南青山のヘアサロン[トムの庭]のブログ 

[トムの庭]のスタッフが近況をお知らせします。

Ronge in paris2018AW⑥

2018年02月08日 | 南青山のヘアサロン

Est-ce que tout le monde a jeté les fèves? 

みなさんこんにちは、トムの庭の澁木です。

 

先日からのパリ珍道中も6回に渡り、今日で日本に帰国まで書いていこうと思います!!

 

なんとこの旅の中で、予定ががっぽり開いてしまうタイミングが1日だけあったので今回はあの!ヴェルサイユ宮殿へ行ったお話でございます、、、

 

 

思い起こすと、あれは8年前のある寒い冬の事でした。

当時まだ学生という身分の私めは、研修旅行という名目で初めて日本という島国を飛び立ちました。

向かう先は美容先進国のロンドン、そしてパリ。

 

当時流行っていたJ-POPには耳を向けずにひたすらに格好をつけUK.USのバンドを聞いていた僕には期待が膨らむばかり。

映画でいえばアメリやハリーポッターなどでしか見ることのできない景色に出会える。。

 

そんな胸の高鳴りと、異国の地への緊張感を隠しいざ成田から旅立ちました。

 

空の旅を終えてロンドンはヒースロー空港に到着しました。

いざ外へ出てみるとどうでしょう。

一面見渡す限りの白銀の世界。

もはやロンドンかどうなのかもわからない。、、

 

その年、ヨーロッパでは百年に一度の大寒波の影響でどこもかしこも雪、雪、雪、、

 

ビッグベンもロンドンアイも本当に近くに行かないと見えないくらいでした、、

 

ロンドンの観光名所を一応周り、そこからパリに向かう予定が、そりゃあこの大雪。

飛行機が飛ぶはずがありません。。

 

なんとバスごとドーバー海峡の下を高速で移動するという手筈に。

そのタイムラグのお陰で、この時の旅行ではパリでの日程を1日削らなければならなくなったのです。

 

その1日というのが『ヴェルサイユ宮殿見学』だったのです。

 

そんな苦い思い出があったのですが、今回ようやく8年越しに行けることになったのです!

時間は短いながらも、弾丸ヴェルサイユを決行いたしました!

 

その日の天気は今回きてから初めての青空!!空港が近いのか空には無数の飛行機雲が、、不思議な感じですね。

 

朝からあの学生時代のように胸を高鳴らせてタクシーに乗り込みました。

限られた時間に回るためにタイムスケジュールをしっかりと組み、いざ到着!!

 

宮殿の門の前に着くと、精悍な銅像がお出迎え。とっても凛々しく、まるで待ってたよと言わんばかりの表情でした、、、(思い込みすぎ)

 

横には多くの観光バスが早くから乗り付けてあり、やはりアジアからのお客様が多いみたいです。

 

その日は一緒に行ったヴェルサイユ歴5回めになる先輩によるととても空いているらしく、かなりのラッキーボーイでした。

チケットを取り並ぶこと20分程、門の前からはすでにあの宮殿が見えています、、、

 

興奮が抑えきれずポージングして撮影!

ババーン(笑)

 

ワクワクを抑えていざ内部へ!

 

中は厳重な警備がなされており、まるで空港のようなセキュリティでした。

 

最初はルイ家の家系や、ヴェルサイユの生い立ちのようなものが絵に描かれていました。

 

ご存知の方も多いと思いますが、もともとこの敷地は森の中でいわゆる狩場のようなところだったらしいのですが、それを当時の君主が伐採してこの敷地を作ったというんです、

 

この敷地18000平方メートルあるそうです、、、東京ドームで例えると170個分、、、この広大な土地に作りなおかつ豪華絢爛な建物、、

当時のフランスはとても強い国だったというのがわかりますね。

しかも革命の前はこの10倍ほどあったそうです。その時の大きさは、今のパリ市内と同じくらいの大きさだったそうな、、、

 

最初の部屋から抜けていくと天井からまぁなんと立派な!!

どこを見てもキンキラリン。。

装飾からなにからもう見ごたえ抜群!

今風にいうと『インスタ映え』するやつです(笑)

しかも部屋によって細かく違い、細かく見ていたら日が暮れそうな、、、

 

一つ一つの部屋が横つながりになっていて、寝室や、食事の部屋、書斎などと用途によって分かれておりました。

 

ベッド高い気がする、、、

自分がこの部屋で寝ろって言われても落ち着かないと思うような部屋でした。

 

マリーアントワネットの絵が飾られていたり、、

 

これはルイ15世?だった気が、、、

 

 

その先に進んでいくと、、、

かの有名な『鏡の間』!!

 

大混雑でしたが、しっかり見納めてきました!シャンデリアから見晴らしのいい広めの窓。そして張り巡らされた鏡。

とても綺麗でした。。ここで踊ったりしたんでしょうか、、、

 

鏡の間を抜けると今度は庭園に出れるんです!

庭園は幾何学的に刈り取られ、シンメトリーを自然の中に作ってありとても見応えがありました。

一部では迷路状になっていたり、噴水の周りを刈り込んであったりとどこを見ても楽しいものです。

 

そこから進んでいくと中には売店もあり、広大な敷地を巡る際もお腹をすかすことなく回れるみたいです。

 

寒かったのでコーヒーを頼み歩くこと数十分、、なかなかの広さでしたが四季折々楽しめそうです。

こんな枯れ木の道なども、、、

  

そうこうしていると離宮が見えてきました。

こちらも貴族の方が住んでいたお屋敷で、宮殿の本殿よりは落ちていた印象で、いかにも住み良そうです。

 

離宮も更に奥に進んでいくこと、更に数十分。

マリーアントワネットが身近な使用人以外、王様ですら立ち入らせなかったという離れの屋敷に到着。

 

本当に外部から遮断された空間を作っていたらしいです。

雰囲気はヴェルサイユ宮殿の煌びやかな雰囲気とは打って変わって、なんとなくメルヘンチックな印象の建物。

自然に恵まれて、辺りでは小鳥のさえずりすらも響き渡るような落ち着いた空間でした。

 

ここの建物、今は改修中なのですがそこを請け負っているのはなんとあの『Dior』なんです。

そんなのどかな風景にマリーアントワネットがいたなんて、、想像がつかないですね。 

 

そこも満喫した時点で時間が近づいてきたので戻っていきます、、、

 

敷地内の端っこの方まで来てしまい歩くのが大変だなぁと思ったあなた!ご安心ください!!

