Est-ce que tout le monde a jeté les fèves?
みなさんこんにちは、トムの庭の澁木です。
先日からのパリ珍道中も6回に渡り、今日で日本に帰国まで書いていこうと思います!!
なんとこの旅の中で、予定ががっぽり開いてしまうタイミングが1日だけあったので今回はあの!ヴェルサイユ宮殿へ行ったお話でございます、、、
思い起こすと、あれは8年前のある寒い冬の事でした。
当時まだ学生という身分の私めは、研修旅行という名目で初めて日本という島国を飛び立ちました。
向かう先は美容先進国のロンドン、そしてパリ。
当時流行っていたJ-POPには耳を向けずにひたすらに格好をつけUK.USのバンドを聞いていた僕には期待が膨らむばかり。
映画でいえばアメリやハリーポッターなどでしか見ることのできない景色に出会える。。
そんな胸の高鳴りと、異国の地への緊張感を隠しいざ成田から旅立ちました。
空の旅を終えてロンドンはヒースロー空港に到着しました。
いざ外へ出てみるとどうでしょう。
一面見渡す限りの白銀の世界。
もはやロンドンかどうなのかもわからない。、、
その年、ヨーロッパでは百年に一度の大寒波の影響でどこもかしこも雪、雪、雪、、
ビッグベンもロンドンアイも本当に近くに行かないと見えないくらいでした、、
ロンドンの観光名所を一応周り、そこからパリに向かう予定が、そりゃあこの大雪。
飛行機が飛ぶはずがありません。。
なんとバスごとドーバー海峡の下を高速で移動するという手筈に。
そのタイムラグのお陰で、この時の旅行ではパリでの日程を1日削らなければならなくなったのです。
その1日というのが『ヴェルサイユ宮殿見学』だったのです。
そんな苦い思い出があったのですが、今回ようやく8年越しに行けることになったのです!
時間は短いながらも、弾丸ヴェルサイユを決行いたしました!
その日の天気は今回きてから初めての青空!!空港が近いのか空には無数の飛行機雲が、、不思議な感じですね。
朝からあの学生時代のように胸を高鳴らせてタクシーに乗り込みました。
限られた時間に回るためにタイムスケジュールをしっかりと組み、いざ到着!!
宮殿の門の前に着くと、精悍な銅像がお出迎え。とっても凛々しく、まるで待ってたよと言わんばかりの表情でした、、、(思い込みすぎ)
横には多くの観光バスが早くから乗り付けてあり、やはりアジアからのお客様が多いみたいです。
その日は一緒に行ったヴェルサイユ歴5回めになる先輩によるととても空いているらしく、かなりのラッキーボーイでした。
チケットを取り並ぶこと20分程、門の前からはすでにあの宮殿が見えています、、、
興奮が抑えきれずポージングして撮影!
ババーン(笑)
ワクワクを抑えていざ内部へ!
中は厳重な警備がなされており、まるで空港のようなセキュリティでした。
最初はルイ家の家系や、ヴェルサイユの生い立ちのようなものが絵に描かれていました。
ご存知の方も多いと思いますが、もともとこの敷地は森の中でいわゆる狩場のようなところだったらしいのですが、それを当時の君主が伐採してこの敷地を作ったというんです、
この敷地18000平方メートルあるそうです、、、東京ドームで例えると170個分、、、この広大な土地に作りなおかつ豪華絢爛な建物、、
当時のフランスはとても強い国だったというのがわかりますね。
しかも革命の前はこの10倍ほどあったそうです。その時の大きさは、今のパリ市内と同じくらいの大きさだったそうな、、、
最初の部屋から抜けていくと天井からまぁなんと立派な!!
どこを見てもキンキラリン。。
装飾からなにからもう見ごたえ抜群!
今風にいうと『インスタ映え』するやつです(笑)
しかも部屋によって細かく違い、細かく見ていたら日が暮れそうな、、、
一つ一つの部屋が横つながりになっていて、寝室や、食事の部屋、書斎などと用途によって分かれておりました。
ベッド高い気がする、、、
自分がこの部屋で寝ろって言われても落ち着かないと思うような部屋でした。
マリーアントワネットの絵が飾られていたり、、
これはルイ15世?だった気が、、、
その先に進んでいくと、、、
かの有名な『鏡の間』!!
大混雑でしたが、しっかり見納めてきました!シャンデリアから見晴らしのいい広めの窓。そして張り巡らされた鏡。
とても綺麗でした。。ここで踊ったりしたんでしょうか、、、
鏡の間を抜けると今度は庭園に出れるんです!
庭園は幾何学的に刈り取られ、シンメトリーを自然の中に作ってありとても見応えがありました。
一部では迷路状になっていたり、噴水の周りを刈り込んであったりとどこを見ても楽しいものです。
そこから進んでいくと中には売店もあり、広大な敷地を巡る際もお腹をすかすことなく回れるみたいです。
寒かったのでコーヒーを頼み歩くこと数十分、、なかなかの広さでしたが四季折々楽しめそうです。
こんな枯れ木の道なども、、、
そうこうしていると離宮が見えてきました。
こちらも貴族の方が住んでいたお屋敷で、宮殿の本殿よりは落ちていた印象で、いかにも住み良そうです。
離宮も更に奥に進んでいくこと、更に数十分。
マリーアントワネットが身近な使用人以外、王様ですら立ち入らせなかったという離れの屋敷に到着。
本当に外部から遮断された空間を作っていたらしいです。
雰囲気はヴェルサイユ宮殿の煌びやかな雰囲気とは打って変わって、なんとなくメルヘンチックな印象の建物。
自然に恵まれて、辺りでは小鳥のさえずりすらも響き渡るような落ち着いた空間でした。
ここの建物、今は改修中なのですがそこを請け負っているのはなんとあの『Dior』なんです。
そんなのどかな風景にマリーアントワネットがいたなんて、、想像がつかないですね。
そこも満喫した時点で時間が近づいてきたので戻っていきます、、、
敷地内の端っこの方まで来てしまい歩くのが大変だなぁと思ったあなた!ご安心ください!!
最初に見た宮殿までバスが敷地内を10分間隔ぐらいで走っているのです!
雨も降って来てしまったのでこれには助かりました、、。
無事に宮殿に到着し見納めをして僕たちはあのヴェルサイユを後にパリ市内へ戻って行きました。
ホテルに着いてからは帰国の準備!
忘れ物を確認してトランクを運んでいく私。
今回もトラブルのないように気をつけて出発。
Au revoir Paris。
そんな非日常な一週間を過ごした今日この頃でございました!!
みなさんもパリに行かれる時にはお気をつけて行ってらっしゃいませ!!
長々と珍道中をご覧いただきありがとうございました!