山の楽校~徳島新聞カルチャースクール~

「山歩きトレッキング講座」「初歩から楽しむトレッキング講座」
    参加の皆さんの山行レポートです♪ by JOIN

2011/12/17舟木山~後山

2011-12-28 | 参加者レポ
山歩きトレッキング講座
船木山~後山

レポート/織田さん 写真/マスター


■日程:2011年12月17日(土)
■天気:曇り



今年最後の山行は、岡山県と兵庫県の県境にある船木山~後山縦走です。

日本海側の天候は雪、先週の笹ヶ峰同様期待できる。

朝4時ジョインを出発し鳴門でK夫妻と合流し一路岡山美作市の後山キャンプ場へ

走る。



ほどなくキャンプ場に到着しストレッチ後登り始める。

天候は曇り、青空は望めそうにない。



登山口よりまず舟木山をめざし谷筋を登ってゆく。



途中の急峻なところかからアイゼンを装着しガレ場ザレ場を上がって行く

途中2か所、渡渉する。



渡渉する時できるだけアイゼンを水につけないようにとのこと、濡れると

雪がつきやすくなるようだ。



あと1000Mの標識過ぎからスノーシューに履き替えての登りを体験する。

積雪量は少し少ないように思う。

少し歩きづらいし今シーズン初めてのスノーシューのためか思っていたより疲れた。

稜線分岐より進路を右にとり舟木山 後山の稜線を歩く。

積雪量があり歩きやすい。

後山の山頂に板場見山の標識があった後で調べると兵庫県では板場見山とも

呼ぶようだ。



後山を後にし鞍部で昼食とした。 昼食後、北から雲が流れ青空が見えだした。





やはり樹氷には青空が似合う。 少しの間だが瀬戸内海を見ることができた。

稜線分岐まで引き返し、ここから駒の尾山へ行くか相談する。



雪のためか思ったより時間がかかったし、往復約5KMでは時間がかかり日没と

なるため、帰ることにした。(少々弱気?)



帰りもスノーシュー アイゼンと履き替え下りてきた。


今回の山行は雪の付いたザレ場 ガレ場 岩場をアイゼンでの歩行、

スノーシューの歩行を体験でき勉強になりました。

船木山 後山に感謝!! ありがとうございました。





この山行のマスターレポートはこちら




2011/4/9綱付山~権田山~折宇谷山

2011-05-06 | 参加者レポ
山歩きトレッキング講座
綱付山~勘場山~権田山~中内山~折宇谷山

レポート&写真とも/川さん


■日程:2011年4月9日(土)
■天気:薄曇り



27期春夏山歩きトレッキング教室最初の講座は、累積標高差1500m以上、

距離13kmのいきなり長いコースで不安がよぎることしきり(今回女性は私だけ・・)

前日まで雨が降っており、今日は晴れるだろうか、いや、必ず晴れてくれと祈りつつ・・

3時30分ジョインに集合して出発。 今回は読図が特に必要なコースです。


中内集落に着いた頃には心配された雨も回復の兆しが・・・


午前6:30 登山口出発

栩谷川を渡渉。 赤テープで印をつけられている場所から登山開始。



初めから急登の連続。 途中、ミツマタの花が満開で山の斜面にびっしりと咲いている!

こんなに沢山のミツマタを見たのは初めてで思わず歓声があがりました。



崩壊があり危険な場所を避けて沢を上る。 急峻な崖はアイゼンを装着し登って行きます。

地図の登山道から離れ、南側の尾根を登ります。 倒木が多くトラバースできそうもないので、

そのまま稜線(1141m)まで直登します。 キツイ~


9:02 1141m到着。 ここから冬越へ60mほど下ります。

そこから綱付山を目指し急登を行きます。




途中10:40 1400mあたりで一回目の昼食。




11:50 綱付山山頂。

休憩を含め約5時間の急登の連続でした。 きつかったです!



