雪・雪・雪・雪・・・・4日連続の雪。全国的にクリスマス寒波でJONの皆様は十分な雪に恵まれて冬休みのプログラムも順調なことでしょう。
さて、JONの運営委員持ち回りでブログ書き込みを命ぜられ、3番手の私の書き込みです。
書き込みが遅れてしましました。ご勘弁ください。
2年半前に岩手・宮城内陸地震で被災をし、JONの仲間の皆様に多大な支援と励ましをいただきました。改めて御礼を申し上げるとともにその後の復興の状況と近況のご報告をいたします。
2008年6月14日に被災し行政命令で〝避難指示〟が出され、くりこま高原自然学校の活動の拠点を失いました。自然学校がある耕英地区の全戸、全住民が25㎞離れた岩ケ崎(私自宅家族がいる地区)にある避難所に避難をしました。自然学校は震災当時スタッフ10名、寄宿生10名の20名いましたが、2週間後の6月30日に岩ケ崎近くの松倉地区の民家を借りで里山の中での生活をスタートさせました。自然学校の事業を山では展開できない日々が続き、避難した松倉、スタッフの一人が住んでいた文字の民家、そして新たに北上川自然学校を立ち上げ、3拠点で再生に取り組みました。
何とか、この2年半の間に新しい役割を見出し、新しい事業化に取り組んできました。
震災から2年たった今年の春に、ようやく何の制限もなく誰でも耕英地区に立ち入ることができるようになりました。
最後まで通行止めだった県道もこの秋全面開通をして、震災前の道路状況にほぼ戻りました。
したがって、私もこの夏から、2年ぶりに山に戻りました。震災によって山の拠点を失いましたが、新たに3つの拠点を作り、今では全部で4つの拠点で展開をしています。震災前は一つの拠点で10名のスタッフが活動していましたが、今は4つの拠点でそれぞれ2・3名づつのスタッフに分散をしました。一つ一つの拠点はパワーダウンしていますが、今後それぞれが力をつけていけるように当たらな事業展開に挑戦をしています。
くりこま高原自然学校が展開しているおもな事業を紹介します。
■農的な暮らしの創造・・・・ESDを意識して、その実践を見せる。
畑・田んぼで、米づくり、野菜作り。家畜を飼う、馬・ヤギ・ニワトリ・ウサギ、犬。エネルギーは薪、薪ストーブ・木質ペレットストーブ。
■寄宿制度「耕英寮」山村留学事業、不登校・引きこもり・ニートの自立就労支援事業。
現在中学生が3名山村留学で受け入れている。不登校引きこもりニートは随時受け入れを行い、スタッフと寝食を共にし暮らしを創造するという作業をしながら彼らの課題の解決の支援を行っている。
毎年2月に国立赤城青少年交流の家で行われる「自立支援者のための研究交流フォーラム」にかかわり全国の同じ活動をしている方々ととものにこの領域にかかわっている。
■森のようちえん・・・・2005年に「森のようちえん全国交流フォーラム」をくりこま高原自然学校で開催し、この年からくりこま高原自然学校でも森のようちえんを開設してきた。全国フォーラムはその後毎年開催され、2010年は6回目を数え11月末に山梨県清里で開催した。全国から400名を超える方々に参加していただきネットワークの広がりを感じている。くりこま高原自然学校の事業の中でも「森のようちえん」の参加者は増加している。
■日韓子ども交流キャンプ・・・・日韓併合100年という、日本と韓国の過去の不幸な歴史の中で、宮城県出身の千葉十七と布施辰治を通じて市民レベルで交流をしてきた。日韓の両国とアジアの平和を願い過去の歴史の翻弄された彼らの思いを次代を担う子どもたちに繋げなければならない思いから、今年の夏に韓国の子どもたちを受け入れ交流キャンプを実施した。来年は日本の子どもたちが韓国を訪問して交流するキャンプを企画している。
■J-VER(CO2排出権取引)・・・・地球温暖化、CO2排出問題。自然学校は常に環境の問題を意識してきた。化石エネルギーから新しいエネルギーへの転換。栗駒は森林資源が豊かにある。林業が斜陽化し疲弊して久しく、林業関係者には明るい意識がない。ここで意識改革をお越し日本の森林再生にかける方々とつながって動きはじまました。「木質ペレット」の普及・・・。昨年内閣府の「地方の元気再生事業」に手を挙げ、栗駒山麓の森林資源を活用するための活動を続け、地域の製材所と一緒に「日本の森バイオマスネットワーク」を立ち上げ活動を始めています。100年先の森林を育てるために森林をエネルギー資源として循環させる活動です。この活動に多くの方々も共感をしてもらっています。栗駒よりも先行して取り組んできた新潟の仲間の動きでは、先の11月20日に新潟でMore tree の坂本龍一さんがJ-VERに調印していただきました。全日空のANAも企業の社会貢献として加わっています。
■田舎で働き隊・・・・日本エコツーリズムセンター(ホールアースの広瀬さんが代表理事)が農林水産省の「田舎で働き隊」事業を受け、この事業の受け入れ先としてくりこま高原自然学校が手をあげました。昨年は2名受け入れました。
■WWOOFFerの受け入れ・・・・汗をかき労働を共にすると、コミュニケーションも弾み創造的になります。くりこま高原自然学校には世界中から頼もしい若者が集まります。
