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地震防災対策を始めよう

大地震発生で避難生活になったら・・・身近な地震・防災対策始めましょう。

津波からの避難は? 東日本大震災 体験談②

2013-02-26 | 防災豆知識
●生死を分けたのは「津波てんでんこ」

 後藤さんの話は、「津波で死んだ人、助かった人、その差は何だったのか」に及びます。今回の講演で最も気になっていた点です。生死を分けたのは、シンプルに「津波てんでんこ」を実践したかどうかでした。「てんでんこ」とは、「てんでんばらばらに」を表し「人にかまわず1人で高台へ逃げろ」という意味。「一族を存続させるためにも、1人だけでもとにかく早く高台へと逃げろ」「自分の命は、自分の責任で守れ」という意味も含みます。さらには「他人を助けられなかったとしても、それを非難しない」という暗黙の約束事にもなっているのです。

 他人に構わず、自分だけでも逃げて助かる。そのための気のきいたコツだとか、目からウロコのノウハウなどありません。あの時津波によって亡くなったのは、せっかく避難をしたのに身内を心配して家に戻ったり、貴重品やタンスの現金を取りに帰ってしまったりした人が多かったのです。

 さらに驚いたのは、死んだ人の中には“そもそも逃げなかった”人もいたこと。「あの津波で逃げないなんて!?」とわれわれのような部外者が感じるのは、きっと後の状況を知っているからなのでしょう。津波の恐怖を知っている東北沿岸在住の人でさえ、予想ができなかった。それほど想定外の津波だったようです。

津波からの避難は? 東日本大震災 体験談①

2013-02-25 | 防災豆知識
お台場の東京臨海広域防災公園で8月20日~9月4日に開かれていた「そなエリア ボウサイウィーク!」という防災イベント。「宮城県南三陸町語り部の会」が、被災地のメッセージを伝えてくれる講演を行いました。そこでのレポートを抜粋でご紹介します。(防災・防犯ラボより)

●陸の孤島から無事生還

 お話をして下さったのは、宮城県南三陸町語り部の会の後藤一磨さん(63歳)。地震当日と直後の模様を、生々しく語って下さいました。後藤さんは高台に避難して命拾いしましたが、避難した場所は陸の孤島状態でした。食料、水はない。携帯はつながらない。テレビ、ラジオもない。自衛隊の助けも届かない。避難者の中には常備薬を切らしたお年寄りも少なくなく、業を煮やした後藤さんはその場にあった軽トラックを運転し、5時間かけて助けを求めに行きました。

 たどり着いた南三陸町は壊滅状態で、当然ながら行政は機能していません。そこで、現地に到着していた自衛隊に救助要請を直談判しました。結果、ヘリコプターを避難場所まで飛ばしてもらうことができ、全員無事助かったそうです。それにしても、驚くべき行動力です。

もし、いま地震が起きたら? iPhone向け防災アプリ「もしゆれ」

2013-02-13 | 地震防災ニュース
独立行政法人の防災科学技術研究所が、iPhone向けの防災アプリ「もしもいまここで大地震の揺れに見舞われたらワタシはどうなる?(もしゆれ)」の提供を開始しました

場所ごとの地震ハザード(危険情報)を取得し、その場所で起こりうる被害の可能性を伝えることで、平常時の防災・減災行動を喚起するアプリ。対応OSは、iOS 4.3以降で、料金は無料となっています。

 自分の顔写真と重ねて建物の倒壊や家具の倒壊、津波や液状化など、17種類の被害結果画像を表示する「自分撮りAR」機能を搭載。アプリを起動し、判定カメラボタンを押すと、今いる場所で自分の身に何が起こるかを具体的にイメージすることができます。結果画像は、FacebookやTwitterを通じて友人や家族などにシェアすることもできます。ぜひ一度お試しください。

最新の地震情報なら 「防災地震ウェブ」

2013-02-07 | 地震防災ニュース
日本で起きた地震の最新情報が一目で分かるインターネットサイト「防災地震ウェブ」(http://www.seis.bosai.go.jp)を、防災科学技術研究所(茨城県つくば市)が昨年7月よりスタートしました。

 このサイトでは、24時間以内に発生した地震の震源分布図のほか、各地の揺れの大きさを示す図は2秒ごとに更新。また、最近発生した震度4以上の地震も一覧できるようになっています。

 研究所では、全国に地震計を配備し、大きな地震だけでなく、体に感じない地震、さまざまな周期の揺れを測定し公開してきましたが、これまでは主に研究者や防災関係者向けで、一般の方には十分に活用されていない状況でした。

 昨年の東日本大震災以降、全国で震度1以上が約1万回記録されるなど地震活動が活発化し、国民の関心が高まっていることから、今回のサイト開設に踏み切りました。

大地震の直前には、見落としがちな何らかの兆候があるもの。日頃から、こまめに地震情報をチェックされることをお薦めします。

【地震発生!】寝ている時に地震が起きたら?

2011-03-27 | 防災豆知識
屋内にいる時に大きな揺れが来た場合、まずは自分の身の安全を確保する事が最優先です。
どんな地震も、約1分後には揺れがおさまって来るのが普通です。その1分間にどう行動するかに生死がかかっていると言っても過言ではありません
●寝ている時に揺れを感じたら、まず枕や布団、毛布などで頭を保護し、ベッドの下などに身をふせます。

●揺れがおさまったら、明かりをつけ室内の状況を確認します。
停電になっているおそれもあるので、普段から枕元には、メガネや懐中電灯を用意しておきます。電池切れや揺れで懐中電灯見つけられないのでは?と心配の方は、地震を感知して自動点灯するフットライトも便利です。

●室内を歩く時は、ガラスの破片などが飛び散っているおそれがあるので、スリッパ、厚手の靴下などを履くようにします。被災者の意見では、スニーカー、鉄板が入った防災用のスリッパ等も役に立つようです。

 参考リンク:「もし大地震が起こったら? 7つのポイント