ここからは穏やかな稜線歩き・・・一番好きなコースです。

気持ちに余裕ができ、周りの景色を楽しみながら歩きました。


12:14 勘場山で二回目の昼食。

向こうの方に次郎笈、剣山の稜線が見える。 素晴らしい眺めだなぁ~




13:20 権田山山頂。





稜線が広くなって大きなブナ林が出てきました。 夫婦ブナ、巨大ブナと見て回ります。




14:05 中内山山頂。
 

14:44 折宇谷山頂。




大休止の後、地図で下山道を確認して下山です。



最初の下りはヤセ尾根で急降下ちょっと怖いなと感じました。

木の枝や草をつかんで足元を確かめながら滑落しないように下ります。

慎重になりすぎているためペースが遅くなってしまいます。(いつもの事です)



予定では西山を経由して南側の鞍部まで下り、谷を通って中内集落に下る予定でしたが、

時間が遅くなったため西山へは行かず、そのまま尾根づたいに下っていきます。

急なヤセ尾根をどんどん下り、樹林帯に入ります。

途中から先頭をいかせていただきましたが、テープがあるのですがどれが下山道のもの

なのかよくわかりません。 でもアドバイスをいただきながら下っていきました。


そして、17:50 元の林道に帰ってきました。



今回は約11時間30分の長時間行動で長い一日でした。

また急斜面のザレ場、崖、ヤセ尾根等バラエティーに富んでおり、それに対応できる気力、

体力、技術が必要だと実感しました。

特に下山は、距離の長さと険しさのため、スタート地点に帰り着くまで緊張をとくことが

できませんでした。

カルチャーに入った2年前ではとても考えられないコースでした。

その頃に比べると自分でも格段に進歩したなぁと実感できました。

マスター、ありがとうございました。 参加された皆様、お疲れ様でした。





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2011/4/16三倉岳

2011-04-30 | 参加者レポ
山歩きトレッキング講座
三倉岳

レポート/織田さん,写真/マスター


■日程:2011年4月16日(土)
■天気:薄曇り



今回の山行は三本槍で有名な広島の三倉岳である。

津田でK夫妻と合流し、瀬戸大橋を渡り、大竹市へと車を進めてゆく。

山麓の栗谷の里より今日歩く三本槍と瓦小屋山の稜線が姿を現す。

やはり岩峯は迫力がある。

ほどなくマロンウォール駐車場に到着。

ここには、クライミング用の壁が設置してありクライミングのメッカだと解る。




ログハウス キャンプ場を過ぎると右手にBコースの入口がある。

登山道は整備されていて歩きやすい。約20分で胴乱岩の案内版に着く。

この辺りから中の岳と上の岳のコルまでは階段状の急登となり岩稜が多くなる。




コルから右へ2~3分で上の岳。中の岳の岩稜の向こうに瓦小屋山が見える。

「あのあたりまで歩くのかぁ 遠いなぁ~ フワイトォォ」

コルまで戻り左に進むと中の岳への鎖場が現れる。

ほぼ垂直だが足場が打ってあり、木の根もあるため簡単に登れる。

登った右手に「天狗の踊り場」があり、タムシバの白色とつつじのピンクが映える。






元の道に戻ると中の岳への最後の登り。 鎖づたいに登ると岩峯から遠く近くの山なみ、

眼下には栗谷集落の素晴らしい眺めが広がる。



中の岳を下りると巻き道となり、その先は下の岳への鎖場。



ここも足場が打ってあり一番長い鎖場だが、登るのは容易である。



今歩いてきた中の岳の岩稜が見え此処からの眺望も素晴らしい。


下の岳を下り、少し登り返すと三倉岳の三角点。



ここで山麓から12時を知らせるチャイムが聞こえたので昼食。


昼食後、瓦小屋山への稜線歩き。ここから南西方向に進み、途中の灯篭岩に寄り道をする。

ここで山座同定。 遠くは石鎚山が見えるそうだが、春霞のため見えず残念。




再び縦走路に戻り、コルを過ぎると急斜面が立ちはだかる。

このピークを登り、更に進むとようやく瓦小屋山の三角点に到着。

ここの下りはロープを伝って下りるが、ザイルを出しプルージックなどで登り下りが

スムーズに出来るように練習することにした。 全員難なく通過。




コルまで下り、目の前のピーク(注)を登るか分岐を下るかで相談する。

ただ登り下りのため左折することに一致。



