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Re,1999.6.18

2009-06-18 17:01:22 | 旧メンバーブログ
まるで部活、ホントに楽しい

YOSAKOI ソーラン祭り

竹の子族の再来かと、一瞬たじろいだ。
赤、緑、金色・・・・・。

派手な法被姿の若い男女に札幌の地下鉄は占領されていた。
髪から額、鼻やほおまでカラフルにペインティング。

高揚した気分を抑えきれないかのように、大声ではしゃいでいる。

「YOSAKOIソーラン祭り」のメイン会場。
大通り公園に着くと、地下鉄以上の興奮が待っていた。
入賞者が決まる最終日。

参加チームの旗を持った男性が、目の前を駆けていった。
「竹の子族、あるいは花の応援団風だね。」

山口さんは会場をキョロキョロ見回して、ちょっとまじめな顔になった。
「北海道の祭りなのに、アイヌは置き去りにされているな。」

参加者は3万4000人。はじまってわずか8年目の若い祭りに
全国から集う若者の数は増える一方だ。

人ごみを掻き分け、公園の中央で向かう。
でっかい舞台、それを320インチの大画面が映し出す。
スピーカーの音が耳をつんざく。

山口さんへと腰を下ろし、舞台への出番を待つ女子高生に話しかけていた。

「祭りのどんなところが楽しい」
「うーーーん。普段しない格好をするとこかな。」
先端が腰まであるはちまきを締め、赤と黒が基調の衣装に
オール漢字のチーム名。鼻ピアス、はやりのボディーワイヤーで
今風にアレンジしているが、「20年前の原宿」の感は否めない。

公園脇の道路に移動して、踊りながらパレードをする一群を眺めた。
表情もマニュアルがあるのだろう、全員が同じような微笑を浮かべ、
最後は満面の笑みで終える。

山口さんは拍手をしながらも、言葉はクールだ。
「アフリカの踊りのような情熱さは感じられない。」
「一生懸命で整然としている。祭りにあるチーム同士のけんかも
 ないかもね。」

確かに全体に統制された動きが多い。踊り方に制約はないはずなのに
みんな同じに見える。祭りというより学校の体育祭のマスゲームの印象だ。

(朝日新聞 1999年6月18日 ニッポン現場紀行)

夏に近づくにつれて、祭りの催しのニュースが入ってくるようになる。
毎回の試合の入場者が多いサッカーのアルビレックスの試合であるが、
観客は、若い世代は思いのほか入っていないのだという。

以前、友だちとどうすれば、若い世代が入るだろうと話をしたときに
スタジアムの周りでお祭りをやればいいんじゃないかと
言っていた。しかし、スタジアムの周りでお祭りをやったとして、
集客数はそれほど、増えない気もする。

新潟にも、札幌のYOSAKOIに似た
にいがた総おどりがある。

夏には、サッカーのスタジアムである
ビックスワンで総踊りを踊ってみませんかというイベントもある。

スタジアムの周りでお祭りというよりも、スタジアムの中を使って
何かをやれるほうが、ずっと良いかもしれない。

お祭りというと、どこで開催されるかも大事であるが、
要は、どれくらい会場の雰囲気を盛り上げるかでもあるように考える。

スタジアムの外と内で温度差が違えば、盛り上がりにイマイチ欠けるだろうし、
そう踊りと、サッカーの情熱とで、相乗効果を発揮すれば、
それはそれはスゴイモノになるだろうとは考えられる。

ただ、そうはいっても、急にテンションを上げることができないのも
日本人の性質の1つでもあるように思う。

熱は適度の暑さに限る。


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