多少違和感がある無線機だ。

TF-400Sは八重洲無線が、1969年 89,000円で販売した。HF SSBトランシーバーである。

1969年の大学の初任給は4万円弱のようで、TS-400Sは2ヶ月以上の価格という事になります。

S オール真空管ではないが、真空管が18本使われている。

整流は1S1944のブリッジ整流。VFOもトランジスタを使用している。

HFのSSBの販売を調べてみると、1962年 八重洲無線が FL-20(49,800円)ごろから発売されたいるようだ。

早速、各部を検証

4001_4

さすが40年以上なので誇りもすごい 4002_2

早速内部の観察へ

裏面はきれいである。Ura

部品取りされたような形跡は無い。トランスも焼けていない。コイルも大丈夫そうだ

ファイナル(6JS6)に内部放電の後が見られる。4003_2

真空管を外してみると 4004_2  初めてこのような姿をみた。

ヒューズも切れている。4005

真空管を1個ずつ外し清掃する。

Se1 Se2 Se3

 

パネルの掃除。 この無線機タバコの臭いが強い。

最初はアルコールで拭いていたが、取れにくいので表面のフィルム(シート)をとる事にした。

Se6  Se5

メッキ錆び落とし

Bf1  メラミンスポンジで磨くAf1

VFO掃除 D1 D2  幾分スムースに

ファイナルの交換

オークションで6JS6A を400円で落札。66 これはラッキー

早速交換。Kou1  各電圧とバイアスを調整し、ダミーロードをつないだ。

そして、パワーを出してみるがパワーが全く出ていない。

自作のRFプローブで12BY7Aの出力からあたって見た。確かに6JS6は動作している。

しばらくするとプレートが真っ赤だ。すぐ電源を切る。Pt

他を確認すると、I・C ROのメーターも触れていない。

判った。出力リレーが励磁していない。使っているのはDC100Vのリレー。

別のところに使われているリレーで確認するとリレーは動く。Ry

明らかにリレーの故障のようだ。

 

仕方なく」、オークションでMY-4N DC100Vを300円で落札。Rry

早速リレーの交換。

配線に目印をつける。Ry1_2 Ry2_2

Ry35 Ry3 Ry4

交換完了

パワーを確認 Po  15W程度を確認。

このFT-400Sは出力の切り替えのリレーが壊れ、そのまま送信を続けたため、真空管が溶け、ヒューズが切れた様に思われる。

とりあえず使えるところまで復帰した。

少し音が悪い。すこしハム音もする、次回持ち越し

SSBフィルターFiruta_2

 

SSBの変調は7360を使っている。トリオのTS-500も同じように7360をつかっているようだ。

7360 Bm  

その後発売された FT-101などはダイオードで構成されている。

 

2012-9-16

手持ちの(TS-520の予備で保有)12BY7Aも交換してみる。

受信、送信の調整を試みた、

Dscf5394  しかし、ちょうど良いコアドライバーを持ち合わせておらず

断念した。 適当なコアドライバーで回して、コアを割ってしまうと交換部品を調達するのに苦労する。

送信パワーはDscf5381  30Wまで得られた。

ここまでの費用 

FT-400Sの落札額 4935円(送料:1580円)

6JS6Aの落札金額 400円(送料:600円)

DC100Vリレー(MY-4N) の落札金額 300円(送料120円)

満足度  85%

 

 

 

運用

7MHzをワッチしていると、JA1のOMさんのCQが聞こえた。(JA1であっても再割り当てとかで、古い無線機をご存じない方がいらっしゃるので・・・)

このリグ(TS-400S)をレストアしても実用性はほとんどありません。

しかし、せっかく使えそうな状態なので、わかってくれる人だけを探して・・

運がよく、相手の局もオール真空管の無線機(コリンズ)でした。

QSOをはじめて1KHz程度周波数が動きます。相手の局はVFOをDDSに変更されていました。

FT-400Sも周波数を安定させないと、他の局に迷惑がかかりそうです。

変調も使えないレベルではなさそうです。

40年以上経過した無線機 シャックの飾りになりそうです。

受信状態

Dscf5377

その後 TS-511,TS-311のオークションを狙うが、落札できない。

まあ、TF-400が良かったかな~ と でも、扱いにくい(VFOの操作)とSメーター(逆)・・・

Dscf5448 Dscf5447

 

バラモジの真空管 手に入れた。

 

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