栗谷分岐からの下山道はシダが生い茂った道となり巡視路に合流する。

やがて民家の脇を通り車道に出たところで左折。

民家の前にはチューリップなどの花々が植えてあり心が和む。



のんびりと風景を楽しみながら緩い登り坂を駐車場まで歩いて帰ってきた。


今日一日岩稜帯の登り降りは変化があり楽しかったです。ありがとうございました


(注)後で知りましたが、地元ではあのピークが瓦小屋山と呼ぶようです。




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2011/3/26三嶺~西熊山周回

2011-04-10 | 参加者レポ
山歩きトレッキング講座
三嶺~西熊山周回

レポート/川崎さん,写真/川崎さん&マスター


■日程:2011年3月26日(土)
■天気:曇り 時々 雪



26期秋~冬の山歩きトレッキング教室最後の講座は、バリエーションルートによる

三嶺~西熊山周回で読図力がためされるコースです。

残雪と早春の花を楽しむ予定でしたが、低気圧通過に伴う寒気の南下で冬山に逆戻りで、

残雪の上に5~15センチぐらいの新雪があります。

春装備で準備していましたが、急遽冬装備に変更し入山です。


AM7:30 登りは三嶺北西尾根を利用する為、まずはふるさと林道から北西尾根に

繋がっている支部尾根に取り付きます。

この場所からは北西尾根は見えず、地形図で位置を確認し登り始めます。

体を慣らすため直登せずに九十九折の作業道をゆっくりと登ります。


AM8:26 北西尾根下部の1200m付近のトラバース道を横切り、杉林の中を

1450mぐらいまでアイゼンなしで新雪をキックステップの練習をしながら登ります。



だんだん急登になり、アイゼンをつけ小さくジグザグを繰り返し、トラバースの時に滑落しない

ように注意しながら進みます。

今回、登りは先頭を歩かせていただきました。

足跡のない新雪の中を進むのはとても気持ちのいいものです。

天候は雪が降ったり、青空が見えたり、めまぐるしく変わります。

1700mあたりの自然林では、太陽が当たると木と雪の陰影が美しくいい雰囲気です。







少し青空が見え風もあまりなく暖かいので、10:40分昼食をとります。



ここで下山に使う西熊北東尾根の下山ポイントとルートを確認します。


AM11:05 前方の1806mの小ピークを左から巻きぎみに登り、出来る限り登り返しの

ないように進みました。

雪山の場合、雪の上をどこでも進めますが、下が空洞の所が多く雪の状態をよく見て安全な場所を

通るように、瞬時に判断するのは難しく感じました。


三嶺直下の急登を慎重に進み、PM0:00三嶺山頂に着きました。




PM0:04 西熊山に向け出発、先頭を交代し後ろからついていきます。



稜線は-10度ぐらいで風が強く吹くと冷たく感じますが、厳冬期の寒さよりやさしいです。



三嶺~西熊間は数回歩いているのですが、夏道では不明瞭な所はないのですが、雪があると

コースがわかりにくく、雪尻も結構大きく出ており危険な所も多く注意が必要です。




尾根への下山開始時間がPM1:30とマスターからの指示で西熊山頂を目指しますが、

山頂手前で時間切れ、西熊の北東尾根へとコースをとります。

尾根へ入るコースは確認していたつもりでしたが、広い山頂付近の尾根では不明瞭でコースを

修正しながら尾根へ入ります。



結構急な斜面を尾根をはずさないように下ります。

当初のコースは中腹をトラバースしてもとの入山口に帰る予定としていたので、作業道らしき

道が横切っているので谷の方へ進んでみます。

谷川を渡渉した所で道がなく、斜面がきつく登ることもトラバースすることも難しいので元に戻ります。

元の尾根に戻り地図にあるトラバース道を探します。  

1200m付近でトラバース道が見つかり三嶺北西尾根に戻りますが、トラバース道も崩れた所も多く

不明瞭な所が多くあります。

下に林道が見え時間も遅くなったので、安全の為に明るいうちに林道に下ることにし、トラバース道

途中から林道に向かい PM5:55林道に下りました。

そして、林道を歩き PM6:15分取り付き地点に戻りました。




入山(とくにルートファイティング)する場合、事前に地図を見てルート、地形、時間配分、

