“あの2人”がリングで激突? 暴行騒動を起こして注目を浴びたナイジェリア人タレントでK―1でも活躍しているボビー・オロゴン(39)と、騒動の当事者でもあるジョン・ムウェテ・ムルアカ氏(44)の仰天対決プランが30日、持ち上がった。K―1の谷川貞治イベント・プロデューサー(44)が「魅力的な対戦カード」と熱望。3月15日の総合格闘技イベント「HERO’ S」の東京・日本武道館大会のリングを提供する意向を示したが、果たして“決着戦”は実現するか―。
K―1リングをプロデュースする谷川氏が、真剣な表情でボビーVSムルアカ氏のリング上決着を熱望した。「実現性は別問題として、見てみたい。話題性としては面白い。プロモーターから見れば、非常に魅力的な対戦カードです」と言い切った。谷川さん大丈夫でしょうか?
25日に暴行騒動が起きた際は「当事者の問題に口を挟みたくない」と静観を貫いてきた谷川氏だが、27日夜にボビーがムルアカ氏同席で謝罪会見した様子をテレビで見て「和解したと感じた。和解したなら(対戦は)いいと思った」とマッチメークの意欲がわいたという。
荒唐無稽(こうとうむけい)な対戦であることは承知している谷川氏だが「後は当事者たちと事務所が、どう受け止めるか。やるのであれば、K―1にはリングがある。立ち技でもバーリ・トゥード(何でもありの総合格闘技)でもどちらのリングも提供できる」と大まじめだ。ボビーVSムルアカ氏の一戦を実現できる舞台として、魔裟斗(26)=シルバーウルフ=も出場する2月4日のK―1ワールドMAX(さいたまスーパーアリーナ)、昨年旗揚げされて“神の子”山本KID徳郁(28)=KILLER BEE=が初代ミドル級世界王者になった総合格闘技のリング「HERO’S」(3月15日、東京・日本武道館)を挙げた。谷川氏は「立ち技なら2・4、総合なら3・15のリングがある」と両者に呼び掛けるように連呼した。
騒動の真相も闇の中とあって、リング上で真相究明のファイトが実現すれば、話題性だけでも十分。史上最強のド素人の異名を取るボビーは、曙さん(36)ら本職の格闘家と戦っているだけに、実力は世間が知るところで、絶対に素人とはいえない。身長209センチ、体重80キロのムルアカ氏も空手の有段者で、かつてはK―1をはじめ、プロレス界が獲得に動いたほど。プロ格闘家への転向をチラつかせながら、野獣ボブ・サップ(31)=米国=を挑発し、2003年4月には、東京・代々木第二体育館で行われた「国際交流空手大会&WPKAザ ワールドプロKARATE」に約5年ぶりに出場。ヘビー級王者のアリエル・マストブ(イスラエル)を相手にエキシビションマッチまで披露したほどだ。
2人の対決実現に本気の谷川氏は、2月4日のK―1ワールドMAXでプロデビューするボビーの実弟アンディ(22)のセコンドに、ボビーがつくことを認める意向だ。謝罪会見では報道陣の「K―1には出ますか?」の問いに「ムルアカさんとやりたい」などと冗談交じりに話していたボビー。谷川氏のラブコールを、ボビーとムルアカ氏がどう受け止めるか。
◆ボビー・オロゴン 本名オロゴン・カリム・アルハジ。1966年4月8日、ナイジェリア生まれ。39歳。03年からTBS系バラエティー番組「さんまのスーパーからくりTV」に出演。珍妙な片言の日本語と奇怪な行動で人気。同番組企画で、04年に総合格闘技「K―1 Dynamite!!」に参戦し格闘家デビュー。映画「釣りバカ日誌16」にも出演するなど幅広く活動中。185センチ、98キロ。
◆ジョン・ムウェテ・ムルアカ 1961年6月21日、ザイール(現コンゴ民主共和国)のキンシャサ生まれ。44歳。85年1月に初来日。91年衆院議員・鈴木宗男氏の私設秘書に。97年、東京電機大を卒業し研究員となり、99年に工学博士号を取得。98年には日本人女性と結婚。1男2女をもうけ、長男(4つ)は「ムネオ」と命名。2001年に永住権を取得。209センチ、82キロ。
(スポーツ報知)
K―1リングをプロデュースする谷川氏が、真剣な表情でボビーVSムルアカ氏のリング上決着を熱望した。「実現性は別問題として、見てみたい。話題性としては面白い。プロモーターから見れば、非常に魅力的な対戦カードです」と言い切った。谷川さん大丈夫でしょうか?
