スティールボノ様 ~春は曙~

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ZARD社会現象 再び人々の心を揺さぶった

2007-06-28 01:44:41 | Weblog
6月27日21時26分配信 産経新聞

 どんなに離れてても心はそばにいるわ-。ヒット曲の歌詞そのままに、ファンの心は彼女に寄り添っていた。子宮頸(けい)がんを患って入院中に急逝したZARDの坂井泉水さん(享年40)をしのぶ会が27日、東京都港区の青山葬儀所で営まれ、4万人を超えるファンらが詰めかけた。訃報(ふほう)からの1カ月間に、ZARDのCD売り上げは計100万枚を突破した。メモリアル人気は、さまざまな人に“応援歌”を届けてきた坂井さんへの、ファンからの恩返しかもしれない。
 当初は午後7時までとされていたしのぶ会は、集まったファンの多さに2時間延長された。祭壇には愛用のヘッドホンやマイクなどが置かれ、録音スタジオの雰囲気。譜面台にはヒット曲「負けないで」の直筆歌詞ノートが広げられ、歌詞を潤んだ目で追うファンの姿が見られた。ライブ映像が流される大画面のモニターの前でうずくまって泣く人も。
 深夜から並んだという静岡県磐田市の男性会社員(40)は「親しみやすさが好きだった。もう一度、生でライブを見たかった」。父親もファンという埼玉県春日部市の女子中学生(14)は「授業があったが、お父さんが『特別なことだから行ってきなさい』と送り出してくれた。ショックだけど、坂井さんの分まで頑張って生きます」と話した。
 思慕の深さは、CDやDVDのセールスに反映されている。オリコンの週間アルバムランキングでは、ZARDのベストアルバムが訃報の後、4週連続でトップ3入り。DVDも2枚がランキング上位に急浮上した。
 「高校時代に励まされ、勇気をもらった。きょうは『さよなら』よりも『ありがとう』と言いたくてやってきた」
 仕事を休んで駆けつけたという茨城県取手市の男性(30)がそう話したとおり、坂井さんの歌は、多くの人の背中をそっと押してきた。会場を訪れたのは、90年代にリアルタイムで聴いたZARD世代だけではなかった。いまひとつ元気がない世の中だからこそ、訃報を機にZARDの応援歌が再び人々の心を揺さぶった。
 3枚の追悼アルバムが8月から秋にかけて発売されるほか、DVDや写真集の発売も決定。9月には坂井さんゆかりのミュージシャンが集う追悼コンサートが大阪と東京で予定されている。

9月武道館で坂井泉水さん追悼ライブ-ファンの声が後押し