エスケープルートなどを十分把握した上で現地入りし、まず地図と地形を見比べて自分の想像と

あわすことが重要です。

そして、天候、斜面の状態、現地でないとわからないことなどで条件が大きく変わりますので、

その都度判断をしなければなりません。

また、歩きながら自分の位置を的確につかみ、地図上にのせていくことが重要だと思いました。

今回は色々な場面を体験することができ、非常に勉強になりました。 楽しかったです。

2~3ヶ月間山を歩けてなかったので気分がすっきりしました。


カルチャースクールで2年間お世話になり、たくさんのことを教えていただきました。

登山に対する考え方も初めとは異なり、山(自然)の楽しさ、厳しさを知り登山を楽しむという

方向に大きく変わりました。

四季それぞれにとても奥の深いものでその片端に立てたように思います。

時間がたち疲れてきたり、不安になったりしたらどうしても楽な方へといってしまいがちになり、

的確な行動が出来なくなります。

そして、どんどん悪い方向へいってしまう様です。

最近少し登山になれてきて注意力も散漫になりがちです。

このあたりを注意しながら気持ちを引き締めて山登りを楽しみたいです。


参加された皆様、お疲れ様でした。

マスターありがとうございました。 27期もよろしくお願いします。




この山行のマスターレポートはこちら




2011/1/29平家平

2011-02-05 | 参加者レポ
山歩きトレッキング講座
平家平

レポート/織田さん,写真/マスター


■日程:2011年1月29日(土)
■天気:曇り 時々 晴れ



朝5時前、男ばかり4名でジョインを出発し、途中阿南で女性2名と合流し6名で木沢へ向かう。

車内でNリーダが「この時期きわん谷から平家平に登るって恐ろしい山行だこと」とのこと。

不安がよぎる。


7時37分きわん谷橋近くの登山口から出発 先頭を歩かせてもらう。

登山道に雪はほとんど無くまた沢を3度渡るが3度目の沢は注意が必要だ。



高度が上がるにつれ雪道になり、登山道を少し外したが植林小屋跡に到着。

ここから北側のルートを選択して歩きだすが、雪が深くなりネット内へ。

ここでアイゼンを装着するが、私は雪の急斜面をつぼ足で上がろうと思い、

そのままキックステップで上がって行く。

トゲのある枝に悩みながらジグザグに上がっていると、どうも南斜面を上がっているようだ。

地図で確認するとこのまま上がると南ルートに乗っかるようなのでそのまま進むと南ルートに合流。

1210mのコブを目指し上がって行く。このことが後で痛い目に会うのだが今は知る由もなく・・・。



息が荒くなりだしたため休憩。

最近携帯しだしたコーラ チーズ ライスクラッカーで栄養補給アイゼンを装着し歩き始める。



1210mコブでマスター達と合流 北斜面も苦労したようだ。

此処からはワイヤーのある岩場を這い上がったり、痩尾根を通過したり、歩きづらいが

変化があり楽しい。



前平家あたりから股下(人により膝上)まで潜るようになりスノーシュに履き替え時間はかかったが

頂上に到着。






昼食後、帰りはトレースが付いているためアイゼンに変更する。





ここでつぼ足で歩いた報いが・・・左足のふくらはぎが攣り始め我慢していると右足も攣りだす。

思わず叫んでしまった。痛いのと情けなさで泣きそうになる。

目を閉じると減量の文字がフラッシュしている。H嬢から葛根湯をいただき復活。ありがとうございました。

Nリーダはワイヤーのある岩場下りに備えザイルをセットするため先に下りて行く。

いつも我々をサポートしていただき感謝しています。



登った道を引き返しザイルをセットした場所はプルージックで下りる。





登山口に着くころにはうす暗くなったがヘッドライトは付けずに帰ることができた。




今回の山行は変化にとんだコースで時間はかかりましたがいろいろ勉強することが出来

有意義な一日でした。

ありがとうございました。




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2011/1/7~10南八ヶ岳

2011-02-04 | 参加者レポ
カルチャー&一般合同山行
南八ヶ岳

レポート&写真/川崎さん


■日程:2011年1月7日(金)夜~10(月/祝)



