徒然なる写真日記

趣味に関する事や、日々の中での出来事を脈絡もなく貼り付けていく絵日記帳ブログです

2016 三春の桜(3)

2016-05-09 14:51:24 | 福島景勝地/裏磐梯
2016 4/13 福島県三春町

福島市の花見山から 二本松の二本松城の桜を見て、再び三春町に北から入った。
昼から天気は崩れて空には暗い雲が立ち込めていた

平堂壇の桜
三春町の北成田地区の畑の中の平らな雛壇上にぽつんと立っていた。この桜はネットで調べて知った。三春の案内マップには載っていない。近くの保育園の枝垂れ桜も綺麗だった


謎が多い桜の木である


周りに墓地はないので墓守の桜ではない。台地は古墳の様にも見え無くもない。それとも一里塚の様なものなのか


高台に登って眺めてみる。漬物石のような丸い石が根元においてあるのと、狸か貉の巣穴の様なものがあった。
草刈はされているのでそれなりに意味のある場所なのだろうか。倒れた”平堂壇の桜”の小さな案内木看板も下にあった


実は三春町に来るたびに気にはなっていたのだが、祖父がここから少し北の富沢という地区の出身らしいのだ。
昭和19年に足尾でなくなっているので会ったことも写真もない。1度、弟さんか甥御さんが昭和40年ごろ内に尋ねてきたことが
あったということを聞いている。それ以来ずっと付き合いがないので詳しくはわからない。
昭和47年度の年賀状も1枚残っていた。父から以前聞いた話によると、三春から栃木県足尾町の祖母の家に婿養子に入ったということだ。
明治~大正~昭和の始めまで足尾銅山の活況によって区長を務め優雅な暮らしをしていたらしいが銅山の衰退とともに足尾を離れ栃木市に引っ越したということである。自分のルーツを知りたくなり、古い年賀状に書いてある住所に立ち寄った。農作業をしていた人にさりげなく聞いてみるとよくわからないという。そのあたりは同じ姓の家が何件もあるし、孫の世代になっているので無理もない。
また下調べをして訪れてみたくなった。

宇都宮出身の作家:故 立松和平氏の著書「恩寵の谷」を読んだ。氏の曾祖父をモデルに書かれた小説で、明治期に兵庫の生野銀山から
足尾に来た坑夫の地中に夢を託した生き様を描いた作品。
自分の父方の曽祖父もこの様にして足尾に渡ってきたのではないだろうかと想像した。認知症になってしまった父にもう少し昔のことを詳しく聞いて書き留めてくべきだったと今更ながら思う。



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