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Minuma Factory

趣味のひとつ、電子工作、アマチュア無線を中心を紹介する自己満足ブログです。

ローテーターコントローラー製作

2018-11-18 20:24:15 | 自作
当局のシャックは手狭で無線機の操作は手の届くところにあるのでいいのですが、ローテーターは場所の関係で手を伸ばさないといけない位置にあります。

ローテーターはヤエス製でプリセット機能もあるのですが、プリセットも”だいたい”の位置をボリュームで設定するため、やはり所定の所になるまで手を伸ばしっぱなしにしなければいけないのが実情。

このローテーター、リモコン端子があるので、今までRLボタンを延長して操作していたのですが、やはりずっと押しっぱなしにしなければいけなく、QSOに集中できないこともしばし・・・

そこで、数値入力した方角に自動的に動かすコントローラーを作りました。



記事としては、ここからでいいでしょう。 一通り部品実装し、プログラム中(一つ一つの動きを確認しながらプログラミング)です。
イメージはつきますか?

で、次・・・

液晶表示ということで、ケースに悩みました。 アルミ板に穴をあけても、直接液晶が触れないようにするにはアクリル板が必要ですが、見栄えを考えると、アルミ板分だけザグリ加工が必要。 でもフライス盤なんて持ってません。

結局、Elecrowのアクリル板削りだしサービスを利用しました。
で、表面はプリンターで文字入れをしたシールを貼るという作戦に。

写真は段階を踏みながら・・・

まずはCADで図面書きです。 でもいきなりアクリル板削りだしサービスに発注なんてリスクが高いので厚紙でテストしました。


まずはCADで図面書き。


厚紙に印刷して部品にあわせます。 やはり微調整が必要でした。


スケルトン仕様! でなくシールを貼る前の位置合わせです。



裏面です。

途中は割愛していきなり完成写真!


パネル色、文字色はヤエスのローテーターコントローラーの色を参考にしました。
液晶のバックライトの光が透過したり、隙間から漏れていますが、個人ユースなのでOK!


ステッカーを表面に貼るときにネジ止めを忘れてしまい、剥がした跡があります。
やはり急いでは事を仕損じる いや、失敗します。



実はこのコントローラー、テンキーで方角を入力するだけでなく、リモコンでも・・・
中華リモコンなので電波の質は??? ”テスト用”ということにしておいてください。
タワーの上で調整ができます。 正確な方角はわかりませんが、ケーブルの絡み確認ができますね。


HAMLOGで方角が目安として出ますが、当局のアンテナはこの数値で結構合うんです。(国内は) これでアンテナ向けるのが楽になります。

構想から1年、最初の部品購入から半年でようやく完成です。
組み立て途中で回路ミスに気付いたりと、最近は設計段階でのミスが多いですね。 基板もジャンパ飛ばし無しで、1発で動いたことは滅多にありません。
集中力がなくなっているのかなぁ???


ナローフィルター装着用基板作成

2018-02-14 20:21:29 | 自作
ヤフオクでナローフィルターが比較的安価に出ていたので購入したのですが、到着後、開封してビックリ!

フィルター単品で、無線機に取り付けるための基板がついていないではないですか!

まぁ、写真をよく見ずに落札した自分が悪いのですが、世の中にはフィルター単品でも無線機に装着できるものがあったようですね。 勉強になりました。



↑奥は前から持っていたCW用フィルター 無線機にコネクタでさせる様な基板がついています。
↑手前は落札したSSB用フィルター フィルター単品です。



勉強で終わらせては高い勉強なので、何としてでも有効利用すべく、装着用のプリント基板を作りました。




CW用フィルターの基板を採寸し、作成。 ところが、フィルターを装着するとフィルターが傾く!
どうも基板の穴ピッチがおかしいようです。



フィルターの端とプリント基板の端が左右で違うのわかりますか?
右側に傾いています。 ということは、センターからの穴位置が離れすぎ ということですね。
ま、端子に無理な力が大きく働いているわけでもなさそうなので良しとします。

で、一難去ったと思ったら、もう一難!  ねじ止めの穴と無線機との接続用コネクターが干渉します。
これはコネクターの仕様確認ミス ですが、でもこのコネクター以外の選択肢がないので、カッターで
切断です。



白いコネクターの根元に、端子を抑える(暴れないように)している白い部分があるのですが、これがねじ穴に被さっています。 両端の端子がはんだ付けされれば用は足りるのでカット! というか、それ以外の選択肢はありません。

ちなみに、裏面は下の写真のようになります。




で、無線機に装着!



無線機側は端子、穴ピッチはOKでした。

プリント基板代もそうですが、コネクターがDigi-Keyでしか手に入らなく、送料無料にするために余計な買い物をする羽目に・・・  結構高くつきましたが、本プロジェクトは無事終了!