去年の3月に天候不順の為中止になった南八ヶ岳赤岳に、今年1月に行くことが出来ました。

本格的な冬山は、初めてです。



1月7日~8日

22時 徳島出発 → 8日7時 赤岳山荘

初日朝、天候に恵まれ、雲一つない晴天を期待と不安が入り混じった気持ちで、

8時20分 美濃戸口赤岳山荘を出発。

まずは林道を歩き堰堤広場を目指します。そして、北沢沿にコースを取り横岳西壁を見ながら

赤岳鉱泉に進みます。

全体的に緩やかな登りで景色を楽しみながらの登山です。横岳西壁は、岩を雪と氷が作り出す

美しい冬山の景観で、本州の冬山に来ていることを実感します。



ゆっくり進み、10時46分に赤岳鉱泉に到着。

写真などで見るアイスキャンディーがあり、その大きさに驚きました。



赤岳鉱泉の山小屋は、清潔で規模も大きく快適です。鉱泉で昼食を取り、休憩しました。

昼からは天候が非常に良いので、スノーシュートレーニングと明日の硫黄岳登山のトレースづけに

硫黄岳を目指して行く事になりました。

12時23分 鉱泉出発。途中までは樹林帯で九十九折りの登山道で高度を稼ぎます。



マスターが先頭でいいペースでぐいぐい登って行きます。硫黄岳まであと1時間弱ぐらいの所で、

マスターが進むか帰るかを皆さんに聞くと誰も帰ると言わないので硫黄岳へ行く事になりました。

樹林帯を抜ける所でスノーシューをデポし、アイゼンに交換。稜線を通り赤岩の頭へ進みます。



14時35分 赤岩の頭に着くと視界が一気に開け、歓声があがりました。

目の前に広々と八ヶ岳の裾野が広がり、遠くに北アルプス、中央アルプスが見え、

雪山の世界が広がります。

ここから硫黄岳ピークに進みます。

山頂直下の岩稜地帯を慎重に通過し山頂に15時00分到着。



山頂は広く、360度の景色が楽しめました。

が、風が強く気温も低く寒いので、そうそうに下山しました。



帰りのトラバース道では、明日登る赤岳が美しく見えていました。

16時30分 赤岳鉱泉到着。

夕食を取り、部屋でロープワークの講習会をし、就寝。部屋も暖かくてよく寝ることが出来ました。



1月9日

朝、起きて朝食後準備をし外にでてみると、前日とはうって変わってのガスと曇りの天気。

いかにも冬山という雰囲気です。風は、小屋ではありませんでした。

準備運動をし、7時10分リーダーの方から天候次第では、途中で引き返すこともありますと

説明を受け出発。

8時9分行者小屋→9時43分地蔵ノ頭→10時00分赤岳展望荘→10時43分赤岳山頂山荘

行者小屋までは樹林帯で順調に進みます。行者小屋から地蔵尾根を通り、地蔵の頭へ行きます。



3~4パーティー、20人くらいの人が急なクサリ場などで一緒になり停滞気味です。

順番待ちをしながら登り地蔵の頭へ到着、ここから稜線を赤岳展望荘へ進みますが、稜線に出た

途端強風が吹いていました。気温もー15度ぐらい、体感温度はかなり下がっていると思います。

耐風姿勢をとりながら、赤岳展望荘に到着。

リーダーからこの風なら山頂へ行くことが出来るので、山頂を目指しますと説明を受け、

皆さんで円陣を組み気合を入れます。強風の中を山頂目指して、まさに1歩1歩進みます。

今までに経験のない世界です。



低温と強風の為、ゴーグルもサングラスも凍りつき視界を確保するのがとても難しいです。

凍傷に注意しながら登り、10時43分 北峰の赤岳山頂山荘に到着。



南峰の標柱は目の前でリーダーが偵察に行かれましたが、途中の稜線が強風のため、

滑落の危険があるというリーダーの判断でここまでとし下山しました。

下山の方が風が益々強くなり、風の為立っていられなくて何度も止まり風待ちをしました。

やっとの思いで稜線を下り、赤岳展望荘まで戻り展望荘の中で休憩。

中はまさに別天地で暖かく、本当に一息つけました。

軽食をとり、水分補給をして 12時10分下山。

地蔵の頭、地蔵尾根を下り、行者小屋へ向かいます。

登ってきた時のトレースはもうありませんでした。

単独で行っていたら道迷いになると思いました。(冬山は難しい)

