いよいよ2月に入りました。「寒い!」と言わずには、2言目が出てこない日が続いております。
そんな中、待望の第1回アマチュア弦楽器奏者に向けてのイベントを、無事、開催することが出来ました!より多くの弦楽器奏者の方々と共に演奏したい!GSOのサウンドに共感してくださる管楽器の奏者に出会いたい!そんな思いで企画した今回の催しですが、私たちも、当日までいったいどれだけの人が来てくださるのか検討がつかず、不安がいっぱいでした。
当日は、いつも演奏会でご協力くださるクラリネットのSさんが親子でご参加下さり、2ndバイオリンを担当していただきました。また、もう一人、クラリネットのS氏も駆けつけていただき、1stバイオリンとのコラボを楽しんでいただきました。
バスクラリネットまでずらりと並んだバイオリンならぬクラリネット群の横で、今回、弦楽器を代表してアドバイスし管楽器の悩みに答えてくださった、バイオリンのT氏が真中で演奏に加わって下さいました。
題材は、シベリウスから2曲を選曲し、大山先生のアカデミックな話を交えての勉強会のスタイルでの進行です。この2曲とも、通常管楽器パートがない曲ですので、弦と管のコラボの勉強にはぴったりでした。 弦の音源がボーイングならば、管のそれは「エアー」。この違うものが、一つに合わさるにはそれぞれの特徴を知らなければならないのですが、とかく管楽器が陥りやすいのは自然な響きとは違う、自分都合の演奏の仕方です。
まず最初に、倍音の多い楽器を使って倍音を見つけ出す訓練をしました。楽音あるところに、倍音があり、上下に広がる倍音列を一人ひとりが探しました。(私は、下に広がる倍音がなかなか聞こえませんでした。)そこを基点に、音の処理や曲の歌い方を素朴な疑問の投げかけによって、一つずつ解明していきました。
途中、嬉しいことに、近くで楽器製作をされているチェロ奏者が見学においでになり、見学では飽き足らずチェロを取りに帰って参加くださるという出来事がありました!大山先生の話に引き込まれて、うなずきながら聞いて、演奏される姿はとても感動的でした。今回の企画では、ご参加いただいたクラリネットやチェロの皆さんだけでなく、既存の団員にとっても、貴重な勉強になりとても真摯に音楽を楽しめる時間となりました。GSOが、弦楽器を加えて更なる勉強の場となっていく第1歩でしたが、今後も、第2回、3回と続けて、より楽しい団体にしていく為、更に一般の方々にもGSOを知っていただくの場をもっとたくさん作っていきたいと思いました。是非、同じ志をもつ方々に出会いたいと考えておりますので、普段の練習の時でも、いつでもウィンドキャッスルの門を叩いていただくことを、心からお待ちしております!
トロンボーンkk