25日に暴行騒動が起きた際は「当事者の問題に口を挟みたくない」と静観を貫いてきた谷川氏だが、27日夜にボビーがムルアカ氏同席で謝罪会見した様子をテレビで見て「和解したと感じた。和解したなら(対戦は)いいと思った」とマッチメークの意欲がわいたという。
荒唐無稽(こうとうむけい)な対戦であることは承知している谷川氏だが「後は当事者たちと事務所が、どう受け止めるか。やるのであれば、K―1にはリングがある。立ち技でもバーリ・トゥード(何でもありの総合格闘技)でもどちらのリングも提供できる」と大まじめだ。ボビーVSムルアカ氏の一戦を実現できる舞台として、魔裟斗(26)=シルバーウルフ=も出場する2月4日のK―1ワールドMAX(さいたまスーパーアリーナ)、昨年旗揚げされて“神の子”山本KID徳郁(28)=KILLER BEE=が初代ミドル級世界王者になった総合格闘技のリング「HERO’S」(3月15日、東京・日本武道館)を挙げた。谷川氏は「立ち技なら2・4、総合なら3・15のリングがある」と両者に呼び掛けるように連呼した。
騒動の真相も闇の中とあって、リング上で真相究明のファイトが実現すれば、話題性だけでも十分。史上最強のド素人の異名を取るボビーは、曙さん(36)ら本職の格闘家と戦っているだけに、実力は世間が知るところで、絶対に素人とはいえない。身長209センチ、体重80キロのムルアカ氏も空手の有段者で、かつてはK―1をはじめ、プロレス界が獲得に動いたほど。プロ格闘家への転向をチラつかせながら、野獣ボブ・サップ(31)=米国=を挑発し、2003年4月には、東京・代々木第二体育館で行われた「国際交流空手大会&WPKAザ ワールドプロKARATE」に約5年ぶりに出場。ヘビー級王者のアリエル・マストブ(イスラエル)を相手にエキシビションマッチまで披露したほどだ。
2人の対決実現に本気の谷川氏は、2月4日のK―1ワールドMAXでプロデビューするボビーの実弟アンディ(22)のセコンドに、ボビーがつくことを認める意向だ。謝罪会見では報道陣の「K―1には出ますか?」の問いに「ムルアカさんとやりたい」などと冗談交じりに話していたボビー。谷川氏のラブコールを、ボビーとムルアカ氏がどう受け止めるか。
◆ボビー・オロゴン 本名オロゴン・カリム・アルハジ。1966年4月8日、ナイジェリア生まれ。39歳。03年からTBS系バラエティー番組「さんまのスーパーからくりTV」に出演。珍妙な片言の日本語と奇怪な行動で人気。同番組企画で、04年に総合格闘技「K―1 Dynamite!!」に参戦し格闘家デビュー。映画「釣りバカ日誌16」にも出演するなど幅広く活動中。185センチ、98キロ。
◆ジョン・ムウェテ・ムルアカ 1961年6月21日、ザイール(現コンゴ民主共和国)のキンシャサ生まれ。44歳。85年1月に初来日。91年衆院議員・鈴木宗男氏の私設秘書に。97年、東京電機大を卒業し研究員となり、99年に工学博士号を取得。98年には日本人女性と結婚。1男2女をもうけ、長男(4つ)は「ムネオ」と命名。2001年に永住権を取得。209センチ、82キロ。
(スポーツ報知)