途中は階段、クサリ場などが多くあり、登りより危険だと思いました。



行者小屋 → 13時45分赤岳鉱泉へ無事に帰ってきました。

不思議にことに登りの時3~4パーティと会い前後しながら登っていましたが、稜線、山頂では

誰にも会いませんでした。

夏山とは違った感じの達成感を感じました。

一人で行くことの出来ない冬山の世界をガイドしていただいたリーダーの方々ありがとうございました。

いい体験をすることが出来ました。


昼食後フリータイムですが、雪崩やビーコンの講習会をしていただけることになり参加しました。

実際の雪を使い、雪崩のしくみや試験の仕方を教えていただきました。

ビーコン ゾンデ棒の講習では、実際に参加者の方に雪に埋まっていただいて、ゾンデ棒でつついて

感触を体験しました。雪に埋まっていただいた方々、ありがとうございました。

ビーコン探しや雪崩に合った時の残留物からの、人の位置の予想の立て方などを講習していただき

いい勉強になりました。

赤岳鉱泉2泊目の夕食、ここの食事は野菜や果物が多く、生ものも沢山使われていて

美味しくいただくことが出来ました。



1月10日



朝、ゆっくり出発の準備をし、7時50分 鉱泉を出発。9時20分 美濃戸口に到着。





諏訪湖畔で温泉に入り、20時00分 徳島に着きました。




今回の冬山の山行は、硫黄岳、赤岳の2座を登ることができ、色々な場面や天候を体験する

ことが出来ました。

晴天で何も問題の無いことでも、悪天候では問題となることが多いということ。

今回は首から上の問題が多く感じられました。

これからの課題として、顔回りをどうするかを考えていきたいと思います。

今回は風だけで雪が降っていなかったのでましでしたが、雪が降っていたらもっと厳しいものに

なっていたと思います。

今回の赤岳では、温度と風の強さから稜線での行動時間は4時間が限度で、それを超すと低体温症で

危険になるとガイドの方が言われていました。

冬山の場合は、夏山とは違い色々な危険(リスク)なことがついてまわることを十分理解し、

事故にあわないようにすることが第一であることを感じました。

冬山は体力が必要なことは勿論ですが、色々なストレスが体に降りかかってくる。

これをいかに回避するか、またストレスも関係していますが気力をどのように持続するかを十分に

考える必要があると思いました。

冬山を企画していただいたマスター、安全にガイドしていただいたリーダーの方々、

ありがとうございました。

参加された皆様お疲れ様でした。



この山行のマスターレポートはこちら





2010/12/11一ノ森

2010-12-12 | 参加者レポ
山歩きトレッキング講座
一ノ森 周遊コース

レポート/宮島さん,写真/マスター


■日程:2010年12月11日(土)
■天気:曇り


アイゼンワークとアンザイレンの練習を兼ねるとのこと。

初めての冬山でもあり、期待と不安も入り混じっていました。

早朝5時にジョインに集合し、途中で参加の方々と合流して登山口に到着。


天候は曇りで、強い風の音が時折聞こえました。

周囲には積雪はありませんでした。

ザイルの使い方など教わり、二人一組でアンザイレンし、登山開始。



パートナーと歩調を合わせる必要があるが、後方のMさんがうまく調整してくださりました。




途中から積雪が徐々に見られ、アイゼンを装着。









先頭を交代しながら、10時過ぎに一ノ森の非難小屋に到着、早めの昼食としました。



