建て直そう日本・女性塾

「女性塾」は良識的な女性を議員に送り出す学び舎です。このブログは「女性塾」情報を発信いたします。

女性塾 特別シンポジウム10月25日議事録②

2005年11月23日 23時31分32秒 | シンポジウム議事録
     建て直そう日本・女性塾 特別シンポジウム(10月25日)
              【議事録②】

伊藤哲夫 先生
 今回、安倍晋三先生にも女性塾の趣旨に賛同して戴きました。安倍先生お願い致します。
安倍晋三 衆議院議員
 皆さん、こんにちは。全国からこんなに沢山の方に来ていただき大変感激しております。
 衆議院の自民党女性議員は7名から26名に増えました。女性塾がもっと早く設立していたら倍以上になったのではないかと思います。このたびの選挙は急だったので女性候補が頭に浮かばなかったのですね。 
 若手議員の集まりで「総理の靖国参拝を支持する慰霊の日」(“慰霊の日”の部分はよく聞き取れなかったので、間違いかもしれない)に、ここにおられる稲田弁護士に講師をお願いしました。そのとき私を含めて3人の議員で、稲田さんのような方に議員に出てもらいたい、と話しており、それが今回の衆議院選挙となりました。
 今後、候補者を出していくのに予め人材をプールしておく、といいますか、人材育成をしておいて、候補者として皆の頭の中に入れておくことが大切なんだろうと思います。
 今年は自民党結党50年、戦後60年となり、もう一度戦後歴史の歩みを振り返り、やり残したこと、間違っていることなど総決算しながら、21世紀の日本を作っていきたい、保守政党・自民党の役割は大きいと思います。女性議員の皆様にはしっかり保守の側から発信していただくのが大事であると思います。
 しかし保守系の女性議員は地方ではなかなか出にくい、という状況があります。①地方議会では、保守系の女性に議会への門戸を閉ざしている、②保守系の女性候補はマスコミで取り上げてもらえない、という二重のハンディキャップを(保守の女性は)乗り越えていかなければならないからです。
 ですから女性塾で、地方から女性議員を産出していくことが大切なんだと思います。
 山谷えり子さんと今取り組んでおります「過激な性教育」「ジェンダーフリー教育」ですが、私が座長を務めると必ずネガティブキャンペーンが起きまして、女性団体が私の事務所に押しかけてきて「安倍さんは女性をまた家庭に閉じ込めるのか」と言うのですね。そうした時私は「これは山谷えり子さんが事実上中心ですよ。山谷えり子さんを家庭に閉じ込めたら、この運動は出来ないのですよ」と言いますと、相手も(妙に)納得してしまう(納得させられてしまう)のです。
 イギリスでの大改革、サッチャー時代1988年の改革ですが、教育でも行われました。親が子供の学校を選べる、自治会がよくない先生を辞めさせることにしたら、かなりの学校が閉鎖されました。これに反対し、教職員組合が、6ヶ月ストライキをしましたが、サッチャーはそれに屈しませんでした。良くない教師を出す学部も廃止する、というかなりの荒療治をした結果、イギリスの教育水準は上がり、1988年当時は発展途上国並みだったのが高水準となりました。
 またイギリスにおいても自虐的教科書が横行していたわけですが、サッチャー改革でバランスのとれた教科書となりました。労働党政権となってもこのサッチャー路線を引き継いでいることからも、この改革は正しかったと思います。
 我々もこの女性のリーダーシップに学ばなければなりません。
 近い将来、この女性塾から自民党女性議員だけでなく、(女性)首相が出ることを期待しています。

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