謹賀新年
昨年は大変お世話になりまして、誠に有難うございました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年12月15日、待望の「改正教育基本法」が成立致しました。私達が求めてきた
①「愛国心」の明記、②「宗教的情操の涵養」の明記、③(教育は)「不当な支配に服することなく」という文言の削除・・・・の3点修正はできませんでしたが、「不当な支配」については、「教育は、この法律および他の法律の定めるところにより行われるべきもの」(第16条)という条文を加えたことで歯止めがかけられると考えます。
問題は、「教育の目標」(第2条3項)です。ここで、我が国に革命戦略を組み込む「男女共同参画社会基本法」(以下、参画法)が狙う「男女の平等」が謳われています。
これが今後、危惧されるところです。
ほかの点につきましては、「伝統文化の尊重」や「道徳心」「家庭教育」などが明文化され、これまでの基本法にない常識が示されたことは評価できましょう。
さて、平成19年という新しい年が始まりました。 これまで60年余にわたって、我が国は独立国としての体をなしてきませんでした。
しかし、昨年秋の安倍晋三政権の誕生によって、ようやく日本再生の産声があがった観がございます。
この改正教育基本法の成立や、防衛庁の省への格上げもその兆しと言えましょう。
しかし、他方で我が国は、未曾有の国難に遭遇しております。日本を取り巻く情勢を見れば、北方領土や竹島、尖閣諸島などの領土問題、拉致事件、朝鮮半島情勢、
中国の軍拡や環境汚染など問題は山積みしています。
そしてもう一つ、国内問題では、男女共同参画社会基本法がございます。いくら安倍政権が立派な国の理想を掲げたところで、それを根底から覆す法律を温存していては「どうぞ日本を壊して下さい」と言っているのと同じです。これでは獅子身中の虫と申せましょう。私たちは、参画法の廃棄をめざして、真剣に取り組まなければならないと思います。その為には、良識派の国民の総結集が必要です。
本当の意味で「美しい国・日本」を再生する為には、安倍政権は、古い曖昧な政治の衣は脱ぎ捨てて、明確な国家ビジョンを掲げてそれを実現しなければなりません。
来る2月18日に、参画法の廃棄をめざす「美しい日本をつくる会」の国民運動発会式を明治神宮参集殿に於て行います。時刻につきましては、後日、改めてお知らせ致しますので、何卆皆様のご参加とご協力をお願い申し上げます。
皆様、日本再生の為、力を結集してまいりましょう。 以上
平成19年1月5日
建て直そう日本・女性塾幹事長 伊藤玲子