残念ながらガスが多くて景色が拝めず、剣山登頂は断念。




追分までトラバースして慎重に下山しました。

(アップダウンを繰り返して小さな沢を渡り、個人的には一番おもしろかったです)






ハーネスの使い方やピッケルを使っての滑落停止など、まだまだ練習の必要を実感しました。



雪の上を歩くのが楽しかったです♪ またご指導をお願いします。




この山行のマスターレポートはこちら





2010/11/20黒笠山

2010-11-29 | 参加者レポ
山歩きトレッキング講座
小島峠から行く黒笠山周回コース

レポート/宮脇さん,写真/マスター


■日程:2010年11月20日(土)
■天気:晴れ



今回初めて参加した山行は、ピラミダスなピークを持ち「阿波のマッターホルン」と呼ばれる黒笠山でした。

貞光の道の駅に6時に集合438号線を明渡橋より林道を走り、まず下山口の白井集落に1台車をデポし

登山口の小島峠へ向かった。峠は広場になっており5~6台は置けるであろう駐車スペースでした。

装備の準備、ストレッチ準備運動、そしてコンパス・地図の確認をし10名で7時40分登山を開始した。





約15分ほどで旧小島峠に到着、初冬とは思えない気温と好天で体温調整のため最初の小休止をとった。





小ピークへの急登、急降や痩尾根が連続し、マスターから「ゆっくり・気をつけて」の掛け声を受け

一歩一歩足を運んでいった。







黒笠山手前のジャンクションピークを踏まずにトラバースしてしまったが

雪山のときはピークを通過することをマスターや先輩方から教わった。









頂上直下は辟易するほでの急登で体力の消耗が激しかったが、

頂上は高度感があり矢筈山、津志岳、天狗塚から剣山そして高越山まで360度のすばらしい展望が

楽しめました。







下山は頂上直下の鎖場を注意深く通過し、次の岩場はロープをだし女性二人もこれを安全にぬけて行き

矢筈山、石堂山方向の分岐で20分ほどの昼食休憩。

黒笠神社を経由し白井集落を目指し下山を開始、15時50分下山口に到着し全員無事に登山行動が

終了しました。





初参加の2名が先頭を歩きパーティーの皆さんに不安を感じさせたのではないかとの気持ちと

小島峠~黒笠山~白井ルートを縦走した満足な気持ちが入り混じっていました。

そして、「雪の黒笠山」に登りたいと期待が膨らむ山でした。



★この山行のマスターレポートはこちら★



2008/5/25(日)丸笹山

2008-05-26 | 参加者レポ
徳島新聞社カルチャースクール『初歩トレッキング』参加者レポート
丸笹山


レポート/津川さん,写真/Mリーダー&マスター
ご協力ありがとうございました。

■日程:2008年5月25日(日)

■天気:曇り のち 時々 晴れ

■参加人数:11名


■行程&記録


9:45夫婦池発(北側ルート)

アザミ【葉を天ぷらにすると美味】
 
ショウジョウバカマ【花は終わっている。薄いピンク色や白い花】
 
リョウブ【皮が剥がれやすい木,花は白】
 
マルバスミレ【白い花,葉も花も丸み】
 
ワチガイソウ【白い花に斑点があり花弁5枚】
 
ムシカリ(別名:オオカメノキ)【白い花の咲いている木】
 ↑私は、ガクアジサイかと見ていましたが間違いでした。







10:45丸笹山山頂着





10:57山頂発

バイケイソウ【数年に一回しか花が咲かない,食毒】 
 
ミヤマカタバミ【淡い白色の花】縦の何本かの筋が花の特徴かな・・・?





