金生遺跡を世界遺産 世界標準時の天文台にしよう会

農耕開始文明の判別は太陽暦の存在なのか

農耕には季節を見ることが必要であり、太陽暦が基準となることから、太陽暦の存在がそれを判定する基準となる。しかし各文明の置かれていた気候条件を見ると以下のような違いがあったようだ。

ナトゥーフ文化とそれに続くヤンガードリアスの寒冷化後の農耕開始の文化では、太陽暦の存在は観測装置が無いことから、明確で無いし記録も残されていないようだ。


 先史時代紀元前6,000年~紀元前5,400年頃に北東シリアのテル・ハラフを中心に北メソポタミア、シリア、アナトリア、現トルコとシリアの国境周辺の「肥沃な三日月地帯」北部で始まり広がった有土器新石器時代です。という


シュメールに繋がる北メソポタミアでは、天水農耕可能な地域から始まったが、雨期の存在があることで、暦無しでも雨期を基にして、農耕はそれなりに出来たのだろう。


エジプトなどは、ナイル川の氾濫が定期的に起きていることで、シリウスが出ることを知ることから、太陽暦開発の必要性はうすれることになる

シュメール文明に至り、乾燥地域の灌漑農耕であるものの、海岸線が深く存在していて、太陰暦を使用するが、春分を起点とする暦を基にする灌漑農耕であることから、太陽暦を必要としていた、しかし春分をどのようにして知ったのか、カペラによるとされるが、ではその知識をどのようにして手に入れたのか、それは明確にされていない。
こうしてみると、シュメール文明は縄文文化と同じように、太陽暦を必要とする立地であるが、星を見ていることから、太陽観測は地理的問題から出来なかったのでは無いか。
縄文人のみが太陽観測を行う必要性と地理的利点などの好条件に有ったのでは無いか。
しかも縄文早期には太陽暦も太陰暦も開発し、波状突起口縁の土器に2,4,6突起の土器として記録していたときには、シュメール文明に先行する北メソポタミアでは、やっと土器が作られ始めていたという。

          

 

図はお借りしました

引用ーーーーーーーーーーーーーー

中石器時代:
石器時代の旧石器時代と新石器時代との中間の期間にあたる。亜旧石器時代(英語: Epipaleolithic)とも呼ばれる。
社会の形態は狩猟採集社会であった。
この時代の遺跡は極めてまれであり、ほぼ貝塚に限られている。
ほとんどの地域の中石器時代は、小型複合燧石(細石器と細刻器)によって特徴付けられる。
漁労具、石製手斧、カヌーや弓矢のような木製品が、いくつかの遺跡で見つかっている。
世界の森林地帯では、最初の伐採の痕跡が見つけられているが、伐採の本格的な開始は、農耕のための特別な土地が必要となった新石器時代初期であったと考えられている。

新石器時代:
 伝統的に石器時代の最後の部分とされる時代である。新石器時代は、完新世のうちのひとつの区切りである亜旧石器時代に続き、新石器革命を形成する耕作の発展によって開始され、銅器時代もしくは青銅器時代に、また地域によっては直接鉄器時代に入り、冶金術の成立によって金属による道具が広まったときに終了した。
この時代には主に磨製石器が使用されるようになったが、打製石器の使用も継続している。

新石器時代の文化は紀元前8500年頃、レバント(エリコ、パレスチナ)に現れる。その地域では、直接亜旧石器時代のナトゥーフ文化から発展した。ナトゥーフ文化は野生の穀物の使用を開拓し、それは現在の耕作に発展する。
従ってナトゥーフ文化の人々は「プロト新石器時代」(紀元前11000年頃 ? 紀元前8500年頃)と呼ばれうる。
ナトゥーフ文化の人々は食事を野生の穀物に依存し、定住生活を始めていたので、ヤンガードリアスと関連した気候の変化は、農業を発展させることを人々に強制した。
紀元前8500年から紀元前8000年ごろに、耕作のコミュニティはレバント地方で作られ、アナトリア、北アフリカ、および北メソポタミアに広がった。
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沼澤地方
ula と呼べる女に

蛙どものむらがつてゐる
さびしい沼澤地方をめぐりあるいた。
日は空に寒く
どこでもぬかるみがじめじめした道につづいた。
わたしは獸けだもののやうに靴をひきずり
あるいは悲しげなる部落をたづねて
だらしもなく 懶惰らんだのおそろしい夢におぼれた。

ああ 浦!
もうぼくたちの別れをつげよう
あひびきの日の木小屋のほとりで
おまへは恐れにちぢまり 猫の子のやうにふるへてゐた。
あの灰色の空の下で
いつでも時計のやうに鳴つてゐる
浦!
ふしぎなさびしい心臟よ。
ula ! ふたたび去りてまた逢ふ時もないのに。


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