冷却ファンコントローラー 製作

2018-02-02 11:47:02 | 自作
格安PCB業者の出現で、PCB作りが目的となり、PCBが届いても物にならない日々が続いておりましたが、ようやく形になるものができました。 と言っても組み込みまで終わっていませんが・・・


古い無線機を使っている関係で、パワーを出すにはリニアアンプを使っているのですが、FMでCQなんてやってると結構熱くなります。 リニアアンプメーカーも自然冷却前提で設計しているのでしょうが、やはりここは冷やしたいところ。 でもファンのON-OFFを手動というのも芸がないし、結構風量が多く、騒音の原因にもなりますので、この2つを解決するために、コントローラーを製作しました。


いきなりPCBの写真から・・・



5枚注文したのですが、6枚きました。 まぁ、このサイズ(50mm x 28mm)でも100mm x 100mmでも同じ
価格なので、ちょっと損した気分ですが、もともとが安いので1枚サービスで我慢しましょう。


部品を取り付けている所で、回路ミスを発見! ジャンパーで対応ですが、反省!




実際のファンとセンサーをつなぎ、プログラミングです。
作動温度設定はプログラムでやってもいいのですが、予め温度を決め、計算をしておかないといけないので、「触った感覚」で決める私としては、面倒なので、ボリュームを取り付け、DA変換値との比較としておきます。

ファン速度は2段階にしました。
リニアアンプのヒートシンクが大きいので熱伝導速度を考慮し(?)、プログラム上でのヒステリシスは無しとしました。 たぶん、10行程度プラスのプログラムで対応できるのでしょうが、できるだけ頭を使いたくありません。






基本作動が確認できたところで、今日はここまで。
後日、リニアアンプに組み込みとなります。


それにしても便利な世の中になりました。
PCBは安いわ、マイコンは安いわ。 昔はオペアンプを使い、ヒステリシスの幅も抵抗を取り替えて調整したり、面倒でしたね。 2段階スピードなんて回路が倍とか。

【自作】プリアンプコントローラ

2017-05-26 16:26:15 | 自作
10年前にQRTするOMさんにいただいた直下型プリアンプが手元にあることを思い出し、活用しないのはもったいないと思ったものの、プリアンプコントローラーが無いと使えないことが発覚!

調べてみるとアンテン自体がもう無いのか、市販ではプリアンプコントローラーが無い様子。←他のメーカーが同じものを作っていると、自作した後に発覚・・・


昔のCQ誌の記事を見てみるも、ロジックICと555等で原始的なディレータイムを生成している様子。
人のつくった回路そのままというのもつまらないので、アンテンのプリアンプコントローラーベースの仕様で回路から自作することにしました。

今はPICというマイコンが非常に安く手に入りますし、Cコンパイラも持ってますので、まぁ、楽勝でしょうと思い着手。


で、出来上がったもの・・・
プリアンプON/OFF切り替え機能 + アンテナA/B切り替え機能 + ディレイ
機能(ディレイタイム可変)

使い勝手を重視し、アンテナA/B切り替えと、ディレイについては、メモリー機能を
つけ、電源OFF前に設定したままの状態を、次の電源ON時に動作させるというもの。


PCBも最近は非常に安価に作れる時代で、見た目は市販品のような感じです。←自画自賛





さすがにケースの穴あけの精度は良くないですが、ボール盤ですから仕方ないですね。


作動も問題なし!  GW中は19エレスタックで5エリアも聞こえました。 ま、プリアンプコントローラの性能ではないんですけどね。


PCBですが、一回注文すると6~7枚くらいくるので、まだまだ余ってます。
ん~商売でも始めるかな? 趣味なので無理ですが・・・





このブログを見られてる方でチャレンジされるたい方いますか??

バランの製作

2017-05-20 08:23:42 | 自作
毎年夏にキャンプをしますが、今年は無線復活(?)ということで、キャンプ場で移動運用をしようかと企んでます。

過去に7MHz帯で逆Vを張って移動運用はしていたのですが、今年は50MHz帯でやってみようかと思い、アンテナを作る予定です。

で、いきなりアンテナ の前にバラン製作をしてみました。

1:1の強制バランの製作記事はWebでも書籍でもたくさんあるので、かなり安直に考えていたのですが、いざやってみると・・・  ダミーロードを付けて計測してもSWRが下がらない!



巻き方が悪いのか? 巻き回数が悪いのか?  分解しては色々とためしましたが、どうもうまくいかず・・・
巻き回数を変えればHF帯は下がったり・・・ はて??


「もしかしたらダミーロードがいけないのでは?」と思い、セメント抵抗で作ったダミーロードの代わりに、市販のダミーロードをつけたところ、下がりました!



そういえば、セメント抵抗、巻線抵抗だったような。 「50MHz帯くらいだから巻線抵抗でも大丈夫だろう」と甘く見ていたのですが、どうもこれが原因のようです。
結局、バラン自体はしっかり動いていて、単純にダミーロードが正しく作用していなかった(直流抵抗はOK)ようです。



↑これが犯人



とりあえず、ダミーロードはできたので、アンテナ本体ですね。
簡単にヘンテナに済ますかな・・・ キャンプ場で目立つのもナンですしね。