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学習机の思い出で振り返る、机の高さの話

2015-03-09 | インテリア

こんにちは、ICの吉野です。

みなさん、机の高さについて考えたことってありますか?

 

私は最近、小学校入学以来使い続けてきた学習机をついに処分しました。

今は亡き祖母が買ってくれた、どっしりして重くて大きい机で、これはこれで使い勝手はよかったんですが、教科書を広げて勉強したり、画用紙を広げて絵を描いたりする用途から、デスクトップパソコンとキーボードを置いて使用する用途へと変わってからは、微妙に使いづらい机になってしまいました。

すごく肩こりするようになってしまいまして。

インテリアコーディネーターの資格をとるときに、人間工学のジャンルで「机といすの高さは身長をベースに最適なサイズを割り出す」と勉強したのを思い出したので、ためしに計算をしてみました。

公式は、

机の高さ=身長×0.25-1+身長×0.183-1

私の場合は、身長は156cmなので、

156×0.25-1+156×0.183-1 となります。

そうすると、38+27.548=65.548

65cm~66cmの高さの机が体に合った最適高さとなりました。

さて、今まで使っていた机の高さをコンベックスで測ってみると・・・なんと、75cm!

10cmも高い机を使っていたんですね。

子供の時は、付属でついていた高さ調整のできる椅子を使っていたし、机の天板面を見る作業が多かったけれど、今は付属の椅子は足元が窮屈になったので普通のダイニングチェアを使っていて、デスクトップパソコンという正面を見る作業が主になったことも違和感の原因と言えそうです。

 

既製品の、オフィス用もしくは学習用途のデスクの規格は、70cm~75cmが一般的なようで、

この値は、前述の公式から考えると、163cm~175cmの身長をフォローする範囲になります。

この範囲におさまるのは一般的な成人男性の身長になるので、私のように背の高くない女性にはちょっと高すぎる規格なんですね。(でも、事務椅子は高さ調整ができるので、足元に台を置いたり、座面にクッションを置いたりで、理想的とはいかないまでもとりあえずの調整は可能です。)

あと、もっと背の高い人にとっては窮屈なサイズとも言えますね。

こうして、自分の最適サイズを導き出した結果、高さ64センチのダイニングテーブルを見つけて、それを作業用の机として現在使っています。ちょっと低いですが、キーボード面は肘より低いほうがよいという情報があったので。実際、長く座っても疲れない環境を作ることができました。

お子さんが小さいときに買う学習机は、大が小を兼ねることの価値は高いと思いますが、成人して体格が定まったら、プライベート用の家具は、スペースに対するサイズと同時に、体格を基準にして選んでみるという考え方も、オリジナルな豊かさを与えてくれると思いますよ。

 

 

 

 

 


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