さて、JONの運営委員持ち回りでブログ書き込みを命ぜられ、3番手の私の書き込みです。
書き込みが遅れてしましました。ご勘弁ください。
2年半前に岩手・宮城内陸地震で被災をし、JONの仲間の皆様に多大な支援と励ましをいただきました。改めて御礼を申し上げるとともにその後の復興の状況と近況のご報告をいたします。
2008年6月14日に被災し行政命令で〝避難指示〟が出され、くりこま高原自然学校の活動の拠点を失いました。自然学校がある耕英地区の全戸、全住民が25㎞離れた岩ケ崎(私自宅家族がいる地区)にある避難所に避難をしました。自然学校は震災当時スタッフ10名、寄宿生10名の20名いましたが、2週間後の6月30日に岩ケ崎近くの松倉地区の民家を借りで里山の中での生活をスタートさせました。自然学校の事業を山では展開できない日々が続き、避難した松倉、スタッフの一人が住んでいた文字の民家、そして新たに北上川自然学校を立ち上げ、3拠点で再生に取り組みました。
何とか、この2年半の間に新しい役割を見出し、新しい事業化に取り組んできました。
震災から2年たった今年の春に、ようやく何の制限もなく誰でも耕英地区に立ち入ることができるようになりました。
最後まで通行止めだった県道もこの秋全面開通をして、震災前の道路状況にほぼ戻りました。
したがって、私もこの夏から、2年ぶりに山に戻りました。震災によって山の拠点を失いましたが、新たに3つの拠点を作り、今では全部で4つの拠点で展開をしています。震災前は一つの拠点で10名のスタッフが活動していましたが、今は4つの拠点でそれぞれ2・3名づつのスタッフに分散をしました。一つ一つの拠点はパワーダウンしていますが、今後それぞれが力をつけていけるように当たらな事業展開に挑戦をしています。
くりこま高原自然学校が展開しているおもな事業を紹介します。
■農的な暮らしの創造・・・・ESDを意識して、その実践を見せる。
畑・田んぼで、米づくり、野菜作り。家畜を飼う、馬・ヤギ・ニワトリ・ウサギ、犬。エネルギーは薪、薪ストーブ・木質ペレットストーブ。
■寄宿制度「耕英寮」山村留学事業、不登校・引きこもり・ニートの自立就労支援事業。
現在中学生が3名山村留学で受け入れている。不登校引きこもりニートは随時受け入れを行い、スタッフと寝食を共にし暮らしを創造するという作業をしながら彼らの課題の解決の支援を行っている。
毎年2月に国立赤城青少年交流の家で行われる「自立支援者のための研究交流フォーラム」にかかわり全国の同じ活動をしている方々ととものにこの領域にかかわっている。
■森のようちえん・・・・2005年に「森のようちえん全国交流フォーラム」をくりこま高原自然学校で開催し、この年からくりこま高原自然学校でも森のようちえんを開設してきた。全国フォーラムはその後毎年開催され、2010年は6回目を数え11月末に山梨県清里で開催した。全国から400名を超える方々に参加していただきネットワークの広がりを感じている。くりこま高原自然学校の事業の中でも「森のようちえん」の参加者は増加している。
■日韓子ども交流キャンプ・・・・日韓併合100年という、日本と韓国の過去の不幸な歴史の中で、宮城県出身の千葉十七と布施辰治を通じて市民レベルで交流をしてきた。日韓の両国とアジアの平和を願い過去の歴史の翻弄された彼らの思いを次代を担う子どもたちに繋げなければならない思いから、今年の夏に韓国の子どもたちを受け入れ交流キャンプを実施した。来年は日本の子どもたちが韓国を訪問して交流するキャンプを企画している。
■J-VER(CO2排出権取引)・・・・地球温暖化、CO2排出問題。自然学校は常に環境の問題を意識してきた。化石エネルギーから新しいエネルギーへの転換。栗駒は森林資源が豊かにある。林業が斜陽化し疲弊して久しく、林業関係者には明るい意識がない。ここで意識改革をお越し日本の森林再生にかける方々とつながって動きはじまました。「木質ペレット」の普及・・・。昨年内閣府の「地方の元気再生事業」に手を挙げ、栗駒山麓の森林資源を活用するための活動を続け、地域の製材所と一緒に「日本の森バイオマスネットワーク」を立ち上げ活動を始めています。100年先の森林を育てるために森林をエネルギー資源として循環させる活動です。この活動に多くの方々も共感をしてもらっています。栗駒よりも先行して取り組んできた新潟の仲間の動きでは、先の11月20日に新潟でMore tree の坂本龍一さんがJ-VERに調印していただきました。全日空のANAも企業の社会貢献として加わっています。
■田舎で働き隊・・・・日本エコツーリズムセンター(ホールアースの広瀬さんが代表理事)が農林水産省の「田舎で働き隊」事業を受け、この事業の受け入れ先としてくりこま高原自然学校が手をあげました。昨年は2名受け入れました。
■WWOOFFerの受け入れ・・・・汗をかき労働を共にすると、コミュニケーションも弾み創造的になります。くりこま高原自然学校には世界中から頼もしい若者が集まります。