11:13赤帽子分岐着

ウラジロモミ





11:19分岐発(南側ルート)

ヨゴレネコノメ
 
ハナネコノメソウ
 
ダケカンバ【皮が剥がれやすい樹木、油を含むので雨天時の着火用に】





12:05夫婦池着





うどんパーティー  うまかっチャン!!
























2008/5/24(土)寒風山

2008-05-26 | 参加者レポ
徳島新聞社カルチャースクール『山歩きトレッキング』参加者レポート
寒風山


レポート/足利さん,写真/足利さん&Mリーダー
ご協力ありがとうございました。

■日程:2008年5月24日(土)

■天候:曇りのち雨

■参加人数:5名

■1/25000地形図:「日ノ浦」

■行程

ジョイン5:00⇒⇒吉野川SA⇒⇒西条IC⇒⇒寒風山登山口8:00・・・・8:55桑瀬峠9:00・・・・10:05寒風山山頂10:15・・・・11:10桑瀬峠11:15・・・・11:55寒風山登山口(昼食)⇒⇒木の香温泉⇒⇒吉野川SA⇒⇒16:35ジョイン


■感想

今日は、ちち山・笹ケ峰に登る予定だ。

ジョインをMリーダーと受講生4人の総勢5人で出発する。

空は曇っている。

「昼まで天気がもてばいいのになあ・・・。」と言いながら車を走らせる。

しかし、寒風山トンネルを抜けると雨が降っていた。

山一つ越えると、こんなにも天気が違うのか!!



寒風山登山口駐車場でトイレ休憩をした後、Mリーダーより今日の行程について

変更したいとの提案がある。

雨の中、二又登山口から笹ケ峰に登り、笹ケ峰から南へ尾根を下るのは、

距離が長い上、足元が悪くて危険であるとのこと。

相談により急遽、寒風山に登ることになった。




  

天気の良い週末には、寒風山登山口駐車場には多くの登山者の車が来ているが、

今日は私たちだけである。 雨対策を万全にして出発する。







桑瀬峠に近づくにつれて風が出てきた。 今日はガスが出ていて展望が悪い。



下を向いて黙々と歩くが足元にはスミレくらいしか咲いていないのでチョットつまらない...


桑瀬峠から少し登った所から見える寒風山方面の岩場にアケボノツツジやオオカメノキ、

ミツバツツジが咲いていて綺麗だ。





尾根の東側からどんどん沸き上がったガスは、西側斜面に流れ込み消えていく。

瀬戸内海側は天気が回復しているようで明るい。

この景色を見られただけでも、今日雨の中、この山に登ってきてよかったと思う。

その時々の状況によって、山の楽しみ方は無限にあるなあ.....と思う。


5ヶ所くらいの鉄梯子を登る。Mリーダーから鉄梯子の登り方の講習があった。






 
寒風山山頂には、一人の先行者がいた。

駐車場に車がなかったけど、どこから登って来たんだろう・・・?

山頂は風が強くて寒い。設置されている温度計は12℃位を指している。

記念撮影をし、早々に下山にかかる。


下りは、石や木の根の上に足を置くと滑って危険だ。






  

昼食は寒風山登山口駐車場の東屋で取る。

Mリーダーが熱々のスープを作ってごちそうしてくれた。温かくておいしい(*^_^*)。


木の香温泉で冷えた体を温め、帰路に着いた。

この次は是非、ちち山から寒風山に向けて縦走したいと思う。

みなさん、お世話になりました。