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(360゜)保守「本流」誰の手に のまれるハト派

2015-11-21 02:04:13 | 日記


 安倍政権下で保守本流が「空き地」化しつつある。ここに旗を立て、日本政治の一翼として復活させようという動きが出てきた。


 1月23日、東京都内のホテルに3人の自民党幹事長経験者が集まった。加藤紘一、古賀誠、山崎拓。加藤と古賀は名門派閥「宏池会」の元領袖(りょうしゅう)。山崎は加藤の盟友だ。


 「今の自民党は右に寄りすぎだ」「『保守本流』を担う世代を育てないと」。3長老は危機感を吐露し合ったが、名案は浮かばぬまま別れた。


 保守本nike スニーカー――。宏池会の「派是」だ。自民党内のハト派とされ、吉田茂が進めた軽軍備?経済重視路線を引き継ぎ、所得倍増計画で高度経済成長を実現した元首相池田勇人の流れをくむ。穏健な政治手法や所得再分配、アジアとの友好を重んじ、大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一という首相を生んだ。


 一方、衆参のねじれを解消し、国会で「1強体制」を築く首相安倍晋三は祖父?岸信介の流れをくむ「清和会」出身。自主憲法制定を強く主張してタカ派?党内右派として知られ、党内で「保守傍流」と呼ばれることもあった。


 安倍自身、安全保障政策や憲法改正を前面に掲げ、強気なアジア外交を展開し、高い支持率を維持する。宏池会が担ってきた本流としての存在感は薄まる一方だが、そこに目をつけた現職政治家がいた。


 長老がため息をつきあった3日前の東京?丸の内。業界団体の会合に出ていた宏池会元会長で法相谷垣禎一のもとに、民主党の元官房長官、枝野幸男が歩み寄った。


 「谷垣さんたちがしっかりしないと、我々が取りにいきますよ」。枝野の保守本流奪取宣言だった。




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