最初に見た宮殿までバスが敷地内を10分間隔ぐらいで走っているのです!

雨も降って来てしまったのでこれには助かりました、、。

 

無事に宮殿に到着し見納めをして僕たちはあのヴェルサイユを後にパリ市内へ戻って行きました。

 

ホテルに着いてからは帰国の準備!

忘れ物を確認してトランクを運んでいく私。

今回もトラブルのないように気をつけて出発。

Au revoir Paris

そんな非日常な一週間を過ごした今日この頃でございました!!

 

みなさんもパリに行かれる時にはお気をつけて行ってらっしゃいませ!!

長々と珍道中をご覧いただきありがとうございました!

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Ronge in Paris 2018AW⑤

2018年02月01日 | 南青山のヘアサロン

Je suis entré en février, comment allez-vous tous heureux?

みなさんごきげんいかがでしょうかトムの庭の澁木翔吾です!

今日で5回目のこちらのパリ珍道中、今回はいよいよコレクションの舞台裏をご紹介させていただきます!

 

僕たちはパリに到着したところから始まるのですが、デザイナーさんやスタイリストさん達はもっと早くからパリに着いて、準備をしているのです、、、

 

まずはモデルのオーディションからです!

オーディションは厳正なる審査をして、そのモデルがテーマに合っているか、周りの雰囲気と合うのかというところをじっくり決めて合否を出します。

 

僕たちがパリの会場に着いた時にはオーディションも終盤で、デザイナーさんのテーブルの上には山積みのモデルの宣材写真が、、、

 

大変だったんでしょうね、、

そしてショーに出るモデルさんは、事前に着る服を着せて写真を撮って当日までのイメージ写真にしていきます。

この写真を見ながらヘアメイクチームではイメージを膨らませて、共有して、本番まで練習します。 

 

そしていよいよ本番!

会場は前々回からお馴染みの高級ホテルLe maurice

来るたびに思いますが、本当に素敵なホテルです、、、

内装からインテリアまで、全てが洗練されていて高級感が漂っておりました。

中でもシャンデリアが一際輝いておりました。

 

当日は早めに会場入りをして、まずはセット面を作っていきます!

どう動いたらやりやすいか、どうしたらもっといいか考えながら物を配置して、準備完了!

 

時間まで段取りの確認をしていき、ようやくモデルさんがどんどん入っていきます!

最初のモデルさんはリーダーが仕上げていきます!

それをしっかりとサポート!

無駄な時間を作るわけにはいきません!

一挙手一投足緊張しますが、より良くしていけるように頑張ります!

 

続々とモデルさんが登場して淡々と作業をこなしていきます!

モデルさんも勝手に来るわけではないので、自分から呼んで席に連れてきてスタイリングをしていくので、現場では英語やら日本語やらフランス語やらが入り乱れて、毎回カオスな空間になっております。

 

そうしてモデルさん達をこなしていると、何人かは前にも合ったモデルさん達もいて、軽く挨拶したり最近どうしてたという世間話もできたりと、意外と気さくな方が多かったりします。

 

これは仕上げをする僕の後ろ姿、、、

仕事をする男の後ろ姿はいかがでしょうか(意味深

隣ではセルフィーでインスタに上げようとするモデルさん、、

 

このモデルさんを仕上げていた時に電話が来たりして、右手に変えたり左手に変えたりと大変でした(笑)

割と自由な空間なんです、、

 

限られた時間の中を最大のパフォーマンスを発揮してやりきるのが、本当に気持ちのいい瞬間です。

 

一方会場はもうこのような形で席が振り分けられていました。

ここには海外のセレブな方々やファッション誌などの業界の方達が座りショーを見るところです。

ここはいくら払っても取れないような超VIP席で中には芸能人の方もお越しになっていたりもします、、、

 

そしていよいよランウェイが始まります!

会場が暗くなり、音楽が鳴り始めます。

時間を忘れてついつい夢中で見入ってしまいますが、自分が仕上げたモデルさんが出てきてビシッとポージングなんてしてくれるととても嬉しく、なんだか泣きそうになります(笑)

 

そうこうしてるうちにいよいよフィナーレ!

モデルさん達がずらりと並び、最後にデザイナーrynshu先生が登場して終了!

会場は割れんばかりの拍手に包まれました。

 

いやぁ本当にみんなカッコ良かったです!

みなさんお疲れ様でした!

 

そしてバックステージに戻りみんなで記念撮影したり、髪の毛を整えてあげたりします!

 

みんなオンオフが全然違いますね~、、、

私服に戻ってリラックスした感じでした! 

 

そんな一日が終わったのですが、体感時間はもう一瞬!

あっという間に夜になってその日が終わった感じでした、、、

 

そんなドタバタな一日でしたが本当にこの瞬間が楽しいんです!

 

そんな今日この頃でした~。

次回は空き時間になんと!あそこに行ってまいりましたよ~。

ヒントはマリーアントワネット!

 

乞うご期待!

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